2015


 今年2015年は、サイトウ・キネンフェス・ティバル(SKF)からセイジ・オザワ・松本・フェスティバル(OMF)になった最初の年である。

 例年、遠方から信州ウィンドの仲間が集まるOMFの歓迎パレードと松本城本丸における合同演奏は8月23日に実施となったが、今回は、子供の行事やケガなどで関東組も関西組も一切来られないという寂しい状況となってしまった。

 そういったなか、私も16日にG2 Bandの本番「湘南の熱風」そして20日にあゆコロちゃんスーパーJAZZ楽団の本番である「厚木ジャズナイト」と演奏活動が集中していたが、幸いにも22日・23日にバッティングすることはなく、前日から松本入りする事ができ、これまた例年のごとく松本のビールまつりサマーフェストで前夜祭と称しビールをしこたま飲んだのである。

 翌日23日は、暑くもなく寒くもないパレードをする側には、丁度良い天気となり、私もアルコールの名残ゼロで、9時半にホテルをチェックアウトし松本城本丸に向かった。

 本丸についてしばらくすると、寂しい人数ながら信州ウィンドのメンバーが集まり始める。今回はOさん(旧姓 Hさん)Yさん(旧姓 Gさん)、OKさんと私が楽器を吹き、Kさん(奥さん)が見に来てくれた。

 今年は、第一回のOMFであるが、あいにく小澤征爾氏は腰を骨折したため、ほとんどの行事に来られない。そのため、歓迎の合同演奏を始める前に小澤氏から「今回指揮が出来なかった事は、大変残念であり、来年こそは、皆と一緒にその場にいて元気に指揮をしたい」旨の録音メッセージがながれた。

 続いて、昭和音楽大講師の松下京介さんが指揮をとって、ラデッキー行進曲と信濃の国を五十五団体、約二千五百人の大部隊で演奏する。

 「星条旗よ永遠なれ」がないのは、やはり物足りない。ラデッキーの譜面がミュージック8だというのも、ちょっと・・・という気もしたが、これだけの人数で演奏するのは、やはり迫力があって素晴らしい。

 思えば、最初にヘリコン・バスを合同演奏に持ってきた2年前は、雨天につきキッセイホール内での演奏となった。次の年、即ち昨年もヘリコン・バスを持ってきたが、天候が定まらずキッセイホール集合の後、快晴になったので野外の演奏となったもののホール前の広場での演奏となった。

 そんないきさつで、折角2回も持ってきたのにもかかわらず、松本城の本丸では演奏出来ずじまいであった。

 しかし、今回は、国宝松本城の本丸でヘリコン・バスを思いっきり演奏出来て大変満足している。もちろん、小澤征爾氏の指揮て吹きたかったのは言うまでもない。だから来年もヘリコン・バスを持ってこようと密かに決意している(笑)

 そして、パレードをする若人には申し訳ないが、できることなら抜けるような青空と眩しい陽光の下で演奏したいもである。

 演奏が終わり、記念撮影が済むと、Nさんの車でSちゃんと一緒に恒例の月の蕎麦へ、遅れてOKさんの案内で他3人が到着した。長野人があつまったので地元話に花が咲く

 私は、田舎そばのざる大盛りを、久々に堪能しながら、Nさんと四方山ばなしをして、帰りは、N家に車で宿泊する「ホテル花月」に送ってもらった。

 その後、サマーフェストで昨日制覇できなかったビールを軽く飲み、翌日、弁当片手にのんびりと帰途に就いた。

 今回は、県外からは私だけの参加となり寂しいくはあったけれど、それでも皆で楽しく吹いて、旧交を温める事ができ、充実したOMFであった。来年こそは、皆で小澤征爾氏の指揮で吹きたいものである。

文責 はせさん


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Nakano-san


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