昭和48年1月18日、 大西風が吹きすさぶ真冬の三浦半島小網代湾で小さなテンダーを漕ぎ渡り全長5.85mの可憐なクルーザーと面会した。
19歳からはじめたランナバウトを5隻ほど乗り継ぎ、
水上スキーやトローリングと青春を謳歌していた。
やがて、 オイルショックの到来、 ガソリンの高騰、
物価の上昇に悲鳴を上げていた矢先、 2才になる長男琢也を乗せ羽田沖で小さなヨットに出会うのである。
堀江青年の単独太平洋横断の快挙から日本にも普及し始めたJOG(ジュニアーオフショアーグループ)と呼ばれる小型クルーザーである。船室には台所も、
トイレもある。何にもまして魅力的な事は、全長5m程の小さな艇に数人が寝泊まりが出来、
外洋に出られるのである。・・
目から鱗が落ちたように、「舵」誌のバックナンバーを読み直すほどにヨットの奥の深い世界に魅せられてゆくのである。
その年の冬、前出のスプレンダー19を手に入れ、クルーザーのバイブル関根久氏著「クルーザー教室」で儀装、操船、結索、航海術、気象等を習得してどうにかヨットを操れるところまでには成ったが、
やるほどにシーマンシップへの道のりは遠くはてしない。研鑚の道は続くのである。
縁あって、 船橋海洋少年団に入団させて頂いた。
住まいが団の近くと言うこともあり、 同団ヨット部のお世話係りを仰せつかい昭和58年以来クラブの運営に携わり、微力ではあるが青少年に、ヨットを通じ船の体験をして欲しいと団活動に参加している。
その間、船橋市主催「少年の船」での中国上海へ海外派遣や、青少年育成功労賞、社会福祉功労賞、市制70周年功労賞と身に余る表彰を頂戴した。
平成16年から船橋教育委員会と共催し親子を対象にヨット教室、海洋教室、ヨット工作教室を開催し海事思想の普及を図っている。我々の活動が青少年育成に少しでもお役に立つならば幸いである。
平成14年11月号に老舗ヨット誌の「舵」誌に小生と愛艇「OliveOil」が何と贅沢なことに4頁に渡りオールカラーで紹介された。海洋写真家として著名な矢部洋一氏の撮影で実に綺麗な艇と良い男前に写っていてまっこと気恥ずかしい限りである。機会があり覗いて戴けたら光栄である。
|