2眼できる石は活き石

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 ルールじゃないけど碁を打つ上に知っておく必要がある大切な知識があるんでそれを説明するね。
 右の図は黒地4目(もく)白地4目で持碁(ジゴ)だという説明はしたよね。
ええ、持碁(ジゴ)って引き分けのことだったわね。
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 うん。持碁(ジゴ)って囲碁用語覚えたね。
 それでは右の図はどうだろう。
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 私だって10くらいまでの数は勘定できますよー。
 黒地3目白地4目でしょ。
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 ところがそうじゃないんだ。
 白◇と打つとこの黒は白の餌食になっちゃうんだよ。
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 そんなぁ、、、┓(´_`)┏
 そっか黒Aに打ったり黒Bに打ったりすると黒★がアタリになって取られちゃうのね。
 それなら何も打たなければいいじゃない。
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と打ったらどうする?
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と打ったら白石をまとめて取れるでしょ。
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と打つよ。^^
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 しつっこいわねぇ(○`ε´○)
と打って取るわ
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 取った後の黒の形をよーく見てご覧。
 隙間が一つしかないだろう。
 その隙間にと打つと黒石を全部取ることができちゃうんだ。
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 あれぇーッ!!ホンマヤァ!!
 碁盤から黒が消えたぁーー!w(゜o゜)w
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 白◇と打たれると黒から打っても取られるし、放っておいても白からはいつでも黒を取ることができるんだ。
 つまりこの黒石は生きることができない死石なんだよ。
 だから黒がパスして白がパスして終局となり以下の手を打たないで黒石を取り上げてアゲハマにすることができるんだ。
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 じゃあ、この黒は死んでいるの?
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 いや黒◆と打つと活きるよ。
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B●○┨
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 白にとってAやBは黒を取るとき以外は打ってはいけない着手禁止点だよね。
 白はAとBの両方を同時に打つことはできないからこの黒を取ることはできないんだ。
 AやBのように打ってはいけない空点のことを(め)というんだ。
 石はを2つ作ることができる余地があれば活きることができ、眼を2つ作って活きることを2眼(にがん)の活きというんだ。
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 白から◇と置かれると2眼作ることができなくなってしまったね。
 白◇のように2眼作ることを邪魔することをナカテ(中手、點)というんだよ。
 むずかしいのねぇ┗(-_-;)┛

 碁を覚えたばかりではむずかしく思うのは当然だよ。
 習うより慣れろで何回も打っているうちに段々とわかるようになるよ。
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 この黒はどうだと思う?
 2目の黒地でしょ。
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 そう見えるよね。
 ところが違うんだ。
 黒◆
がアタリになってることわかるかな
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 ええ、白◇に打たれると黒★は取られちゃうわね。
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 ★を取られないようにするためには黒◆と打たなきゃならないんだけどそうすると2眼(にがん)なくなってしまうね。
 つまりこの黒は活きていないんだよ。
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A●○┨
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 Aのように眼(メ)には見えるけどいつかはツガなければならない眼風のものを欠け眼(カケメ)というんだ。
 慣れないうちは眼(メ)と欠け眼(カケメ)の区別がつかなくて失敗するけど失敗は成功の母さ。
 失敗を重ねれば重ねるほど強くなっていくからめげずに碁をたのしんでね。p(^-^)q
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