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           夕張岳・アポイ岳・樽前山


[期 日] H12年 7月9日(日)〜12日(水)   3泊4日        

[参加者] 6名

[天 候]  9日:曇りのち晴れ  10日:晴れ  11日:晴れ時々曇り   12日:曇り

[記 録]  羽田6:55==千歳8:25〜9:30==振内車止12:30〜13:00―取水ダム14:26―第一徒渉点14:50〜15:05―第三徒渉点16:00〜30―第一徒渉点17:00〜25―振内車止19:00(幕営)〜5:00==夕張登山口8:25〜8:40―夕張ヒュッテ9:00〜20―冷水の沢10:20〜25―望岳台11:22〜32―ガマ石12:15―夕張岳13:15〜40―水場(1435m)14:10〜20―望岳台15:05〜10―冷水コース分岐15:35〜40―夕張ヒュッテ16:20(幕営)〜5:30―夕張登山口5:50==アポイキャンプ場10:15〜47―休憩小屋 12:00〜30―アポイ岳15:05〜15―吉田岳14:17〜30―アポイ岳15:05〜15―休憩小屋16:55〜17:03―アポイキャンプ場17:00(幕営)〜5:07==襟裳岬6:30〜54­­==樽前山登山口12:00〜05―東岳12:55―樽前山登山口13:37〜50==苔の洞門14:30〜15:10==支笏湖温泉16:00〜17:15==千歳19:20〜20:35==羽田22:05

[費 用] 羽田==千歳(JAS) 19,600円(往復)マツダレンタカー46,200円      ガソリン8,000円、 アポイキャンプ場利用料520円、 アポイ山荘     入浴 500円 支笏湖温泉入浴 700円       

[感 想]

1. 予期せぬ台風が通り過ぎた幌尻岳の額平川の増水が心配のため平取役場に聞くが前日は雨が多くなかったとの情報を得て予定通り登ることにする。下流は水量は増えてないようであったが第二徒渉点から、腰まで雪解けの水に浸かって対岸に渡る。次の第三徒渉点では、ごうごう音を立てて流れる沢の流れが速く渡ることができない。何とか流れに逆らいながら対岸にたどり着いたが、全員を渡すことも出来ずまた先の徒渉点も危険が予想されるため撤退することにする。下りの第二徒渉点でひとりバランスを失って3Mど流されたが浅瀬で止まり事なきを得た。 

2. 昨年は夕張山荘までの林道は通れなかったが、今年は開通したため登山の車が駐車場には、一杯である。 女性軍は夕張山荘に泊まり、男性群はテントに寝ることにする。望岳台を過ぎたあたりから湿原が広がりシナノキンバイ、シラネアオイ、キンポウゲ、ミツバオーレン、チシマフウロ、ボタンキンバイ、イワオウギ、ウサギキク、アズマギクが咲き乱れており花の山の実感を味わう。吹き通しのところには、ユウバリソウ、ユウバリヒゴダイが地面に這いつくばっていた。頂上には一等三角点があり、十勝岳、芦別岳、羊蹄山が望める。 夕張山荘の夕食は、夕張コザクラを守る会の仲間と一緒になって盛り上がる。夕張メロン2個、ビール5本の差し入れがあり夜遅くまで楽しい時間が流れていった。

3.     アポイキャンプ場にテントを張ってアポイの山頂を目指す。平日のため登山客は少ない。休憩小屋から先にはイブキジャコウソウ、キンロバイ、アポイマンテマ、エゾコウゾリナ、タカネヤハズハハコ、エゾノカワラマツバ、オヤマソバ、ヒオウギアヤメの花がみられた。頂上は一等三角点があるが樹林帯で展望は襟裳岬の方面が望める。時間があるため最高峰の吉田岳まで足をのばす。海岸線を見ながらの稜線歩きは気持ちよい。斜面には紫のエゾルリムラサキが一面に咲いていた。心配していたダニにも食われず全員安心した。キャンプ場に着いてみると流し場の上に置いていた、今夜の網焼きように買い求めた北海道産のホッケ2匹が賢いカラスにもって行かれたことが分かった。アポイ山荘に入浴に行く途中にカラスの群が木の上にぶら下げて食べていたのを見つけた。全く油断が出来ない。仕方なく、魚なしの野菜網焼きで夕食にする。

4.    4日目時間の余裕があるため霧の襟裳岬に立ち寄る。霧笛が鳴っており一抹の寂しさを感じさせる。樽前山(東岳)も霧の中。風が強く展望もないため一等三角点に触って早々に引き上げる。見られた花:イワブクロ、ミネヤナギ、オンタデ

夕食は、千歳観光案内で聞いた回転寿司「北前船」でとった。山の中に入っていただけに寿司は、最高においしかった。値段的にも手頃でお勧めである。因みに生ビール\350

   今回手荷物以外の荷物もその場でX線チェツクを受けており、ガスボンベ、ガソリンは一時保管されるため、レンタカー会社にザックを予め送ったのは正解であったと思う。