3月4日(日)

昨夜は槍ヶ岳山荘直営の雷鳥ヒュッテ(支配人・小池照二)に泊まり、ちょっと飲み過ぎではありましたが、今朝は気分良く目覚めて、八方尾根のバックカントリーへ!!


ゴンドラとリフトを下り立ったスタート地点の八方池山荘の標高は1840m。
そして、昨日4時間かけて登った小日向のコルも同じく1840m(笑)
 (オレンジの?矢印の山が小日向山)
やっぱり、八方尾根は楽して絶景を手に入れるには最高の場所ですね。


さて、我々はリフトを下りて登ること40分。


この顔のような形をした八方ケルン(2035m)から南側の斜面を遥か谷底まで滑り下りるのが本日のミッション。


そこには広く開けたカール地形が広がり、
今日はまるでゲレンデのような快適な雪質の斜面が続きました。

ただし、気持ちよく滑ることが出来たのは昨日と同じく最初の1/3だけ。
下の方は先日の湿った大雪が、今日の初夏のような日差しと暖かさでグサグサの腐れ雪となり、もう修行のような下りでしたね

でも、まあ、そんなマイナス要素はすぐに忘れてしまうのが楽観主義のわたくし
楽しかった時間だけを思い出にしましょうね、堀さん(笑)

昨日の小日向山でもたくさんのカモシカと遭遇しましたが、今日は昼寝をしていて直前まで我々の接近に気が付かなったカモシカともう少しで並んで記念撮影を出来そうなくらいに近づけたり、昨日発生したであろう雪崩の跡をちょっと緊張しながら通過したりと宿の出発から帰着まで3時間のショートトリップを楽しんできました。


昨日、今日と、直前の雨と大雪という不安定な天候要素でなかなか緊張したガイドとなりましたが、無事に戻ってこれて良かった良かった。

今日の安曇野は気温が20℃を越え、すっかり春のような陽気となりましたが、あと1ヶ月、皆様との雪遊びを楽しみたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。