懐かしき我が母校、その教師
私の出身高校には、こんな教師がいた。
いや、ただいたってだけの話なんだが。
まあ…いたんだよ。
其之一
笑顔がさわやかなテニス部顧問の、化学教師。
其之二
蒸し暑い夏の最中、ジャージ姿・手拭い持参で入室し、
開口一番「今日はやる気がありません」と言う、
現千円札の肖像の人に似てる化学教師。
其之三
某蛭子画伯に似た美術教師。
(いや、常識的な人で個展もやってたまじめな芸術家です)
其之四
自分の名字の由来を事細かに話して聞かせる英語教師。
其之五
定期考査で他の教職員とトトカルチョしてた私の担任。
其之六
其之五でトトカルチョに参加してた連中は、
飲み会をだじゃれ大会にしてしまう連中だったらしい。
其之七
チビ・デブ・バーコードハゲの体育教師。
準備運動中にバーコードが乱れると、颯爽と胸ポケットから櫛を取り出し、
神業ともいえる早さで髪を整えて櫛をポケットに戻していた。
あの鮮やかな手つきは忘れようとしても忘れがたい。
ちなみに容姿は上記の通りだが人気はあった。
まあ、今思えば、進学校のくせにチャラチャラした生徒ばっかりの学校で、
みんなよくやってたもんだなあ…。
