OLIVEOIL流DIYメンテ特集 No5

超高輝度LEDランプの製作





UP DATE 2009.09.09

はじめに

 

 

発光ダイオードを使ったLEDランプは極めて少ない電力で光る新しいランプである。

このLEDを使って車のキャビンライトを作ってみた。省電力、熱が出ない、長寿命といいことずくめ。

長時間、ルームライトをつけっぱなしでもバッテリーに負担が掛からないのでキャビンライトもLED化

を進めたい。

そこで、点灯時間の長くLED化のメリットが高いと思われるマスト灯のLED化を試してみたが実際

に点灯テストをしその効率の良さに感動!海外では既に航海灯のLED化が実現し商品化されて

ているので我国でも早急な航海灯類のLED採用の法的制度改定を強く望むものである。



使用材料・工具
 @白色LED        超高輝度白色LEDダイオード20個
 A黄色LED        超高輝度黄色LEDダイオード6個
 B配線用基盤       配線に使うガラスエポキシ基板1枚
 C配線コード        赤、白の配線用コード若干
 D半田付け        半田付けこて、半田
 Eランプケース      完成したLEDランプを納めるSW付きケース
 Fのこぎり         基盤をカットするのこぎり
準 備 ・ 工 程
   
 
@ 基盤のカット       配線用基盤を寸法に合わせカットする。
Aソケット金具付け    電球ソケットにあわせて基盤に金具を付ける。
BLED取り付け      LEDの極性に合わせ基盤に差込み半田付けする。
Cソケット取りつけ     ランプケースの電球ソケットに極性を合わせ取り付ける。
D試験点灯         12Vの電圧をかけ点灯するかチェックする。
E取りつけ         キャビンに取り付ける
F 完了           ここまでの所用時間は2時間かかりました。
結     果

これがLEDです。長い足がプラス、短い足がマイナスです。 



白色LEDです。1個で30カンデラのものです。20個入りです。



LEDを取り付ける基盤です。ソケットに合わせカットする。



LEDを取り付けたところです。中央2列は暖色にする黄色
のLEDです。


裏側の配線です。左の差込が電球ソケットに差し込まれます




ランプケースに取り付けた状態です。この上にカバーが付きます。



レンズカバーを付け完成です。





6角パイプにLED4灯×6列取り付けたマスト灯を作りました。

マスト灯は通常、エンジンを切って点灯し点灯時間も12時間と長いので
LED化のメリットが高いライトです。

LED化した場合、消費電力は1.44W(20mA×6列×12V)で12時間
点灯した場合の電力量はて僅か17.28WH(20mA×6列×12V×12H)
となり
10Wの白熱灯では120WH消費しますのでLEDでは約1/7となりる
のでLED化の効果が高いです。

製作にはLEDの照射角度の死角を無くすために角LEDの角度を調整し
死角を無くしましたので実際に点灯しても死角は無く実に明るいマスト灯
になりました。

エンジンを停止し充電をしない状態でのバッテリ消費はヨットマンにとって
心細いものである。
LEDは夜間航海をするヨットマンに取って誠に福音をもたらすものであり
米国では既に航海灯のLED化が法令で認められ製品も販売されている。
日本でも早急な法令改正を求めるものである。


 

 

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