松本駅につくと、いきなりＰＨＳが鳴動。なじみのホームの階段を上りながら電話をとるとＡくんの声、さては体育館に着いたかなと思っていると「今松本駅にいますが、どこですか？」との応え、これは、凄い偶然と思いきや、おかださんの家にＴシャツと帽子をとりに行ったＷ一家が、私が「しなの６号」に乗っている事を知り、駅で朝マックするついでに迎えに来てくれたのでした。Ｗ家とは大文字で二週間前にあったばかりなので、なんだか妙な感じです。
　空は、朝の土砂降りが嘘のような快晴で体育館の駐車場で日向に駐車するのが怖いほど、全く今年の夏は天気に振り回されっぱなしと思うのは私だけではないはず、・・・
　既に各団体の演奏が始まっている体育館の二階客席でおかださんをみつけました。そして、Ｍ．Ｙ．ちゃんやＨ．Ｋ．さんが合流し今回のメンバー１４名が揃いました。そのうち６名が子供達・・・何とも時のたつのは早いものです。

　ピンクと水色のＴシャツに黄色の帽子姿で埋め尽くされた体育館を２階席から眺めるのは、今までのサイトウキネンにない景色で、とても新鮮かつ華やかな感じがしました。また、室内での演奏ということもあってか、音もリズムも練習の段階から合っていて、聞いていてとても気持ちが良い演奏です。
　演奏前の市長挨拶で、前回雨で中止となったパレードの話をしていたのを聞いて、松本の往復と飲み会だけで終わったそのときのことを思い出し苦笑しました。帰りは、雨のせいで長野周りとなり新幹線で小田原まで帰った記憶があります。
　市長のちょっと長めの話がやっと終わり、いよいよ本番、小澤征爾の登場です。彼がステージに上がると周囲の空気が変化するような気がするのは、 私だけでしょうか・・・

Ｔシャツ背中のロゴ	今年の帽子

　さて、演奏が始まると、これだけの大人数でしかも室内なのだから大迫力です。
　星条旗は本当にエネルギー溢れる演奏でしたし、上を向いて歩こうも元気が良くて大変楽しい演奏でした。観客が少ないためか信濃の国は歌声が小さく殆ど聞こえなくて残念。歌詞カードを持っている人も少なかったような気がします。
　最後に恒例となった感もある小澤さんへの誕生日をお祝いするハッピーバースデーを演奏し、合同演奏終了となりました。

参加者の全体写真　（おかださん提供)

　今回は、子供達６名に加え、おかださんの家でＳちゃんにも会えて、本当に賑やかなサイトウ・キネンの集いでした。しかも大きい子供達は何かしら楽器をやっていてるので、将来は、信州ウィンド親子楽団が組めるのではないかと思えるほどです。まあ、そこまでは行かなくても、数年したら、楽器を持ち寄ってミニ・コンサート付き小旅行など企画できそうな気がします。本当に楽しみですね。

　最後になりましたが、毎年毎年幹事を務めて下さっているおかださんと、それに快く協力して頂いているＴ．Ｎ．さん、そして、今年は、松本駅まで迎えにきて頂き、最初から最後までお世話になりっぱなしだったＡ．Ｗ．さんとそのご家族に心からの感謝を申し上げます。

文責　ハセサン