映画「ハリー・ポッターと賢者の石」を見に行きました
注意:と、言うわけで、映画見てきて思ったことをつらつらと無意味に書き連ねた文章です。ストーリーそのものの感想に付いては殆ど言及してませんけど、映画見てから読まないと意味分からないと思います。ちなみに山月は吹替版の方を見に行きました。
とっりあっえず〜、ハーマイオニー・グレンジャーLOVE。
かわええよ〜かわええよ〜、顔もかわええけどあのおしゃまさんな喋り方が最高にかわええです〜。羽浮かした時の、得意げだけど絶対素直に大喜びしたりしない、「当然よ」って感じの雰囲気がかわええんです〜。当てて欲しくて必死に手を挙げてる姿とかも〜。
ネビルを石にした時の「邪魔。」って感じの平然具合もええです。「君って時々すごすぎて怖い」っていう台詞がかなりヒットでした。もう、本気で魔女って感じ?(笑)「キレすぎるためにキレると怖い優等生」ってのは、いいですね〜…。
そうそう、あの「君って時々〜」の台詞もですけど、「規則破りも僕らの影響?」とか、「落ちついてたおかげだ」とかのやり取りの時の3人のバランスが絶妙で、かなり楽しかった。パンフレットで、「3人がそろうと電気反応みたいな相乗効果が云々」言うてた意味が分かった気がする。見た目も雰囲気も息の合い方もね。
ホグワーツ急行で3人がはじめて揃った時のシーンが好き。
あのシーンでひたすらお菓子をほおばるロンが印象的でなりません。いやん、かわいー…。
あの明るい、いい意味で未熟者っぽい、ちょっとヌケたところがいい。これからどう成長してくのかが楽しみ。あの明るいノリはなくさないで欲しいな。
あえて難を言うと。ルパート君にもちっと身長があったらなあ(苦笑)上げ底の靴履かすとかさー。と言うか、次回作でダニエル君に身長越されるんじゃないだろうな。…恐ろしい!ハリーより身長の低いロンなんて、3人揃った時のバランスがめちゃ悪くなるじゃないか、認めんぞ私は!(戦々恐々)
と言う私の訴えを聞いた友人は「多分それ映画スタッフも思ってるで。きっとルパートは今ごろ毎日牛乳飲んで毎日鉄棒にぶらさがっとるに違いない。そしてダニエルには牛乳禁止例(笑)」
まあ、ガタイがいいからルパート君はこれから伸びると思うけどね。将来性も見込んでの配役かなーとは思います。今は物足りないけど、これからいい男になりそうな感じ。
ルパート君とロンの成長が上手くシンクロしてくれたら、相当おいしいキャラクターになりそうだなー…にやり。
さて、主役なんだけど。ダニエル君…すごいねー…忘れ玉キャッチした時の「にやっ」て感じの笑いも、ホバリングするスニッチに目を丸くするのも、ヘドウィグ飛ばしてた時の表情も、可愛いとかのレベルじゃない。あのカリスマは一体何だ、末恐ろしい。鳥肌立ちましたよ私は。彼については感想述べることすら躊躇われるので、やめとく。
それにしても、パンフレットでは「あれ、目が青い」と思ってたんだけど、映画の中で見たら緑だったなあ。どっちがほんとの色なんだろ?
それにしても、ハリーもロンも、制服をたまに崩して着ていたりするのが可愛かったな〜…てへ。
他のキャラクターとしては。
フーチ先生が無駄にカッコ良かった!何あの人のデザインのカッコ良さは!?無駄だよ、ストーリーに全く影響しないよ!!あの颯爽とした雰囲気が、若い頃年下の女の子からラブレターもらってそうな…ていうか彼女が運動部の顧問だったりしたら、山月はお姿を拝しにグラウンドへ通ってます。
マクゴナガル先生は、配役が「天使にラブソングを」の院長先生だと知ってから、「あ、こりゃ適役だわ」と思ってたので、なーも言うことござんせん。イメージ通りで本当に嬉しかった。でもねー。ハグリットにキスされて頬を赤らめて笑うシーンが削られてて、心の底から残念でした(真剣に)。
マルフォイがねー。思ったより子供らしくて可愛くてねー!意地は悪いんだけど、憎めない。トロールと聞いて、他の子達と同様にパニック起こしちゃうところとかね。グリフィンドールが寮杯獲った時、悔しそうな彼を見てついスリザリンが可哀想だなーと。小説でもちらっと思ったけど、最後の最後で逆転されたんじゃあ腑に落ちないよねえ…。意地悪な子ばかりじゃないんだろうに。
ハグリットは、強面なのに不思議な温かみのあるキャラクターに仕上ってて、驚きでした。間は抜けてるんだけど、浅慮なだけの優しさではないような。初登場時と、ラストシーンの彼は、小説よりも好きです。何か、一般的な印象と私のそれは、ズレがありそうですが…。
ダンブルドア先生とか、双子とか、パーシーとか、出番少なくって寂しかったよ〜。特に双子!小説でも1巻はちょっと影薄かったけど。やんちゃなコンビネーションが見たかったよう。ま、次やその次で一杯出張ってくれることを祈ります。
クィレルやスネイプは、デザインが受け付けませんでした。いえ、キャラクターが好かないのであって、配役や演出の問題じゃありません。おっかしいなー、ああいう半端な悪役とかって嫌いじゃないし、現に小説読んだ時点ではかなりスネイプ先生が面白くて仕方なかったんですが。こりゃ純粋に見た目が嫌いなんでしょう。
背景や衣装や小物やCGやらの映像は、何もかもロマンティックで素敵…うっとり。ハリー達がいなくても、あのホグワーツは一度訪れてみたくなる。
スニッチが、あんな虫ちっくにホバリングすると思いませんでした。可愛いよ〜、一個欲しい〜、鳥かごに入れて飼いたい〜。
あ、あと、蛙チョコが食いたいです。口の中でみごみご動いたら気持ち悪くて面白そう(笑)
動く階段とか。魔法使いのカードとか。すごいよ、細かいよ。医務室のシーンでも、背景の絵動いてるし!動いてなくてもストーリーに影響ないのにっ。2巻でコリンの撮ったロックハートとハリーの写真が見てみたいー!!画面に入るのを嫌がるハリーと、それを引っ張り疲れてへばるロックハートが見たいよ、あのCGでっ。やってくれるかなー?…切られる可能性高そうだなー(苦笑)
でもなー。その写真見て笑うハリー=ダニエル君は死ぬほど可愛いに違いないと思うんだよなー(夢屋←ドリーマーと読む)。
でもなー。ここまでやってしまうと、本当に「ハリー・ポッター」の世界観がかなり固定してしまうなあと思いました。これから先、ハリー・ポッターと言われて、ストライプネクタイじゃない制服のハリーを思い描くことが出来る人が出てくるだろうか?魔法使いのカードを五角形じゃない形で描く事が出来る人がいるだろうか?小説じゃ容姿の描写なんて髪と眼の色と体型くらいしかないんだから、ポニーテールのハーマイオニーがいても良いような気がするんだけど(ちょっと邪道気味だけど)。
…ま、心配しすぎかな。
さて、ストーリーについてですが。
押さえるべきところは押さえてましたね。押さえるべきところしか押さえてなかったとも言いますけど。ぎっちぎち。展開早い早い。
話の流れを追っかけるので精一杯で、細かい心理描写に時間をとる暇もないんだもんなあ。でも…もしかしてわざと心理描写を押さえ気味にしたところはあるのかなあ。小説でも、心理描写はわりと基礎的で地味だし。大げさにやって俗っぽくなるのを嫌ったのかなあ?
地味にダーズリー家ってかなりひどいんですけどねえ。物置に鍵がかかっててビビったんですが。バーノンさーん!やりすぎなのとちゃいまっか!?児童保護局に見つかったらあんた逮捕じゃ。いや、2巻でも実際逮捕ものなことやってますけどね。ましてやアンタが逮捕されたところで、こちとら痛くも痒くもありませんけどね。にたにた笑いながら、ハリーの目の前で手紙を焼く姿はものすごく卑俗で目も当てられませんでした。それだけに、暖炉から手紙が降ってきたシーンはかなり痛快でした。
が、マグルの生活から魔法使いの生活への急転換の落差に対する衝撃が、やや薄かったような。話を知ってるせいかなあ。
もっとも、ウチの姉貴曰く「映画の方が話がわかりやすかった。小説は文章が稚拙で読むに耐えん!!」…この活字ジャンキーが…。児童書だしさあ。簡潔だなーとは思うけど、あれで稚拙とまで言うかー?大体、翻訳してあるしさ。その翻訳だって、ものすごく工夫してんだぞ?
でもまあ、こういう意見もありなんでしょう。多分これは好みの問題なんだな。見せ場をどこに絞って、どこに時間を割くのがいいのかは、人それぞれに意見があるんでしょうから。
今回みたいに、クィディッチを半ばのヤマにして時間を多く割くのも、常套手段だわな。折角の動画なんだから、派手なとこやりたいしねー。
クィディッチのシーンは面白かった!目まぐるしかったけど。個人的には、クイディッチにヤマ一つ持ってくるなら、練習シーンをもちっとちゃんとやって欲しかったかな。あれじゃハリーが才能だけに乗っかって勝っちゃったみたいじゃん。なんて思うのは私の悪い癖か。
チェスのシーンもよかったなー。ハリーを進めるために、クイーンに獲られるロンはやっぱりカッコ良かったです。思わず駆け寄りたくなっちゃうハーマイオニーは、やっぱり女の子だもんね。「動いちゃ駄目だ、ゲームはまだ終わってない!」とハーマイオニーを止めるハリーも、皆好っきやわ〜。ラスト周辺はやっぱ力入ってておいしいとこ揃い〜。にゃはー、めろめろ〜。
ま、文句もツボどころも長々と書いてしまいましたが、とにかく満足。面白かった!
次回が楽しみです。「賢者の石」を見ていない人にとって、もしくは小説を読んでいない人にとって取っ付きの悪いものでないといいな。
スタッフの方々には本当に頑張って欲しいもんです。
以上。
