それでも東海道の普通は時間的にきつかったので、ちょっとリッチに新幹線で静岡に向かいました。会場に到着した私がまず驚いたのは、音楽館AOIの素晴らしい事です。まるで松本の音文を思わせる内装で、見事なシャンデリアが二つ堂々と垂れており、非常に壮麗な感じを受けるホールでした。しかも、それが駅から徒歩1分のビル8階にある。なんとも恵まれた環境です
プログラムは、団体あたり3〜5曲で、全6団体が演奏しました。曲は通常のアンコンで聴かれるような曲から依頼作曲したというオリジナル曲まで、とてもバラエティに富んでいたため、普通のコンサートよりは大分長めでしたが、それは退屈さを全く感じない程よい緊張感を保つ充実した時間となりました。
団体の中には滋賀から参加されたとう団体もあり、私としては、それだけでも感動ものでした。というのも、彦根在住の信州ウィンドメンバー3人と、毎夏の大文字を一緒に過ごすのが、私の年中行事となっているからです。彦根も2度ほど訪れた事があり、その近くで活動している皆さんの演奏を生で聞けたのも本当に何かの縁かもしれません。
演奏する編成は、四重奏から、10人以上の大編成まであり、普段のアンコンでは味わえないダイナミックな響きを堪能しました。特に、最後に全員で演奏したアッピア街道の松は、まさに重低音の分厚い響きで圧巻でした。低音楽器の集合としては、サイトウキネンの松本城本丸の方がはるかに多いですが、室内で吹くいているために、実に物凄い振動(実際に椅子が唸っていました。)となって聴衆をダイレクトに襲うので、言い知れない感動に包まれました。
時間がなくてアンケートに記入できなかったので、以下に各団体の感想を述べます。
本当に楽しい演奏会でした。アンコン終わったばかりなのに、またアンサンブルをやりたくなってしまいました。第3回以降も是非続けていって頂きたいと心より思う次第です。