「理子ちゃんとお泊りで出かけたい!」の長男坊の一言で企画しました。
人工呼吸器を背負ってしまった理子でも安心して行ける所ということで、
東京ディズニーシーへの一泊旅行にしました。
我が家からたったの20kmですが、十分旅行気分を味わえました。
あいにく二日とも雨降りでしたが、大降りされることはなく、
パークはすいていて、涼しくて理子にも負担がかからず、かえって良かったくらいです。

【5/23】ディズニーリゾートラインで移動
朝8時半に出発!道は順調、40分で着き、今日宿泊の東京ディズニーランドホテルに荷物を預けました。ディズニーシーまではディズニーリゾートラインで移動します。ホームにエレベータ完備、車両には広い車いすスペース、頼まなくても駅員さんが乗り降りの駅で簡易スロープを持ってきて、ホームと車両のすき間を塞いでくれ、バギーでもラクラク移動できました。
早くも雨が降ってきたので、全員レインコート着用です。
ゆっくり見るぞ
パークに着きました。さっそくディズニーシープラザの地球儀を入れて記念写真。
雨は本降りのようです...。
地味キャラ
パーク入口にはキャラクターたちがっぱい。ミッキーマウスなどは大人気で、すごい人だかり。写真を撮るのも難しそうですが、この地味な人が暇そうにしていたので、一緒に撮りました。
この人って誰でしたっけ?たしかピノキオに出てきた悪役のキツネだったような....?
列車に乗りました!
まずはポートディスカバリーのエリアに行くことに。
電動式トロリーのディズニーシー・エレクトリックレールウェイの駅に行って「この車いすで乗れますか?」とスタッフ聞くと、「もちろんです!」と嬉しい返事。しかも、「車いすの人には単なるアトラクションでなく移動手段として活用していただいています」と、行列をスキップしてすぐ
に乗せてもらえました。今回理子は園内散歩だけのつもりでしたが、思いのほかいろいろ乗れそうです。
こんなです。
理子も乗った列車は、こんなのでした。かっこいいですね。
コンサートのあとで
ポートディスカバリーでは、優斗はアクアトピアで遊び、理子は午前のおやつを食べつつ、早くもショップ巡りをしました。
アメリカンウォーターフロントに戻り、ブロードウェイ・ミュージックシアターで、「ビッグバンドビート」を観ました。車いすの優先席があり、ゆっくり観賞できた理子です。ビッグバンドによるスタンダードジャズのライブ演奏は大人でも十分楽しめました。ミッキーマウスのドラム&タップダンスが素晴らしく、思わず拍手しちゃいました。
ダッフィー
ディズニーシーと言えば、熊のヌイグルミのキャラクター、ダッフィーですので、ショップにやってきました。
理子のバギーに付けてやる小ぶりのものを買ってやりました。
海底20000マイルへ
理子はレストランで休憩。この間に優斗はミステリアスアイランドの「海底20000マイル」に行って、海底世界の探索を楽しみました。
理子も乗れます
アラビアンコーストに移動して、メリーゴーランドの「キャラバンカルーセル」に一家で乗りました。ベンチ式のシートの椅子を跳ね上げると車いすが固定できる仕掛けが現れます。理子がびっくりした顔をして乗っています。
便利グッズ!
前日西松屋さんで慌てて買ったベビーカー用のレインカバーが大活躍。大きいバギーなのに、ほぼ全長にわたってカバーでき、移動の間、理子が濡れることはありまでんでした。
3Dを堪能
マジックランプシアターに行きました。マジックショーと3D映像の組み合わせが面白い。3D映像を見るための「魔法のめがね」姿の理子、笑えます。
けっこう似合うので、後でショップでサングラスを買ってしまいました。
偶然にも
そろそろホテルに撤収しようと移動していたら、お父さんの会社の同僚Sさんにばったり会いました。びっくりです。
事業部一若いSさん、こうして写ると我が家の長女のようです。
ここに泊ります
理子に無理をさせないよう、17時過ぎにホテルに戻りました。本当はシーの中にあるホテルミラコスタに泊りたかったのですが、4人で泊まれる部屋が少なく、断念しました。こちらディズニーランドホテルは4人部屋がたくさんありました。そのせいか宿泊者の大半は家族連れでした。
ピーターパンルーム
予約しておいた部屋はディズニー映画「ピーターパン」に登場するキャラクターをテーマにして特別にデザインした客室です。今日はイースターにちなんで、客室内にポストカード2枚を隠してあるのとのことで、早速優斗が捜索しています。
理子の休息
大きなベッドにごろんとした理子、痰の吸引をしてから、人工呼吸器で呼吸を楽にしてあげます。あらかじめフクダ電子さんが酸素発生器をホテルの部屋に届けてくれてあって、夜も安心です。
テレビを見る
大型の液晶ハイビジョンテレビがあり、ディズニーチャンネルが見放題。海外アニメにはまった優斗、食事をはさんで、ひたすらこれを観てました。
バイキング
夕食はホテル内のブッフェレストラン「シャーウッドガーデン・レストラン」 にしました。優斗はローストビーフが気に入ったようで、2回もおかわりしてました。親もついつい食べすぎ....。
花火だ!
ディズニーランドで花火が上がりました。ちょっと食事を中断して観賞です。
【5/24】お世話になりました。
旅行二日目、お世話になったディズニーランドホテルをチェックアウトしました。ロビーのミッキーマウスの像の前で記念写真です。
さあ、二日目もたくさん見るぞ!
今日は船で移動
まずは中央救護室に行って、酸素ボンベのスペアを預けました。今日最初の行き先「ロストリバーデルタ」までは、トランジットスチーマーラインという渡船で行きました。昨日の鉄道と同じく、行列をスキップしてすぐに乗せてもらえました。
理子がゆったり流れる景色を見ています。
インディジョーンズアドベンチャー
二手に分かれました。ママ優斗は、「クリスタルスカルの魔宮」に行きました。人気のライド系ですが、雨の平日、待ち時間はわずか20分でした。
パパ理子は、ハンガーステージに行って、ショー「ミスティックリズム」を観ました。
二回目です
優斗は激しいコースターは嫌いで、マイルドな乗り物が好きです。ポートディスカバリーに行って、二日連続で「アクアトピア」に乗りました。今日はお母さんと乗ってます。雨が上がっていたので、理子は外から見てました。
この後はお父さんと、人気のアトラクション「ストームライダー」に行きました。
謎解き
優斗、フォートレス・エクスプロージョンの「ザ・レオナルドチャレンジ」で、謎解きプログラムに熱中しています。迷路のような要塞を地図をたよりにあちこち行ってクイズを解いてます。
お散歩です。
雨がすっかりあがったので、アメリカンウォーターフロントまで、てくてく歩きました。
SSコロンビア号を前に、一家で記念撮影。
また、ショーを見る
オープン間もないアトラクション「タートルトーク」に行きました。S.S.コロンビア号の船尾にある海底展望室で、大きなガラス窓越しに、ウミガメのクラッシュとお話しすることができるというものですが、クラッシュがユーモラスに、また臨機応変に、応対するのにすっかり感心しました。
またまた理子、優先席で鑑賞です。
レストランで一休み
レストラン櫻で遅いお昼にしました。優斗、海鮮チラシをいただいてます。美味いかい?
深呼吸
みんなが食事の間、理子は人工呼吸器でたっぷりと肺に空気を入れながら、休憩します。雨の日は調子が悪い理子ですが、この二日間、SpO2は高値安定でした。理子もそれなりに気が張っていたのだと思います。
お散歩で見る景色
腹ごしらえしてから、最後のアトラクションを優斗に選ばせたところ、「もう一回理子ちゃんとメリーゴーランドに乗りたい。」と言うので、アラビアンコーストまでのんびり歩いて行きました。パーク内の景色は、外国の港町を歩いてるようで、理子も「異国気分」を味わってくれたのではないかと思います。
シンドバッドの冒険
理子とキャラバンカルーセルに乗った後、優斗は「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」に。ボートライド(ダークライド)で、シンドバッドの航海にそってアトラクションが展開して行きます。優斗は本当に、こういうゆっくりしたアトラクションが好きです。
楽しかったです。
トランジットスチーマーラインの船に乗って、メディテレーニアンハーバーに戻って来ましました。船着き場のスタッフの人が乗船記念?に一家の写真を撮ってくれました。これで乗り物やアトラクションは乗り納め。楽しかったです。
特等席
お土産を買ったら、ちょうど夕方のショー「フェアリーズ・プリマヴェーラ」の開演時間がもすぐ。通りにはたくさんの人が並んでましたが、橋の上に車いす専用の観賞スペースがありましたので、そちらに行きました。少し遠いですが、高い位置からとてもよく見えます。
雨もやんでいて理子、レインカバーを外してショーを待ちます。
特等席
ダンサーの人たちの華麗な踊り。雨の日専用の衣装ということで、珍しいものが見れました。ふだんはハンカチを振りながら踊るそうですが、今日は代わりに傘を使います。花や緑を鮮やかに輝かせる“恵みの雨”をいっしょにお祝いです。
さようならミッキー
20分の楽しいショーもフィナーレで、船に乗ったミッキーやミニーも帰って行きます。優斗が理子の手をとってバイバイをしてやってました。
当家のディズニーシー旅行もこれでフィナーレ。我が家に帰還しました。帰り道は、夕方のラッシュにぶつかりましたが、ちょうど一時間で着きました。

また行きたいです。今度はミラコスタに泊りたいぞ!
(おしまい)

東京ディズニーリゾートの「ディスアビリティゲスト」への配慮は素晴らしいの一言。
スタッフの応対も自然できめ細かく、実に快適でした。
障がい者に対して、料金を割り引く施設は多いです。
しかし、ここでは料金はあえて引かず、障がいがあっても楽しるよう、
施設を工夫したり、負担のかかる行列を回避させてくれたりしました。
ここの顧客のリピーター率が極めて高い理由を垣間見た気がします。

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