的矢安乗漁港: 人情溢れ、品格豊か、愛さずにいられぬ漁師町                             BACK

初入港:2002.8.7




【概要】
避難港の少ない遠州灘西航時に最初の港となる貴重で波静かな良港である。
安乗文楽を守る漁師さんも穏やかで人柄に品格を感じる素晴らしい漁港である。
ヨットの入港に受け入れも穏やかで係留場所も安心できる入港が出来る。
人情味豊かで温かな人柄に接してぜひ又行きたい港である。

【入港ガイド】
@遠州灘を的矢湾を目指し西航し突き当たる。
A右側の岬が菅崎、左側に安乗崎に灯台と防波堤が眼に入る。
B菅崎と安乗崎の中間を的矢湾に入る。
C防波堤の先端を過ぎると安乗漁港口の灯標が視認でき港口に進路を取る。
D漁港に入港し左側の定置網設置船に横付で係留した。
E係留場所は漁港中央の桟橋の南北側に係留ができる。

【港町ガイド】
@狭い路地に小さな食品店がある。
A道を尋ねると風呂は無いと言うので頼んで風呂に入らせてもらった。
 (後日、港に面した旅館で入れる事がわかった)
Bスーパーは南側道路を登り徒歩8分のところにある。
C水、氷は漁協で分けてもらった。
D魚貝類は漁港南側50mに漁協直営店で活魚も入手できる。

【エピソード】
@入港して風呂屋と食料店を探しに町を探索の途中で道を尋ねた方の家で入浴を
させて頂いた。
そればかりか、この夜、港で取れた「とこぶし」をたんとご馳走に成っ
たり、安乗文楽の口上を聞かせて貰ったり
人情の温かさに大いに感激した。
A三重県の漁師は珍しく夫婦船だ。多くの漁船は奥さん同伴でまっこと睦まじい。
B安乗漁港の漁師さんは極めてマナーが良い。港口まで徐行し引き波を立てず船を
走らせる。
しかも全漁船が真のデッドスピードで波一つ立てないのだ。
帰港時も静かに入ってくる。
但し、的矢湾奥の漁船は速度を落とさない。
C居心地の良い港で予定をオーバーして2泊した。

こんな港を好きにならずにはいられる者はいないだろう。何時の日に再訪問したいものだ。