白馬の小日向山(1906m)へと出かけてきました。
猿倉台地です。 ここまで来ると、白馬岳小蓮華山が一望となります。 ここまでならスノーシューでゆっくり登っても4時間(往復で6時間)。 ちょうど良い一日コースですね、雪の落ち着いた3月下旬なら長丁場の小日向山までは厳しくてもこの猿倉台地までなら白馬の誰もいない景色を楽しみに登るのも良いなと思いました。 正面には杓子岳二子尾根のカール地形が眼前に迫り、まあ、写真では伝えきれないスケール感が満喫できました。立山室堂に匹敵するスケール感が楽しめますね。 これまで何度かこの小日向山には登っていますが、いずれも南側からブナ林の尾根筋を登ってきましたが、今回は猿倉までの長い林道歩きゆえ冬には敬遠されるこのルートを取りましたが、いやいや絶景続きのこのコースは絶対いいですよね。 さて、猿倉台地の緩やかな斜面からの景色を楽しんだあとは最後のキツイ登り待ち構えます。昨日までの風雪で斜面は誰の足跡もない無垢の斜面。 今日はラッセルがたいへんかと危惧していましたが、昨日までの強風で新雪もパックされて意外に登り易くて助かりました。 登りはキツイですが、振り返ればこの風景ですからね。 そりゃ癒されますよ、本当に。 そして猿倉から4時間、標高差1000mを登り切った小日向のコルからは白馬鑓・杓子岳のこの圧巻の眺め(写真では伝わらずにすみません) ここから山頂まではあとわずか! ですが、風も強く、景色もこのコルと山頂でそう大きくは変わらないでしょう? というお客様の意向を尊重し、登りはここで終了(笑) ここからは雄大は白馬の山々をバックに快適な滑走タイムです。 但し、気持ちよく滑走できたのは最初の15分だけ。 標高1500mより下部は昨日までに降った湿った新雪が春の陽気で溶けだして、グズグズのシャバシャバ雪で、特に長い林道はストックで漕いで漕いでやっと進むくらいの雪。翌日には肩が軽く筋肉疲労を覚えるくらい疲れました。 ま、そんなことは忘れて、素晴らしかった景色だけを思い出にしておきましょう。 (苦しい部分の写真なんかありませんw) それでも6時スタートで、順調に行程をこなしお昼過ぎには無事に下山。 八方から五竜へと移動し、この冬に五竜のエスカルプラザ内でオープンした糸魚川の漁師食堂・傳兵で美味しい海鮮丼をいただき、この日の行程を締めくくり、夜は白馬の居酒屋で私は生ビール、お客様をハイボールを煽り飲む夜へと突入しました。 |