3月11日(日)
日曜・月曜と、北アルプス五竜岳の遠見尾根で雪洞に泊まって双耳峰の鹿島槍を眺めよう!という今回のプランです。晴れのち、予想以上の吹雪に見舞われた大変な一日でした。

まずは午前6時
西友 信濃大町店での
買い出しから
一日がスタート(笑)
最近は自宅を4時出発、5時出発というちょっとハードなガイドが増えています
ま、これも皆様に最大限楽しんでいただくためですから、頑張りましょう。

リフトとゴンドラを乗継ぎ、
大荷物で遠見尾根を登ります、青空に五竜岳と、目指す大遠見山を眺めて頑張ります
しかし、あれれ・・・

小遠見山に着くころには雲が増えて空が真っ白になっちゃいました。
午後から天気は悪くなるとは聞いていたが、こんなに早く?
宿泊地の大遠見山には正午頃に着きましたが、その頃から雪が降り出してきました。

そんなことを言っていても仕方がないので、とにかく雪洞を掘りましょう。
ちなみにこのお二人は過去に八方、栂池でも雪中キャンプを行った元気な方々です。

しかし、この日の雪は非常に硬く締まっていて、なかなか雪が掘り出せない。ちょっと想像以上に苦戦してしまい、翌日は3名とも筋肉痛&腱鞘炎です・・・
そして、午後3時を過ぎると天気は猛吹雪へ。
まさかこんなに荒れるとは思っていませんでした。
雪洞の中で作業している人は暖かいのですが、外で排雪作業をする者は、雪洞内の作業で暖まったウエアに吹き付けた雪が解けて、すぐに凍り付くような寒さとの闘いです。

3時間の作業で、女性2名の就寝スペース兼食堂が完成。

しかし、もう一基、わたしの寝床分までは作ることができませんでした。

でも、ちょうど前夜に近くでイグルーを作っていたグループがいたので、その跡に私は寝させてもらうことに・・・
夕方、食事を始めることになると外は猛烈な地吹雪。
あっという間に雪洞の入口が雪で埋まってしまうので、中は暖かくて助かりましたが、外に出るのが一苦労。トイレに行くにも遭難しそうな状況の夜となりました。

ちなみに、こちらの女性二人は、夜は雪洞内で大変快適に眠れたそうですが、私が寝たイグルーは隙間だらけで…
イグルー内にどんどんと隙間から雪が吹き込み、寝ていても寝袋が真っ白になる始末で、保温性もまったくないので内部の温度はマイナス10度、結局イグルー内にツエルトを出して寝ました。

また隣には別な人が張ったテントがあり、そのテントが風でバタバタする音も一晩中続き、快適に眠れたという女性2名とは逆に私はよく眠れない夜を過ごしました。

やっぱり冬は雪洞が一番ですね。