旅のインフォーメーション
1.私の旅のスタイル
: パック旅行ではなく個人旅行。基本的には航空券だけを買って、行先や宿泊は現地で決める。
この方が旅の自由度が増し、楽しさも倍増する。時間だけはたっぷりある定年退職者の特権
である。気に入った所には滞在を延長し、逆の場合は早めに切り上げることが出来る。
といっても、大体のスケジュールプランは考えて行くし、宿泊も、深夜遅くに到着する場合や
日本で取った方が安い場合などはあらかじめ予約して行くこともある。
2.フライト
初めはAF(エールフランス)をよく使っていた。取りやすかったということもあるが、成田発で
唯一ヨーロッパへの夜行便があり、会社勤めの人がメンバーにいる場合は有難かった。
最近よく利用するのは、マイレージの関係でKLMである。航空機代の高い夏のハイシーズン
はマイレージの無料航空券で行くようにしている。
98年の6月末に、CX(キャセイパシフィック航空)を初めて利用してみた。いわゆる南回りで
あるが、時間的には北回りとあまり大差なく、その上値段が格段に安い。格安航空券で7万9千円
だった。1ケ月もヨーロッパへ行っているとずいぶん金がかかるでしょうとよく言われる。確かに
アジアと比較すると決して安くはないが、日本に比べれば安いものである。
3.宿泊
2001年夏の滞在費(宿泊費+3食の食費)は1日平均5千円以下で納まっている。一番下の
安宿に泊っている訳ではなく、2つ星か3つ星のホテルに泊まって、これだけであがっている。
オーストリア、イタリア、フランスでは1日5千円の予算であげることは可能であるが、物価の
高いスイスだけはそうはいかない。スイスでは平均単価を下げるために、ユースホステルにも
よく宿泊する。私の愛用しているのはツェルマットとグリンデルワルドのユースホステルである。
上記は1スイスフランが70円前後の時代のことで、最近はそうはいかない。2003年以降は
1スイスフラン90円前後で、約25%も値上がりしている。当然滞在費も25%ほどアップになる。
4.現地交通費
初めはスイスパスを愛用していたが、アルプス旅行でよく使うゴンドラやリフトはスイスパスが
25%引きであるのに対し、ハーフカードは50%引きである。総合的に考えるとハーフカード
の方が有利と判断して、最近は専らハーフカードである。
しかし。スイスパスにもいい所はあると思う。スイス国内の列車が無料だから、天気の悪い日
など気軽に列車に乗って遠くへ行くことの出来るのがいい。ザンクトガーレンの美術館に
セガンティーニの絵を見に行こうと思っても、ハーフカードだとついつい二の足を踏んでしまう。