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阿佐ヶ谷村 村立動物園
WE LOVE KAIJYU! 

        宇宙怪獣 エレキング ELEKING  

茶月「ピット星人の地球侵略用怪獣で、幼生の姿で湖に住んでいた。」
たがね「コイツも今に至るまで絶大な人気を持つ怪獣で、もうとにかくカッコイイ! 全体のシルエットはフツーの爬虫類型なのに、部分部分ははっきり地球生物から かけ離れてる所がスゲーぜ!」
茶月「デザイン面ではその辺が非常に上手く出来てると思うね。一見地味なのに個性が出てて、とても強く印象に残るんだよなー。」
たがね「ツノが左右互い違いにクルクル回ってる所とか、横長の生物離れしたクチ(?)から三日月型のエネルギー弾が撃ち出されたりとか、めっちゃやたらに長いしっぽでミクラスぐるぐる巻き!そして放電!カッコ良すぎ!!
茶月「生物っぽいデザインの中に、突然非生物的なツノが付いてる事で強いインパクトを生み出してるんだな。
 そういえば、『ウルトラマンA』でツノが回ってないのはピット星人からの指令を受け取る必要が無いから、と説明されている。と、言う事はあれ、アンテナだったんだな。
 長い尻尾は『ウルトラファイト』では水に浮いちゃったりしてて、ちょっとなあ。」

たがね「アレはアレで良し!たとえ色が黄色くてもオレはエレキングの味方だぜ!」

(「ウルトラセブン:第3話『湖のひみつ』」1967)

        幻覚宇宙人 メトロン星人 AILIEN METRON (推薦:種.3/9)  

茶月「人間の感情や理性を狂わせる赤い結晶体を煙草の中に仕込み、人間同志の信頼を断ち切ろうとする実験を北川町で行った宇宙人。」
たがね「もおおサイッコーにイカスぜ!!ちゃぶ台!タタミ!あぐら!LOVE!!
茶月「いきなりそこ行くのか・・・。まあ、あの場面は一度見たら脳に刻みつけられて忘れようにも忘れられないよな。でも、解釈によっては変とは言えないぞ。メトロン星にはああ言う文化が無い、とは誰にも言えないだろう。」
たがね「マジメに考えんな!!あのシーンは『さすがジッソーくんだぜ!』の一言で全て解決! そして夕焼けの中の戦闘シーンは『さすがジュンくんだぜ!』だ!!」
茶月「飛ばすなあ、お前・・・。そう言えば、夕日のジュンくん(大木淳(淳吉)氏)の仕事の中で一番印象に残ってる夕焼けシーンは、やはりこのエピソードだよな。」
たがね「夕焼けの光に包まれ、水面に写るたたずむメトロンの姿!! 夕焼けの中でセブンとメトロンのシルエットが重なる!!カッチョイイぜ〜!!」
茶月「メトロン星人のデザインも、なぜかカッコ良く感じるんだよな。全体に原色ばかりで派手だけど・・・。まあ、頭部や手はイカがモデルなんだろうけど、それがこの色とこの形になって、そしてあの演出で描写されると不思議と『宇宙人』としての存在感を持つようになるんだなぁ。」
たがね「何より、メトロン星人と言えば『順番にピコピコ光る「何か」』だろ!!『順番にピコピコ光る「何か」』フェチのオレとしてはアレ抜きにはメトロンは語れねーぜ!!
 そういやアレもやっぱイカがモデルなのか?たしか、あーゆー風に光るイカっていたよな。 あ、そうだ!!『ウルトラマンA』に出てくるメトロンJr.のは何で光らねーんだ?アレはオレは認めねーぞ!!」
茶月「ジュニアだけに『子供だから』じゃないか?人間のヒゲが大人になると生え始めるみたいに、大人になって始めて光る様になるとか…。あるいはあれは『性的ディスプレー』という奴で成熟したオスだけが発光器官を持ってるとか。Jr.は実は・・・。」
たがね「マジメに考えんなってば!!しかし、なんであの発光部ってあんなにカッコ良く感じるんだろーなー。イカスぜ!くぅーっ!」
茶月「私はラストのナレーションが好きだな。『このお話は遠い未来の物語なのです。えっ、何故って?我々人類は今、宇宙人に狙われるほどお互いを信頼していませんから・・・。』うん、いいなぁ。」

(「ウルトラセブン:第8話『狙われた街』」1967)

        地底ロボット ユートム U-TOM (推薦:種.3/9)  

茶月「謎の地底都市を守っていた護衛ロボット。頭部の弱点を撃たれると機能を停止する。」
たがね「完全に脇役なんだよなー、コイツってば。でもカッコイイなー、やっぱ。」
茶月「『カッコイイ』って言うのかな、これは・・・。セブンに登場するロボットの中では一番スタンダードなデザインだよな。」
たがね「頭部の誰が見ても弱点な弱点を撃たれると、両腕がダランと下がり、膝を付いて前のめりにガシャン!と倒れる! それでおしまい!機能停止!めちゃ弱!! イカス!!」
茶月「セブンなんか一発で倒してしまうしな。全然護衛の役割を果たしてないぞ。」
たがね「そこがイイんじゃねーか!! 謎の地底都市が最後まで「謎の地底都市」のママなのもオレ的にはグーだぜ!」

(「ウルトラセブン:第17話『地底GO!GO!GO!』」1968)

        ミニ宇宙人 ポール星人 AILIEN POLL  

茶月「凍結怪獣ガンダーを使って、地球に新たな氷河期(第3氷河期)を起そうとした宇宙人。」
たがね「イカスよなー、コイツら! 身長33センチで体重1キロって設定もイイけど、あのやたらにカン高い声、更にあからさまに糸で吊ったようなブラブラした動きがもーサイッコーにイカスぜ!!
 3人ともビミョーに人相違うのも超・激烈高得点だよな!」
茶月「冬山なんかで、遭難した時に見る幻覚の中だけに登場するって云う設定もかなりぶっ飛んでるよな。マトモな人間(笑)にはちょっと考え付かないよ。」
たがね「あのダンの、『そうか、幻覚を利用して姿を現すんだ』ってセリフがこれまたサッパリ意味不明!! そして自分のその説明で一人で納得するダン!! もぉぉ、ホントにスバラシすぎ!!」
茶月「あの説明で納得しちゃうのは、ダンの脳がヤバい状態になってるからだよ、きっと・・・。」
たがね「何しろ、この話は始めっから終わりまで謎だらけ過ぎだよな。そもそも、コイツらが何の為に氷河期を起こそうとしたのかも判らないまま終わっちゃうしなー(笑)。」
茶月「ガンダーはポール星の生物なのか、とかか?
 そもそも、地球には既に4回、氷河期が来てるのに、これから第3氷河期を起こそうってのも不思議な話だよなぁ(笑)。」


(「ウルトラセブン:第25話『零下140度の対決』」1968)

        ロボット怪獣 クレージーゴン CRAZY GON (推薦:華之介)  

茶月「鉄不足に悩むバンダ星人が、地球の車に目をつけて送り込んだ巨大ロボット。高速道路に霧を発生させ、右手のハサミで車を摘まみ上げて腹の中に入れ、宇宙船へ運ぶ。」
たがね「ぐはー! このデタラメ加減!! らぶり〜♪」
茶月「個人的に、デザイン面では決して高い評価は与えられないが・・・」
たがね「そお?シオマネキみてーに右手が大きくて左手が役に立たないぐらい小さいのとか、頭のてっぺんでアンテナがクルクル回ってんのとか、飛んできて着地する時に細くて頼りなげな足がにょにょっと生えてくるトコとか、オレ的にはすげーらぶり〜♪だけどなー。」
茶月「はあ、そうですか。まあ、霧に包まれた街の中で足音だけが響くシーンはかっこいいよね。あそこがクレージーゴンの一番の見せ場かも知れないな。」
たがね「『見せ場』って姿が見えてねーじゃん!」
茶月「バンダ星人はラジオの交通情報を聞いて渋滞している所を襲う。この辺の設定はなかなか楽しいけどね。」
たがね「しかも車を、一台一台トング状の右手でつまんでハラにひょいひょい放り込む! って、宇宙人にしてはえらく非効率的なトコロもスバラシイぜ〜!!」
茶月「製鉄工場とか襲った方が手っ取り早いと思うけどなぁ。いや、そもそもクレージーゴンみたいな巨大ロボットが作れるんなら『鉄』なんか要らないような気もするよな(笑)。
 あ、そう言えばラストの夕闇の中での残骸シーンはかっこいいな。あそこが本当の一番の見せ場かもな。」

たがね「まともに姿見せちゃいけねーのかよ!!」

(「ウルトラセブン:第38話『勇気ある戦い』」1968)

           


文責:茶月夜葉 yaIba' chaDQI' (9912.15)   もどる 


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