ゴルナーグラードからの写真。横幅の広い山がブライトホルン。ポリュックスはその左。左端がカストール。
クライネマッターホルンのゴンドラ終点から
ポリュックスの基部までイタリア側の雪の上
を歩く。ここは富士山と同じくらいの高度で、
特に帰りの登り返しがきつい。
左の写真にある南西の岩稜を登る。右奥の
雪の山はカストール。初めは容易だが最後が
難所。
まずカニの横這いのようなトラバース(右の写真)。
ホールドが173cmの私でやっと届くくらいの高い所に
あり、身長の低い人は苦しい。次のルンゼはホールド・
スタンスがなく一番難しい。岩の僅かな割れ目に足先
を突っ込んでずり上がったが、ガイドに引っ張りあげて
もらったようなものだ。この後、垂直の岩場を登ると
マリア像のある雪の上に出る。ここで
大休止。アイゼンを着けて、雪の斜面を
少し登ればポリュックスの山頂である。