小網代漁港:   Yacht Olive Oil 誕生の地                           BACK

出会い:1973.01.08  スプレンダー19(oliveoil)













【概要】
オシャレで、瀟洒な別荘が立ち並び、外国と見間違う素晴らしい景観である。
定置網の間をすり抜けてシーボニアの奥にこの景色がある。

【入港ガイド】
@沖からシーボニアのマンションを目指しアプローチをとる
A定置網の間をすり抜けて北側防波堤の灯標を目指し進入する。
Bシーボニアを過ぎるとヨットが係留してある一番奥に係留していた。
C桟橋は無いのでテンダーで乗り降りしていた。

【港町ガイド】
@何て言おうと小網代湾の早朝の景色が抜群に綺麗、ことに冬が善い。
A湾口に外国に見間違えそうなシーボニアにはレストランがある。
B小網代湾奥の漁村で季節折々の幸が安価に手に入る、茎わかめが旨い。
B三浦安人を祭った神社があるのも珍しい。
C湾口のミニ砂浜は海水浴に最適な静かな入江がある。

【エピソード】
俳優森繁久弥が初めてヨットに誘われてこの地を訪れた。
急坂を下り現れたシックな佇まいの風景に、「この、小憎らしいやつらめ!」と
大層くやしがり、妬んだと聞く。
その後、ヨットを購入、佐島マリーナを開設、あげくに日本一のヨット「ふじやま丸」
を建造するまでのめり込ませた因縁の場所でもあると言う。
その後、この静かな入り江に西武コンツエルンがマンションを建てシーボニアなる
マリーナが出来少々俗化してしまったのは少々残念ではある。

我が初代のヨットOliveOilが母港としていた入り江で、譲り受後1年ほどこの地に
係留させて頂いた。
まだ、週休2日に程遠い時代、毎週土曜日の夜、家族をカレー色の可憐なホンダZ
にのせ、毎週訪れては別荘として使用していた。
夜明けから朝方に至る小網代の情景は、それは、それは素晴らしい景色であり、
日がな一日舟遊び磯遊びに興じ、この地にキャビンを持つ大金持と何ら変わらぬ
「小憎らしいやつら」の一員になっていた。