3月11日(土)

白馬乗鞍岳(2456m)へ出かけてきました。
昨日までの冬型の天気は緩みましたが、まだ寒気の影響が残り雲の多い一日でした。



山麓からは目指す山頂が見えたり、見えなかったり。
ただ、今日の雲は雲海の雲が多く、標高を上げるに従い晴れゆく雲のパターンです。

ここ数日の積雪は1mに近い降雪量となっていましたが、今日は入山者もそれなりにいて、ルートは快適でした。

しっかりとジグザグにトレースが刻まれていました。


天狗原まで来ると、白馬乗鞍の山頂が目の前に迫ります。
ここからの標高差は250mほどですが、もっと圧倒的なスケールで迫り、まるで木曽の御嶽山のような感じです。



でも、ここまで登れば山頂までは射程範囲。
あとはゆっくりと高度を稼いでいくだけです。



今日は背景の山々も雲が多く、山頂付近は雲海の中。
まるでここだけがエアポケットのように青空が広がり、なかなか気分の良い登りです。



山腹は急傾斜が続くのとは裏腹に山頂部分が広い白馬乗鞍岳はそろそろ…″と思ってからがなかなか頂上に辿り着きません。天候が悪ければ行先をロストしてしまいそうな山頂ですが、今日の白馬界隈は雲が多めな割には、周囲には気持ちのよい青空が広がるパターンで、安心して歩けました。



辿り着いた山頂からは遠望は利きませんでしたが、小蓮華山や雪倉岳などはきれいに見渡せました。時間があったので白馬大池方面へ足を延ばしましたが、今年は雪が多くて大池山荘も白馬大池もどこがどこだか分からないくらいの雪の多さでありました。



山頂付近でノンビリと過ごし、下りは快適に♪



と言いたいところでしたが、ここ数日の積雪が1mもあり、トレースを外れるとなかなか苦しい下りでした。特に標高を下げると、雪が重くて、重くて…

春らしからぬ寒波のあととはいえ、やはり春は春でありました。

真冬のような軽いパウダースノーというわけでにはいきません。

さて、下山した我々は一路、日本海沿岸までの糸魚川まで移動。

年末の大火のあと、気になっていた糸魚川をようやく訪れることができました。
 (2回ほど糸魚川には寄っていましたが、市街地は都合でスルーしていたので)

夕食はささやかながらみんなで酒と魚で復興を応援してきました。

さて、北アルプスから糸魚川へ移動し、明日はどこへ向かうのでしょうか?

最近の私のガイドはお客さまの意向を最大限尊重し、かつ天気等々により直前まで行先が決定しないパターンが多く、今回もそのパターンのようです。

明日の行先は19時になってやっと決まりました(笑)

その結果は明日のレポートをお楽しみに♪