月並みではありますが、あれから3年ですね。 当時、なにか言葉を発しないといられない気がしていました。 今になって思うと、このサイト上で言葉を残しておいて良かったと思っています。 「沿岸部では防潮堤も意味を成さないほどのエネルギーの津波。 東京湾沿岸の埋立地では大規模な液状化現象。 関東地方も壊滅的な被害ではないにしろ、大量の「帰宅困難者」状態が現実に。 ガソリンスタンドでの販売制限・休止 計画停電で東京からの列車が来ない松本駅 店頭から商品が消えたスーパーやホームセンター 「本当にそんなことが起きるの?」と思っていたことが次々に現実になっている。 本当にそういうことがあったんですよね。 冒頭の写真は2011年の12月に岩手県を再訪した時に釜石市で買った本の表紙です。この大槌町の城山という高台に自分も立ち、廃墟となった街を見下ろしてきました。 美しい漁港の街がわずか10分間で壊滅という信じられないことが実際に起きたのです。
この津波から3週間後、この街へ出かける機会ができました。 おかしな言葉かもしれませんが、行くことができて良かったと思っています。 先日、一緒に行った人と飲む機会があって、やはり同じことを言っていました。 今は冬山の仕事まっさかりですので行けませんが、4月にはたぶんまた再訪するつもりです。この地との結びつきを与えていただいたことに感謝して、この場所がこれからどうなっていくのか自分の目で見たいと思っているので。 最後に・・・ これはガイドの先輩である赤沼千史さんのブログで 「涙が止まらないのです」と紹介されていた動画です。(そのブログはこちら⇒) |