2007年 6月18日  「ブレハッチ リサイタル」

昨日、ブレハッチのリサイタルを聴いた。
決してスケ−ルの大きいピアニストではなかったが、彼の独特の感性と表現力はとても好感が持てたし、今後がとても期待されるピアニストであることは間違いないと思った!

情報社会の今、とかく誰かや何かと比較することでLossや失敗を避けることが、常識であり利口で効率の良いやり方だとされる。しかしそれは同時に、自分自身を見失う、又は自分ならではの絶対的価値観の発育不全を巻き起こす根源にもなっている。

そんな中、ブレハッチはポ−ランドの田舎もん(スンマセン)ってことも原因なのかとも思うが、他人の演奏に振り回されずに成長できたピアニストなのかな、と感じた。
自分の中から湧いてきた感性だと思うし、それがとても自然だった。楽しかった♪

[曲目]
J.S.バッハ: イタリア協奏曲 BWV971
リスト: 《3つの演奏会用練習曲》より 〈軽やかさ〉
《2つの演奏会用練習曲》より 〈森のざわめき〉、
〈小人の踊り〉
ドビュッシー: 版画
ショパン: 舟歌 Op.60、24の前奏曲 Op.28