おことわり・・・今回も、完全に管理人の個人的日記になっておりまする

 今年も八月は暑(熱)かった。

 「湘南の熱風」の興奮おさまらぬままに大文字(五山送り火)そして、最終週は信州ウィンドアンサンブル唯一の公式イベントであるサイトウ・キネン・フェスティバルに行ってきました。


Saitoh Kinen Festival 2011

 土曜日に前泊組でドイツのビール祭りを模したようなサマーフェストというお祭りで前夜祭です。
 先ずは、4時半から私とトロンボーンのH氏で場所を確保し飲み始め、そこにwata家が合流し、その時に近くに偶然居合わせた こみわさんと歓談、6時頃にモト家が合流し8時半頃まで、飲んだり食べたり話したり、結局なんだかんだで四時間が経過し、明日への余力を残して前夜祭を終了しました。


 次の日は、九時頃に伊勢町のガストで朝食をすまし楽器を担いで松本城に向かいます。途中でおかださんから本丸到着のメールが届いて、ここからは例年通り、十時頃に松本城本丸に到着して、他のメンバーを待ちます。

 まずは、昨夜一緒に飲んだ前泊組みが次々と到着し、続いてホルンのG女史がお子さんをつれて登場すると、今回の参加予定者は全員そろいました。そこからも、例年通り歓談をして全体演奏の開始を待ちます。
 子供達が大分大きくなった為か、なんとなく静かな時間が流れていき・・・

 いよいよ合同演奏十五分前という事で楽器の準備にとりかかりました。すると、何だか周りから少し熱い視線を感じます。

 なるほど、そういうことね・・・

 チューバなんて楽器は、今どき珍しくもないけれど、金色で大きなチューバを見慣れている中学生・小学生には、中途半端な大きさで銀色の楽器、しかもフロントアクションというタイプのものは見たことがないらしく、物珍しそうに遠巻きに見る子供や、「これってチューバですか?」と聞いてくる子供など、反応も様々で面白い。

 いよいよ、合同演奏が始まると、フロント・アクション・ピストンの動きに興味があるのか、自分の楽器吹かずに私の手元をちらちら見る子もいる始末…ちゃんと演奏しないと先生に怒られるよって言っても2000人の奏者に埋もれて引率の先生も個々の生徒にかまってられる状態じゃないですからね。やりたいほうだいです。

 それで、肝心の演奏はといえば、・・・

 残念ながら小澤征爾翁は体調を崩し指揮ができず、代わり小澤氏の助手を務め只今赤丸急上昇中の指揮者である三ツ橋敬子さんが指揮をしました。
 それでも、やはり2000人は御しがたく、星条旗は冒頭からかなりバラバラで何処に合わせればよいかわからない状況になってしまったうえ、目の前にスーザフォンがいて、前が殆んど見えないし、チラチラとかろうじて見える指揮に合わそうとしても回りで聞こえるテンポとちがってたりするし、とにかく一番よく聞こえたトロンボーンに合わせて何とか吹ききったという感じです。上を向いて歩こうは、かろうじてテンポは合っていたのですが、休符のところで音がしたりして、自分を強くもって演奏しないといけませんでした。信濃の国は、途中何度かヤバそうなところもありましたが、全員が曲慣れしていることもあってか、無事最後まで通りました。

 最後に、現地で会った おみわさんも一緒になって全員で写真をとり、そそくさと帰途につきます。本当は、皆と昼食をとってから帰りたかったのですが夜に地元の楽団の練習があったので致し方なく駅構内の餃子店で、餃子チャーハン定食&生ビールでお昼をとり、予約してあった「あずさ」に乗って何とか練習に間に合うよう帰ることができました。駅まで送っていただいたナカノさん、本当に毎度ありがとうございます。

 このイベントも今年が20周年、最初はマーチングも参加したんだよね。
 今では、そんな体力は全くないですが、次の20年も、元気で楽器が吹けたら幸せだなあと、あらためてお思いました。細く長くですね・・・

文責 はせさん

Special thanks
Nakano-san
Youichi-san