吹之江: 伊豆七島珠玉のアンカーサイト BACK
初入港日:1998.7.24 エルドミンゴ 式根島北端地形図 吹之江 泊 |
【プロフィール】 伊豆七島の中で最も愁眉な入江で関東のヨットマン憧れの地である。 周囲は濃い緑に囲まれ、水あくまで透みわたり、中心には珊瑚も自生するという。 ここは港でなく人工建造物は皆無で、周囲を山に囲まれ緑深く、海側は岩礁に囲まれ 人里から離れ、道はなく、秘境の趣が強い珠玉のアンカーサイトである。 【入港ガイド】 @新島から式根島の最西端の岬を目指しアプローチをとる。 A入江に近づくいても岩礁がブラインドに成って泊地は見えない。 B近づくと入江は北西に開いて「泊港」と「吹之江」の2つの泊地がある。 C泊港も素晴らしいが夏期は船よけブイで進入禁止に成り入港はできない。 D西岸沿いを注意深く進み入口を探す。先着ヨットがいればヨットのマストが見える。 Eやがて吹之江の入口が確認出来るはずだ。 F吹之江の入口中央には暗洗岩があり満潮時は暗岩となるので注意を要する。 G水道の中央よりやや西側をバウワッチし暗洗岩を確認しながら進入する。 H係留は主に入江の西側に3〜4艇、簡単なビットがある。 I東側にも2艇ほど錨泊が出来そうだがビットは無いのでテンダーなどで岩にもやう。 J入江南奥に泊めた艇があったが干潮時は浅くて怖いな〜。 K底質は全域岩石と砂利でアンカーの効きは極めて悪く潜って岩に食い込ませた。 L上陸するときは操船出来るものが艇に残って走錨に対処することが必要。 M西〜北風の時は入出が困難となるので風向きが変わる前に速やかに脱出する。 Nそのため出船係船にしておくことが肝要と言う。 【島ガイド】 @町には入江最奥までテンダーや泳いで行き南側の崖を登ってゆくことになる。 A道はヨットマンが付けた獣道で、潅木、草木をかき分けて登ることになる。 B途中から後ろを見ると入り江の全景が絵葉書のごとく目に入る。 C吹之江では食料、水とも補給は出来ない。事前に野伏港で補給する。 D但し、水は新島から送られてくるので、大量補給は遠慮すべきであろう。 E秘境の温泉、足付温泉、地鉈温泉は必見である。 【エピソード】 何も言うことがない珠玉のアンカーサイトである。 地鉈温泉がすばらしい秘湯である。 地鉈温泉へのアプローチ 地鉈温泉 |