那智勝浦港: 憧れの風光明媚な温泉の有るみなと                BACK

初入港日 2002.08.03 エルドミンゴ








【概要】
紀伊半島有数の観光地で巨大ホテル、紀伊松島の景勝地や温泉に人気がある。
日本一と言う生マグロの水揚げもあり町はとても賑わっている。
港内は半島と島で外海から隔離され静かな水面で安心して係留が出来る。

【入港ガイド】
@山城島の灯標は顕著に視認できたがパソコン海図には灯標記載が無かった。
Aそのため山城島を特定が出来ず近づくまで判断に迷って苦労した。
Bやがて鰹島の灯標が視認できて山城島との位置確認が出来たがこの位置か
  ら乙島の灯台は確認出来ない。
C西北西に進むと突然乙島が島影から姿を現した。これで鰹島の現認が出来た。
D乙島灯標とホテル、石油タックがトランシェットし勝浦港へのアプローチを得た。
E岸沿いを進みホテルと大きな桟橋の中間を進み廃業鉄工所脇に横付けした。
F港内は観光船が立てる引波で穏やかでないが北側の岸壁はとても静かです。

【港町ガイド】
@風呂は道路を5分程北に温泉銭湯がある。硫黄泉で掛流しの本物温泉です。
Aあとの一箇所は鉄工所南の水路を登ったところに町内の温泉風呂がある。
B観光桟橋から紀伊松島めぐりの観光船が出ている(ヨットマンには無用か?)
C観光桟橋南西側は料理店街。「マグロ丼」が名物で美味なり。
Dさらに南西に立派で綺麗な商店街がある。ここはまごうかたなき市であった。
Eここの商店街は夜が早い!19時には店が閉まる。食いそびれぬ様に注意。
F市場の外れに繁盛してそうな大衆割烹料理店があったが入り損なった。
G商店街の西側にJR紀伊勝浦駅がある。

【エピソード】
@尾鷲引本港を出航してから間もなくエンジン音の様子が急におかしくなった。
アクセルを吹かすとストールするのだ。オーナーも小生もエンジンには一寸自信
があるのだがこの現象に原因が判らず頭をかしげるばかり。
Aやがて風も吹いてき5〜6ノットで紀伊勝浦港に向かう。帆走入港を覚悟し接
岸前にアンカー投入して着岸の段取りで入港したが幸いエンジンも止まらず無事
接岸できた。港の造船所に修理を依頼、原因は燃料フィルターの目詰まりでした。
B係留した廃業した鉄工所前には黒塗ベンツやその筋らしき方々が大勢出入り
し少々不気味ではあったが「水道を使ってえよ」と親切に言われホットした。

翌々日、母港船橋港の花火大会に備えタイムアウト。残念ながら小生は下船して
宝の山を前にして帰郷する事に。(涙)

【反省】
燃料フィルターはエンジン整備の基本作業のはずだが意外と手抜きする場所で
ある。造船所のエンジナーにタールまみれのフィルターを見せられ基本は大切と
大いに反省した。