布良漁港: 豊穣な漁場を控えた港 BACK
初入港日:1998.05.01 ヤマハDX 最新情報:2001.04.02 |
【プロフィール】 房総半島一の豊かな漁場でトローリングのメッカ。 黒潮と風と、東京湾から流出る潮流とが作り出す大潮目が立つ「野島沖」、「布良沖」と 言われる険悪な波が立つ海域の麓にある。 館山の平砂浦、その長い砂浜を南東に辿り、砂浜も終わり岩場に変わるところにあり、 停泊するには、事前に漁港に連絡し許可をもらう。停泊には料金が設定されている。 【入港ガイド】 @この港は高い岸壁に囲まれ、漁港口に赤い灯表がある。 A灯標の北側に港口があり狭い航路を東進すると、突き当たりに魚協組合がある。 B岸壁も嵩高く防波堤で周まれて港内は極めて静かで安心して泊まれる港である。 C台風時は高い岸壁を波が乗越えて来るので船は港の中央に係留して凌ぐと言う。 【港町ガイド】 @水と氷は漁協で分けてもらう。 A港の北西50mに小さなホテルがあり、食事と入浴が出来る。 B港の細い道を北方に進むと地場の魚介類を握る寿司屋が美味しいと聞く。 C朝、市場にいる仲買さんから魚が手に入る。 D港を出た南20m右側の食料品店があり、数は少ないが鮮魚や食料が手に入る。 Eさらに、南に進み坂道を登ると、中腹に小さな酒屋がある。 【であい】 釣アジを入手する為に陸路数度訪れた。 ヨットで訪ねたのは前艇(Y22DX)のお嫁入りに回航した先がこの港であった。 春ともなると、海女さん集団が港から魚場まで泳いで行く房総独特の情景が見られる。 国道に出て南に進み、左の小道を山に向かって急坂を登りきるとハングライダーの離陸 場が伊豆諸島を望む絶好の展望台がある。 冬の大西風の時、大木に囲まれた小さな広場にテントで一夜を過ごしたことがある。 ウエルトデイズニーの「真夏の夜の夢」の「禿山の一夜」のシーンのごとき20mの強風に 大木がうなりを上げ吠えまくる。 げに恐ろしき一夜を体験した。 |