MADTBS


伊集院光のラジオ番組『深夜のバカ力』で放送された、アナウンサーにわざと変な原稿を読ませるコーナーだと思われます。
実際のニュースを繋げて作った一般のマッドニュースに比べると、芸術性が低いと感じる人もいるかもしれません。しかし、プロのアナウンサーが真面目に変な原稿を読んでいるというシチュエーションだけで、充分に笑えます。
J○SR○Cの目を気にしなくていいということで、音源も置いてみました。


●カスタネットの男(小島慶子)

[オープニング]
今朝世田谷区のスーパーにカスタネットを持った男が押入り、
約2時間に渡ってカチカチして帰りました。
[エンディング]

●北の酒場(小島慶子)

[オープニング]
「北の酒場通りには長い髪の女が似合う」とされていますが、
実際はそうでもないことが分かりました。
この学説は、北海道みそコーン大学の吉川研究チームが行った実験に基づくもので、
長い髪の女性、短い髪の女性、ビーフエキスを付けた女性の3人を北の酒場通りに放置、
どの女性に多くの野犬が群がるかで似合う女を調べるという実験をした結果、
80頭余りの野犬がビーフエキスを付けた女に集中、
北の酒場通りにはビーフエキスを付けた女が似合うことが証明されました。
この結果に、北の酒場の経営者から、
「髪の長い女性にビーフエキスを付けたケースもぜひ試してほしい」との要望が出ており、
研究室ではこの要望に応え、さっそく
長い髪にビーフエキスをかけた場合と、
ちょっとお人好しに骨っこをぶら下げた場合と、
口説かれ上手に鶏がらを乗せた場合の
3種類の実験を行うことを決定しました。

●どうでもいい疑問(小島慶子)

[オープニング]
30年以上にわたって、区民のくだらない疑問を屁理屈と言葉のレトリックでうっちゃって来た
”どうでもいい疑問相談窓口”が
長い歴史に幕を閉じることになりました。
昭和39年の初め、区役所に毎日のように現れては
「どうしてコーラはコーラっていうの?」
という質問をくり返す少年に嫌気がさした区役所職員が
使えない後輩を専属の相談員としてあてがったのを始まりに、30年間
「象はどうして象なの?」
「アメリカはからいの?甘いの?」
「巨乳ってつらい?」
など少年の相手をしてきましたが、
相談員が定年、少年が40歳を迎えることもあり、
明日来たらぶん殴ってやることでゲームオーバーにすることを決定しました。
事実上の最後の相談となった今日の疑問は
「味がしない飴を作るには何を入れればいいの?」
で、対する答えは
「エアー」
の一言でした。
なおこの窓口の運営に毎年7000万円の区の予算が割かれていたこともあり
反対する区民は1人だけでした。

●ハットリくん(小島慶子)

[オープニング]
「1日1回うろ覚えのハットリくんのイラストを書くだけで高収入が」
のうたい文句で主婦や総理大臣を誘い、
およそ13億枚のハットリくんのイラストを騙し取っていたグループが摘発されました。
このグループは”世界うろ覚えのハットリくんのイラストコレクション財団アジア支部”を名乗り、
「今本部のあるカンザスシティでは
うろ覚えのハットリくんが高騰していていくらあっても足りないくらいだ。
うずまきが逆でもいいから殴り書いて欲しい。」
などと、言葉巧みにフエルトペンを握らせ、
手当たり次第に書かせていた疑いが持たれています。
だまし取られたハットリくんの中には、
本来うずまきのあるべき所にそばかすが書かれているケムマキくんと混同したと思われるものや、
かろうじてハットリくんらしき頭巾の男から吹き出しが出ていて
「バケラッタ」と書かれているものなど、
稀少価値が高いものも含まれており、
目下警察が作品の行方を全力で捜索していますが、
全て私の実家に
[エンディング]

●猥歌(小島慶子)

[オープニング]
先日、小学校の空き教室などを使って剣玉やお手玉など、
懐かしい遊びを子供たちに教えることでふれあいの場を持つ老人会の話題を紹介したところ、
それとは対照的な、子供たちに猥歌を吹き込み大喜びという
アナーキーなくそじじいの話が飛び込んできました。
じじいの手口は
「みんなの知らないポケモンのテーマソングを教えてやろう」
と言って子供たちの興味を引き、
「祭りの夜は無法地帯だ、誰が夜這いの一番乗りか、
俺が絶対一等賞かと思ったら、はあ思ったら、
布団の中にはうちのとっちゃんおったべなあ、
ピカチューピカチュー」
という、最後の部分に人気のポケモンの名前を取って付けただけの
エロ小歌を吹き込むという陰険なもので、
子供たちの親からの
「最近うちの子供がポケモンスタジアムをしながら
東北地方の漁村に伝わる色歌を歌っている」
という相談を受けた教育委員会が調査した時には
じじい手作りのどこからどう見ても男性器そのものの嘘ポケモンカードを
子供たちの9割が所持しているという有様で、
事態の収拾には時間がかかりそうです。
[エンディング]

●遺伝子組換(鈴木順)

[オープニング]
遺伝子の組換えにより人の下半身によく似た根菜を
生産していた業者が摘発されました。
警察の立ち入り検査を受けたのは、
東京都足立区にある”バイオテクノロジー研究&純喫茶”の”ボンソワール”で
取り調べに対してマスターの北川健三郎博士は
「3年ほど前に趣味で始めた家庭菜園で採れた人参のほとんどが
セクシュアルキャロットだった。ご近所にお裾分けしようとしたら
なじられたので、腹いせによりセクシュアルなものに改良し続けた結果
モザイク無しではテレビにも映せないものになってしまって反省している。」
とコメントしており、一部マニアの間で評判だった
モンロー人参もこれが見納めになりそうです。
[エンディング]

●合併(鈴木順)

[オープニング]
自動車会社や銀行などの大型企業の合併が相次ぐ中、
今日、ゴム製びっくりおもちゃの老舗2社の合併が発表されました。
合併するのは、ゴムの百足や蛙でおなじみの”日本びっくり虫社”と
ゴム製うんちの”関東ニセうんち社”の2社です。
この合併により誕生する新会社はゴム製びっくりおもちゃ業界の
最大手になることは間違い無いものの、
業界全体の売上を全て合わせても年5、6万という極めて小粒な世界だけに、
経済誌の記者達も無視を決め込んで、ポンジャンに夢中でした。
ニセうんち社の浜瓦社長は今回の合併について、
「びっくり虫社の技術を使えばわが社の最有力商品である蝿付き菜食主義者タイプに、
百足付きや蠍付きを発売することも可能」
と意欲的なコメントを出す一方、
びっくり虫社のゴシンジョダイコ社長は
「ゴム製たまごっちの失敗でかかえた負債でにっちもさっちも行かない。
少しでも、押し入れ一杯のたまごっち型のゴム玉が減ってくれるのならば…」
と言ったっきり、下唇を噛み締めてえぐえぐしてしまったため、
これ以上のコメントを聞くことはできませんでした。

●建築物強度(鈴木順)

[オープニング]
先日東京都が行った建築物の強度調査で、
都心にあるビルディングに致命的な手抜き工事箇所があることが発覚しました。
欠陥が明らかになったのは、
地上17500階地下340万6700階に及ぶノッポビル・通称ころぶき荘で、
図面上では鉄筋コンクリートのはずの骨組が
実際には筒状に丸めた漫画フローレンスでできていることが発覚しました。
また1階床部分の割れ目からは『課長島耕作』が顔を覗かせており、
初期のモーニングが使われている可能性も高く、
検査に立ち合った専門家達は
唖然とするやらデビルマンレディを掘り起こすやらでした。
我々の取材に対して、このビルのオーナーである馬鹿は
「図面と違う建材を使用したことは悪かったが、
丸めた漫画フローレンスでポコッとやられると相当痛いので
恐らく堅さではその鉄筋というやつに負けていないと思う。」
とコメントしており、
帰り際にビルに火を放っておきました。
[エンディング]

●村民投票(鈴木順)

これといったとりえの無いことで有名な青森県ベビースター村で行われた村民投票で
ちょっとしたハプニングが起こりました。
この村民投票は、今年から行われる村おこしの内容を決定するもので、
大方の予想では14日間にわたり不眠不休で世界一の大きさのパエリアを作るお祭り
”パエッテパエッテ2週間”の開催が有力でしたが、
開票直前となった今朝方、
たまたま投票箱の管理をしていた、遺伝子操作により人間30%ヤギ70%の大倉さんが
誤って大半の投票用紙をむしゃむしゃいってしまい、
村役場は一時大混乱に陥りました。
結局午後になり、大倉さんの食べ残した2票を開票したところ、
いずれも”浅野温子”と書かれており、
村民は慣れない浅野温子に戸惑いを隠せない模様です。
この件に対しベビースター村村長・ペペロ後藤さんは
「浅野に関しては全力で取り組むつもりだ。
先走って作ってしまった直径8mのパエリア鍋は
様子を見てうやむやにしたい。」
と、今更の感が否めないワンレンをかきあげながら
降って湧いたグッドアイデアに意欲を燃やしていました。
なお、ベビースター村では、
9月に”村民全員パショウサエコ祭り”を開催する予定です。
馬鹿じゃねえの?

●ブスにあだ名(鈴木順)

チェス、オセロとコンピューターが人間を破る中、
今度はブスにあだ名を付ける分野でもコンピューターが勝ち名乗りを上げました。
対局はマサチューセッツで行われ、4対4で迎えた9回の裏、
ゴンドラで下りて来た福島鈴子さんに
世界チャンピオンの北川ケンジさんが付けたあだ名は”悪ふざけ”、
対するコンピューターの付けたあだ名は”ざこば”。
北川さんは敗退しました。
試合後のインタビューに北川さんは
「負け惜しみではないが、彼女を見てすぐに”ざこば”は浮かんだ。
しかしこちらをじーっと見ながら
身振り手振りを駆使して”ヒロスエ、ヒロスエ”とくり返す福島さんに
つい情が入ってしまった。」
と残念そうに答え、会場を後にしました。
一方、見事勝利を収めたスーパーコンピューターは
大学の研究室に運ばれる途中、何者かに破壊され、
ボディーに大きく
「マジで恋する5秒前」
と紫のペンキで書かれていたことから、
FBIが有無を言わさずざこばを蹴りました。

●不発弾(鈴木順)

[オープニング]
今日午後2時前、
「都内のビル建設現場から、戦時中の不発弾と思われる物体が出土した」
という通報を受け、爆発物処理班が出動する騒ぎがありましたが、
調査の結果、建設作業員の駒崎光男さんであることが分かり、
お昼のひと時に降って湧いた爆発物騒ぎは沈静化しました。
我々の取材に対して駒崎さんは、
「昼寝をしているうちにはずみで変形スイッチを押してしまったらしい。
モグラタンクに変形できる能力を買ってくれていた親方に
迷惑がかかってしまってばつが悪い。
お騒がせしてすみませんでした。」
と頭を掻きながらホバークラフトに変形しつつありました。
今回の騒動で付近の住民から
「未来ロボを雇うのは非常識。かっこいいけど。」
との苦情が湧きあがりかけましたが、
駒崎さんの膝のお皿がパカッと開いてガトリングガンが顔を出すのを見て、
一目散に退散しました。

●ラムネ工場(鈴木順)

[オープニング]
長年に渡ってトラブルの絶えなかった
東京都のラムネ工場と住民の間で和解が成立しました。
この問題は、明治5年にラムネ工場が出す甘〜い匂いでおなかが空くことに
腹を立てた森川さんが、3代続いて子沢山だったことから、
平成に入って原告団200人の大形裁判に発展したもので、
”森川軍団スイート訴訟”として何度か報道されていました。
今回の和解内容は、週に1度メロンの匂いを出すというもので、
メロン味を作る気の全く無い工場側が譲歩したかたちとなりました。
この件について、森川側の代表である”森川クソ工場長死んでも許さねえ衛門”団長は
「もはやじい様がなんで怒っていたのかは分からないが、
私の名前を見ても分かるように和解する気は無かったと思う。
しかしメロンの匂いはいい匂いだし、
今度生まれてくる子供のためにもここいらが引き時だと思った。」
と話す一方、工場側のグレッグヘンダーソン新社長は、
「いたずらにのっ取ってみた工場に訳の分からないトラブルがあってビックリ。
メロン臭さえ出しておけばいいのなら、問題は無い。
放射性物質が漏れている件に関してはお咎めが無かったし。」
と笑顔のコメントを出していました。

●サンダル奏者(鈴木史郎)

世界的な音の出るサンダル奏者高橋アレクサンドリアむとうさんが
公演先のパリで病死しました。
高橋さんは、昼の部が終演した直後から体調の不良を訴え、
かなりやばい物を尻といわず口といわずピシューピシュー吹いていましたが、
いつもの通り音の出るサンダルを履いたままのたうち回っていたために、
七転八倒するたびにチョッピチョッピ愉快な音がして、放って置かれました。
そのため高橋さんは、自分でも「これは楽しいことなのだ」と思いこもうと努力し、
一旦はかなり楽しくなったものの、やっぱ、アウトでした。
突然の悲報に、”国際音の出るサンダル協会”スタンハンセン会長は、
「最期まで音の出るサンダルと共に歩み続けた高橋に敬意を表して、
協会よりスーパーファミコンを送りたい。」
とのコメントを残し、力の限りペンライトを振っていました。

●マジックパンツ(鈴木史郎)

我が国で初めてパンツの上から海パンをはいて
裾からスルリとパンツだけを脱ぐいわゆる
マジックパンツを実践した栗林タカヒコさんが
信じられないようなシチュエーションで亡くなりました。
栗林さんは平成6年、旅行先のリオデジャネイロで見かけた
サンバダンサーの着替えをヒントにマジックパンツをあみ出し、
帰国直後の平成7年、名古屋デザイン博会場跡で実験的に発表したところ、
これが、生えるか生えないか微妙な世代の間でテキサスヒットとなり、
一時はアメリカ大統領に就任するなどの活躍で世間を賑わしました。
しかしそんな猿股忍者も、晩年はフルチン族の台頭によりなりを潜め、
昨年の”12枚重ねスキャンティー7枚目抜き”以降ションボリしており、
心配した昭和2年会のメンバーが牡丹餅を片手に冷やかしに行ったところ、
あんなことになってしまいました。

-他にもあるけどとりあえずこんなもんで。-


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