茶月夜葉「あずきちゃん・第伍弾SS」  7月。ある日曜の昼下がり。その少女は、ひとりで留守番をして退屈を持て余していた所だった。
『あ〜あ…。勇之助くん、いま何してるのかな…。』
 寂しそうにつぶやいたその時、ドアのチャイムが鳴った。
 その男は、何ヶ月も前からこのチャンスを待っていた。この部屋の家族が、少女を残して全員外出すると言う、年に数度しか望めない格好の機会を。
『は〜い!』
 本当なら、相手が誰なのかをインターホンで確認するべきだし、両親もそう教えていた。だがこの少女は、呼び鈴を押したのが想いを寄せている少年なのだと勝手に思い込み、不用意にドアを開けてしまった。
 男は、インターホン越しに宅配便の配達員のフリをする心構えをして待っていたので、突然ドアが開いたのには面食らってしまった。一瞬躊躇したものの、自分が宅配便の制服を着ていない上、他の言い訳を考える余裕もない。相手が誰か判らずに、訝しげな目でこちらを見ている少女の口元を抑えて玄関へと上がり込み、後ろ手にドアを閉めた。
『んっ…! な何…』
 男は迷わず、空いている方の手で拳を握り、少女の腹部を殴りつけた。気絶させるのが目的だったのかは判らない。が、少女は鈍い痛みを感じて低い唸り声を上げ、腰が抜けてその場にへたり込んでしまった。
 彼女は気絶さえしていなかったものの、殴られた痛みと、それを与えた男に対する恐怖で喉が詰まってしまい、声も出せなくなっていた。

 少女は混乱していた。今の自分がどんな状況にいるのか上手く把握できない。
 男は、そんな少女に構わず、少女を突き飛ばして廊下に横たわらせたかと思うと、薄い布地のミニスカートを強く掴んでめくりあげた。あまりに強く引っ張ったので、スカートのボタンはあっけなく外れ、男はそのままスカートを抜き取った。
 5ヶ月。 その間、この男は彼女の姿を見かける度に「あの娘を犯したい」と強く願っていた。その少女が、今、自分の足元でうずくまり、目に涙を浮かべ、体を震わせている。自分に恐怖し、怯えている。 そして薄いタンクトップと白い下着以外、彼女の体を隠す物は何もない。男は自分自信の興奮を抑えながら、少女の上に覆い被さる様に屈み込み、下着を掴むと勢い良く引きちぎった。
『や……っ!! やだぁ…! 見ないで…!!』
 自分の大切な部分が、男の血走った目に晒される。少女は我に返り、男の手から逃れようとジタバタと暴れ出した。が、男の力にはとても敵う物ではない。男は再び、拳で少女の脇腹の辺りを殴りつけた。少女の肋骨と男の拳骨がぶつかり、ゴン、と鈍い音が響いた。
『ぅ……!!』
 少女は心の底から犯されたくない、助かりたいと願ってはいたが、体は恐怖にすくみ、身じろぎ一つ出来なくなっていた。生存本能が、男に逆らう事の危険さを察知し、男の言うなりになる事を選んでしまったのだ。
 男は少女を仰向けにすると、少女の右足を自分の左膝で抑えつけ、左足を手で掴んで持ち上げた。少女の足が大きく広げられ、その秘部が、あられもなく晒し出された。
『やだ… やだぁ…!』
 男はコンドームの袋を取り出し、封を切った。だが男が用があるのはコンドームその物ではなく、それに塗られているゼリーの方だった。少女への侵入を助ける為に用意してあったのだろう、男はペニスに擦りつける様にして塗りつけ、そして自らの亀頭を少女の幼いヴァギナへとあてがった。
『ひっ…!!』
 少女はビクッと身をすくめたが、この状況から逃げ出す事は不可能だった。
 男は力任せに腰を突き出し、黒光りするペニスで少女のヴァギナを突き刺していった。
『きっ…! いやあぁ…!!!』
 亀頭の先端が埋まり、小さくて未熟な少女の、少女である部分が無理矢理押し広げられる。少女の耳には、ミシミシという低く不気味な音が己の体を通じて届いていた。
 やがて亀頭全体がねじ込まれ、小さくて未熟な少女の、処女の証が無理矢理突き破られる。少女の耳には、ブチブチという鋭く残酷な音が己の体を通じて届いていた。
『いっ…痛…! 痛ぁい…っ!!』
 そして陰茎の半分が挿入され、小さくて未熟な少女の、子宮口が無理矢理突き上げられる。少女の耳には、ゴリゴリという鈍く無情な音が己の体を通じて届いていた。
『ひぐ… ふ…あ"…っ!! やめて…お願…いぃ…!』
 あまりの激痛に、少女の全身が強張る。痛みを堪える為、膣の筋肉が、少女本人の意思とは無関係に激しく収縮し、男のペニスを強烈に締めつけた。
 さすがに男のペニスはそれ以上深くは入らなかった。少女の小さなヴァギナには、根元までの挿入は不可能だったが、それでも男はこれまでに味わった事のない快楽を感じていた。何しろ五ヶ月の間、ひたすらこの少女を犯したいと願い続けていたのだ。今日のチャンスを逃すまいと、意を決して行動に出た。
 その少女を、今、現実に強姦している。これに勝る快感など、この世には存在しないと考えていた。
 男は少女の事などお構いなしに腰を激しく動かしていたので、少女はもはや心神喪失状態に陥りかけていた。男は少女がもっと、もがき苦しんだり泣き喚いたりするものと思い、それを楽しみにもしていたが、現実はこんな物か、と納得する事にした。
 男が処女の膣内に挿入してから、ものの3分も経過していないのだが、少女の小さく、狭く、きついヴァギナが彼のペニスを絞めつけ、男を絶頂に導いていた。
 間もなく、男は腰を突き出し、亀頭の先端を、今まで以上に強く、今まで以上に激しく少女の子宮口に突き込み、溶岩のように濃く、地獄のように熱い精液を注ぎ込んだ。
 少女は膣内の異変を感知し、その腰がビクンと撥ねるように痙攣したが、それ以上動く事は出来なかった。
『う…っ あ…!』
 最後の一滴まで、自分の全ての欲望を少女の最も奥深い所に撃ち出した男は、限りない征服感と、それに伴なう底知れない達成感に満たされていた。
 男は、満足げな笑みを浮かべながら少女の尻を抑え、力を込めて狭いヴァギナからペニスを引き抜いた。
 5分弱の時間だったが、永遠にすら感じられるほどの恐怖と苦しみから開放された、という安心感からだろうか、少女の体から力が抜け、彼女はその場にぐったりと横たわった。
 男はデジタルカメラを取り出し、放心している少女の顔を、秘部を、そして全身をメモリ一杯に撮影し、すばやくその部屋を後にした。
 少女の意識はフェードアウトしていき、そのまま失神してしまった。


 空が夕焼けに包まれる頃、少女の母親がようやく帰宅した。
 母親はドアの鍵穴に鍵を差し込もうとするが、鍵が掛かっていない事に気付いた。
『ただいま〜… 無用心ねえ、鍵開けっぱなしで…』
 ドアを開ける母親。そして…、目の前の廊下に裸同然で横たわり、放心状態に陥っている愛娘の姿を見つけた。その股間からは白濁した精液が垂れ流されている…。
 ドサッ、と母親が持っていたスーパーの買い物袋を落とした。その表情が絶望に歪む。
『あ…あずさ…!!』
                              END

SS原案:あさがお様

もはや「無駄に長い」のもお家芸と化している気がしますね!!(苦笑)
がんばって短くしようとしているのになぜ取り留めもなく長くなるんでしょうか!!

絵の方もご意見を取り入れて廊下の背景を描いたんですが、意外と資料がない物で…。
カーペットなんか、苦労してそっくりに描いてるのに判んなくなっちゃってますねー(笑)。
あ、一応書いときますけど、この作品はフィクションです。これを読んで実行に移したりしても、
当局は一切関知しないのでそのつもりで。