2021
12.31 "Tonight's Sky" "What's Up"

12.29 "Restless Moon"
 364回めくり続けたページもあと2回。来年は365日の色。一年後の今日、住む場所から日々のルーティーンまで何もかも変わっているはず。月齢カレンダーをならべてみると、年が変わることなど我関せずとばかりにマイペースな月。日日是好日。

12.28 "積み荷のない船"
 「クリスマスの約束」ではないが、沢木耕太郎がもう25年もクリスマスのラジオ特番をやっているとは知らなかった。文章とは違ってしゃべりは決して上手とはいえないが、とても面白かった。石田ゆり子の番組も同様。

12.27 "Astronomy Calendar 2022"

12.26 "生まれてはじめて"
 合理化機制中。

 うちのシャコバ、ピンク一点と、織っちふみふみ。雪中アタックよりどりみどりも今日明日仕事。残念。

12.24 "Lift Me Up"
 母方墓参りと音戸引地の街並み。

12.22 00:58:54 "Winter Solstice"

12.21
 9.12に呉で見た「しらせ」が昭和基地に到着とのこと。すごいなあ。

12.19 "上弦の月"
 この曲が好きでインスタグラムフォローしてた。CDも一枚持ってる。残念。

 熟慮に熟慮を重ねた甲子園ボウル。部署に持ち帰り拡散などしたらニュース沙汰。空気感染すらあり得る事例に断念。
 これまで実際に観に行った試合はすべて負け。行けないから必勝。
 ORANGEはいまだピンとこない。あえて言おう。
「GO! TOMAHAWKS!」
 そういえば後頭部の「IVY BOWL」のステッカー。今夏亡くなった同期リキにもらったもの。0.1tのヤツがついてるからやっぱり必勝。

12.18 "Winter Wonderland"
 何も考えずWindows11を入れてしまったが、今のところ問題なし。
 盗まれたシャコバサボテンの親株が開花。何年もかけて育てた花を泥棒が見てると思うと、何とも言えないくやしさ。
 大学時代、運送会社アルバイトで出会ったクロダから毎年届く山形の大玉。今年はすごい。すでに食べた4個すべてが蜜入り。
 さて、ついに積雪。ゴムが伸び伸びになった二―シンガードをおととい更新。効果を発揮しないよう、MD47乗り換え後初ゴケに気を付けて、解けないうちにスノーアタック。
♪どーこーにーしようかな。雪の神様の言う通り♪

 新雪探し。まずは先月末行った鬼ヶ城検討も、近所に出た時点で山頂に雪がないことを確認。ちょうど昼時のため花みずきによるがお休み。R191方面にルート変更。
 暖を取ること込みで戸河内でラーメン。松原の虫木トンネル手前あたりから圧雪が目立ち始め、傾斜がきつくなる深入山手前でアイスバーン撤退。雪道で危険なのは、雪深い目的地ではなくそこに至る車との並走区間。通常のアタックは登れればバイクを落としてでも下れるが、雪道は逆で、登れても下りが危険。フロントブレーキを使うと即転倒するし、簡単にロックするリヤのコントロールもシビア。マシンは絶対寝かせてはいけない。ミラーを常に気にし、遠くに後続の車が映ったらすぐに路肩に寄せ先に行かせる。
 ホワイトバレー松原で新雪遊び。21CRF/MD47での初めての雪中アタック。足つき性はいいし、アクセルワークでのトラクションコントロールがしやすい。登りでもお尻を振ることなくまっすぐ進んでくれる。
 まだ日没まで時間があるので県269を立岩ダム方面へ。堰堤の美しい打梨ダムは水量不足で流れていなかった。久しぶりの旧打梨小学校。校庭は枯れすすきだらけで、教室も一部床をはがされ寂しい雰囲気。ニモはまだ健在だった。調べるともう10年来ていない。
 床板の裏に不思議な記載あり。少し距離の離れた旧松原小に関するもの。旧字体で書かれかなり古い感じ。女教員というのが面白い。校長含め検索かけるがヒットなし。
 こちらも久しぶりの立野キャンプ場。何年かぶりにウイスパーライト(ガソリンストーブ)を持ち出してお茶でも沸かそうと思ったが、クマ出没との張り紙。急に冷え込んだのでまだ冬眠せずその辺にいる可能性は高い。辺りにそれらしい足跡はないが、えさも減り気がたっているはずなので早々に退散。
 それにしてもきれいな雪景色。ライディングで最も楽しい瞬間であることを再認識。先人のタイヤ痕はなく、新雪にマーキングしていく。
 ちょうど人里に出たところがクヴェーレ吉和/めがひらスキー場。普段は雪のない季節にウッドワン美術館に来るだけなので、すごい混雑ぶりに驚く。周辺のスキー場はまだオープンしてないらしく納得。スキー、ボードを積んだスタッドレスの中に現れたバイクの場違い感に苦笑する。
 なかざわで休憩。細井原バス停のベンチに今は亡きドライブイン吉和が刻まれているのに気付く。
 湯来に抜けようとR488を登り始めるが、展望台すら到達できず圧雪撤退。つい1週間前H2でふたご座流星群を見に来たばかりなのにえらい変わりよう。結局羅漢経由で。定点路肩温度計‐3℃。帰宅後フロントフェンダーにはつらら。
 最後に10年前の写真添付。なるほど、着ているジャケットで時の流れを知る。

12.11 "T.T.T"
 広島ドリーム花火2021。高台にいって数か所同時に捉えてやろうと思っていたが、面倒になり自宅ベランダから。それでも2か所は見えた。
 H2のエンジンを暖めてルーティーンコースへ。旧ドライブイン吉和・ヤマザキショップなかざわがリニューアルオープン。先日の寂地林道アタックの際すでに利用済み。真夜中のオアシスとなる自販機が復活したのはいいが、ベンチがなくなったのが残念。細井原のバス停に座り、おぼろ上弦を見上げつつ、缶を握って手を暖める。目の前には旧店舗。嘘のように更地になっているのが寂しい。
 吉和展望台。女鹿平のゲレンデに電気がついている。調べると前日人工雪ゲレンデがオープンとのこと。いよいよ冬本番。
 ふたご座流星群。着いた時こそ冬三角がわずかに見えていたが、すぐに薄雲に隠れてしまった。
 定点路肩温度計は3℃。0度も覚悟していたが意外に暖かい。羅漢で86が大破し事故処理中。路面温度も低下し、猪にもよく出会うためこの時期はセーフティライド。市内に戻ったときの11度がとても暖かい。
 今年の冬至は12.22深夜。クリスマスより意識する季節の変わり目。

12.9 "Underneath the Stars"
 20年ぶりくらいの寂地林道、旧宇佐小学校。壊れた百葉箱とトマソン蛇口が印象的。レトロ自販機観音茶屋で☆見。

12.8 "Time to Say Goodbye"
 南の空に消えていく国際宇宙ステーション。このあと4時間後に前澤氏到着予定。12日間50億円の旅。
 5年ほど前、日本の実業家とサラ・ブライトマンがISSに行く話があって、宇宙からの"Time to say goodbye"に期待したが、たしか補給船プログレスが打ち上げ失敗して中止になってしまった。お金だけでなく運も持ってる。

12.7 "天体観測"
♪ほうき星をさがして♪
 今日も早起きしてレナード彗星探し。もう二度とくることはないと言われていて、ステラナビゲーターにも遠日点が表示されていない。いつものごとく、惑星軌道が真円ではなくなぜ楕円軌道なのかという素朴な疑問がわきあがる。物理的に考えると遠ざかれば吹っ飛んでいくし、近くなら太陽に突っ込むし。理由はネット上にもたくさんあり、何度見てもわかったようなわからないような。肝心のレナード彗星。うしかい座のアークトゥルスとイザールを起点に探すがやはり見つからず。市街地では無理か。
 それにしても・・・。天の川銀河に背を向ける方向なのに、名もなき恒星の多さに感動する。まさに「太陽がいっぱい」。そのどれかに地球型惑星がないわけがない。
 表示を太陽系視点に切り替えてみると、土星軌道の外側にハレー彗星。次に来るのはちょうど40年後の2061年。絶対無理とは言わないが、仮に生きていたとしても認知機能がだめだろうね。それ以前に視力がだめか。どいつもこいつもこちらのライフタイムを無視しやがって頬が緩む。その圧倒的な時間感覚は、どんな現実逃避にも勝る最強のポジティブストレスコーピング。
 今日も流星あり。もうふたご座流星群由来のものだろうか。

 久々に3匹そろった半のら3きょうだい。驚いたのがあごぶち。「でっかくなったね〜」と思わず声が出た。両親兄妹とも普通のボブテイルなのに、なぜかあごぶちだけ長毛。オスで身体が大きくなっているうえにもふもふでさらに大きく見える。はなぶちが咳をしていたので心配。生まれて初めての冬。黒猫キキは普段でもよく見かける。いつもお隣さん宅の庭で鳴いている甘えん坊。

12.5 "Top Astronomy Events"
 レナード彗星は、3日、4日と庭に望遠鏡を出してみたがいまだ特定できず。ただ4日にはすごい流星と出会った。明日の5時はこの位置だが残念ながら仕事中。14日にはふたご座流星群とイベント目白押し。

 毎日甲子園ボウル。初めて観たのは今から38年前の1983年12月11日。水野監督とQB大社率いる京大が王者日大を粉砕。翌年は日大松岡と関学野村の手に汗握るシーソーゲーム。さらに85年は明治吉村が躍動。どれも頭の中に映像が浮かぶ。そして86年から90年まで、この大会を目指してプレーした。
 さて、相手は関西学院。大会は観客を入れるのか?チケットは取れるのか?なにより2週間後、行ける感染状況にあるのか?静観。

12.5
"Moon Phases 2022"
Northern Hemisphere
Southern Hemisphere

12.3
 Spotify から送られてきた2021年、今年もっとも聴いたTop3曲がArch Echoのこちら。納得。
@To The Moon
AMEASURE OF A LIFE
BLeonessa

 年間走行距離は年末には13,000km越えで例年通り。生涯走行距離も地球11周半ほど。一度も船を出せなかったのが唯一の心残り。

"Fucking Hostile"
「ない!」
 今朝起きて庭を確認すると、シャコバサボテンの鉢の一つがなくなっている。今年の初め、根腐れを起こしていた株の先だけ挿し芽し、一旦は枯れかけたが復活して花芽を付け、年内には咲きそうだったピンク。親株は少なくとも10年以上前から母親が育てていたもの。園芸店で買ってきた一年草とは思い入れが違う。2〜3年ごとに植え替え、挿し芽して命をつないできた。季節で置き場所を変え、毎日土の乾き具合を観察し、室内に入れようと思っていた矢先。
「盗んだ花が咲いたときの美しさとは?」
 普通の感覚では微塵も理解できないし、罪悪感を感じる人間が盗むはずがない。開花した花を眺める極悪人を想像しやり場のない怒り。ただ、いちばん大きくて、いちばん古い親株を持っていかれなかったのが救い。単に重かっただけだろう。水をやり過ぎて枯らしてしまえ!!!

11.30 "月光"
 レナード彗星が見られないかと早起きしてみたが、あるのは歌い手の人生を体現する寂しい三日月だけ。腐敗した世界でも、星を見上げるか、地面を見下ろすかで生き方は変わる。

11.27
「王立宇宙軍 オネアミスの翼」1987年公開当時、どこだったか渋谷の映画館で見た。当時も今一つよくわからない映画だと思ったが、今回も同じ。最後がどうなったか覚えてもいなかった。ただ、不思議な世界観は今見ても古くない。ロケットも今のソユーズとよく似ている。34年ですか。
 12.19、甲子園に行かないといけなくなった。前回2012。またすぐ勝つと思ったらあっという間の9年。

11.23 "Tonight's Sky"
 22年満了し、23年目突入。

11.20 "Greatest Gift"
 花火待ち。焚き火で暖を取っていて背中を暖めようと振り返った瞬間、西の空に見覚えのある飛行物体。すぐにISSディテクターを立ち上げると、やはり国際宇宙ステーション。まったく事前確認しておらずびっくり。会場は花火でごった返しており、同じように気付いた人がいたなら共有したかった。

11.19 "天体観測"
18:15
ピークは過ぎた。このあとISS通過予定。
18:45
ISSに望遠鏡を向けてみたが、KAGAYA氏の言うとおりあまりの速さに視界に捉えるのは不可能。
19:11
地球の影のエッジ。日没の地域の人が手を振ったら月に映るかもしれない(笑)
19:56
いつもの満月に。うちの望遠鏡とスマートフォンでは上出来。

11.18
 掛頭山頂。毎年一回は来ていると思ったらもう5年来てなかった。3年前は積雪で撤退。素晴らしい眺めと、いつ来ても戦闘機の轟音。足を延ばしてレトロ自販機「風花」。
 掛頭に登る途中の谷側。天に向かって陰部をさらけ出すこの上なく破廉恥なこの木に出会ってもう30年。こちらにとっては人生の半分だが、この木にとっては用足しの数分なのかも。

11.14
 先月災害撤退した恵下谷林道。11.8反対側湯の山採石場からのアプローチも工事関係者おり撤退。日曜しかないでしょうということでこれからリトライ。
 今日はこのあと夜勤。これ書いててふと我に返る。
「何のために?」
 反対側から見たい?道があるから?よくわからないままもう30年こんなことを続けています。

恵下谷林道採石場アプローチ~県71災害箇所
 すごい!まさに土石流の生まれたところ。九十九折れ3コーナーを寸断。不謹慎ながら自然の圧倒的パワーに感動すらあり。そろそろ帰らなきゃ。

 帰宅後。災害箇所はマップの通り。2つのヘアピンが三日月ロードになっている。九十九折れなので当然急傾斜地。奥は廃棄物処理場建設中で通行止めのため、治るのは2〜3年後か。建設現場は昔の恵下谷集落で、30年ほど前訪ねたときには廃屋が一軒あった。すでに床は腐っていて、敷居を歩かないと抜ける状態。鴨居にかかっていた古い絵の記憶あり。
 帰りのキノコ。いかにもというビジュアル。レンズで調べるとニガクリダケというらしい。

11.8
 少し前災害撤退した恵下谷林道を北側からアプローチ。取り立てて何もなくやはり工事通行止めでピストン。帰りの湯の山あたりコキアが色づいていた。

11.7 "ひまわりの約束"
 阿戸を通過中信じられない光景が。
「見送ったはずの夏があたり一面に!」
 思わず車を止めて近寄ると、さらに驚きの展開。鎌と新聞紙が置いてあり、自由に持って帰ってよいと。
 これほど笑顔と力を与えてくれる花は他にはないのでは。見た目はもうニコちゃんマーク。極太の茎は、風になびくことなくすっくと立っている。お言葉に甘えて大きく咲いている3本を持ち帰った。
「あまりにも豪快過ぎる生け花、武坊(たけのぼう)」
 部屋に持ち込んだニコちゃんは、さらに大きく感じられる。ゴッホにも引けを取らず、視界に入るたびにニヤニヤしてしまう。ストーブを使い始めたここ数日だが、リビングはまさかの盛夏。

11.6 "The amazing adventures of Rosetta and Philae"
 6年前、探査機ロゼッタとフィラエの着陸で熱中した「アヒルちゃん」。67P/チュリュモフ ゲラシメンコ彗星が11.7に地球に近づくらしい。もう6年半、早い。
 このアニメ、ものすごくよくできていて、まさに宇宙を舞台にした実話ロードムービー。最後なんてほんと泣きそうになる。「ロゼッタとフィラエ、宇宙の旅」字幕オンにしてぜひ。エンディング「We've found them.」で泣いてしまった。

11.5 "Love Will Find a Way"
 会期短縮となった佐賀バルーン。残念ながら休みは11.3のみ。それでも11:08廿日市ICイン。古賀で給油ワンストップ、14:10佐賀大和ICアウト。外出自粛のため長らく延期されていた休日割引が適用されている。すぐにそらりで遅い昼食とパフェ。
 お腹整いエンジンスタート。まだ高速走行中、気球が飛べない風があることに気付いていた。もちろん佐賀の空にその姿はなし。迷いもなく山王神社へ。隣接する旧千代雀酒造は、「男はつらいよ ぼくの伯父さん」のロケ地で9月にも来たばかり。神社の境内に座り、佐賀の風を感じる。中止となった昨年も訪れ、自分ルールでは14回目の参加扱い。
 リスタート。16:11佐賀大和ICイン、17:27行橋アウト。4年ぶりの行橋地蔵と再会。前回は13年8月、久留米美術館「星野道夫の旅」の帰り。展示されていた星野のカナディアンカヌーを見て、かねてより興味のあったフォールディングカヤックを手に入れ、行動範囲は海上へとひろがった。
 地蔵さんとの出会いは13年5月。国東へ向かう途中、限りなく海沿いの道を選択。県25号があり得ない細さになり、その先で悠然と周囲を見守っていたのがこのお方。安政六年未歳二月建立。おだやかなアルカイックスマイル。祖父と同い年で自分と同じ干支に他人とは思えず、近くを通れば必ず寄る場所に。今は九州の友人を訪ねる感覚。空を見上げると、宵の明星と木星土星が輝いている。100年後も変わらず、おだやかにあたりを見守っているはず。
 帰りは山口・長沢ガーデンのレトロ自販機に寄るため、高速には乗らず県25号を北上。走り慣れているはずの苅田工場群はどこかそっけない印象。関門トンネルも久しぶり。ひょっとして値上げ後初めてかも。年間走行距離の推移はコロナ前とあまり変わらないが、県をまたぐことが減っているのは間違いない。
 翌日の仕事帰り。宵の明星を見上げると、地蔵の前にいたあの空間と重なった。南西を向いていたのだと。

11.4
 久しぶりにきれいな大輪ピンク。

11.3
 駐車場がなくなって寂寥感はぬぐえないが、花壇は次の季節へ。長い枝の先に揺れる紫と3きょうだい母さん。一瞬バラのように見えたしわがれ大輪紫。キンギョソウと千日紅。夜の長さでシャコバが花芽を付けた。そろそろ室内へ。椿は続々と開花しては落花。
 さて、空に浮かぶ球を求めて400km先へ。今季初めてタイヤ空気圧チェック。点検整備も季節の移ろい。

 山王神社と旧千代雀酒造。今日もおだやかな時間が流れていた。四年ぶりの行橋地蔵さん。なにも変わらず。たぶん百年後も。

11.1 "Europa"
7:30。昨日の真・紫の舞台から一夜明け今日は控えめ。






17:30。家に近づくとどこか雰囲気が違う。
「・・・」

「うわ〜!!!!!」

 終わりが近づいていた家の花壇と違い、まだまだロングランと思われていた駐車場自生「あさがおの塔」。まるで神隠しにあったように跡形もない。いや、塔(街灯)だけは変わらない。
 去年まで地場の建設会社が所有していたこの土地。もう10年以上、一区画を借りていた。市の整備事業に伴い昨年暮れ閉鎖。おそらく今年初めには市に売却され公の土地に。
 自分のスペースだったところに捨てた土から自生。夏の草刈りで一度消え去ったあと復活し、毎日素晴らしい光景を見せてくれていた。昨日書いたテキストのごとく、千秋楽だったとは。頭の中をサンタナのメロディがループする。
 当然ながら家の土地ではなく仕方のないこと。ただ去年まで草刈りは夏の一度だけ。まさかこの時期とは。刈り取り作業も元をたどれば自分が支払った税金が使われたことになる。いやいや、10月以降は家の花壇以上に感動させてもらった。
 来年は意図的に種をまいて今年以上を期待するか。あさがおテロリストとして。

10.31 "Surrounded"
♪ Morning comes too early,and nighttime falls too late. ♪
 まだ暗い夜明け、外に出て息をのんだ。2時間後、朝日の照明を受け光り輝く紫のヒロイン。脇を固める共演者たち。よれよれの大輪も欠かせない名脇役。10月最後の日。家の前の小さな劇場で、今日一回だけの舞台開演中。

10.27 "A Place in Your Heart"
 囚われの紫を10:00開放。いただいた種から開花した千日紅。今日の駐車場自生は元気。入れ替わりで通りかかったご近所さんと立ち話。あさがおの塔と、それぞれの縄張りに住み着いた野良が話題の中心。

10.26 "Tonight's Sky:November"
 数日前よりまた違った現象。日中の気温が下がったことで、夜になってもしおれず開いたままに。内側のほのかなピンクが薄まって純白に近い花も。大輪はもうきれいなものはなし。タワーの花も激減。
 金曜、トイレに寄ったどんぐり村で久しぶりに苗購入。華やかなビオラは1ポット90円。三つで270円とお買い得。一つ一つに緩効性肥料が入れてあり良心的だが、利益が出るのだろうかと心配。これから鉢上げ。

10.23
織と彦
 生まれてから1463日目、4歳と1日目。織150g>4.3kg、彦180g>5.0kg。今まで兄妹なのか姉弟なのか疑問に思っていたが、よく考えたら四つ子。甘えん坊だけど度胸のある織と、マイペースなくせにビビりな彦。どちらが上か判断できない。
 野良猫の寿命は3〜5年。近所に住み着いて家の庭に糞でもしようものなら追っ払っていたし、それももういなくなる頃。そもそも拾わなければ死んでいた可能性が高い。近所の半ノラ3きょうだいの"あごぶち"は、もうお母さんと同じくらいの大きさになっている。
 数日前、職場でカラーひよこの話をした。小学校の校門で売られていた蛍光色のひよこが死んだとき、初めて死の悲しみを知った。室内飼いのねこの寿命は20年とも言われ、二匹と自分、どちらが先か怪しい。できれば見送ってから希望。お二人さん、今幸せですか?

10.21 "One"
 映画『ジョニーは戦場へ行った』(Johnny Got His Gun)を知ったのは88年のこの曲から。何年かに一度観たくなり、去年から利用している映画サイトを検索するが配信なし。DVDを買った。医療にたずさわる者なら絶対、それも一刻も早く観ておかなければならない映画。
 心の声を聴くことができない人間と交戦中。ぼろぼろの大輪あさがおが何を語りかけてくれているか。そっと耳を傾ける。

10.20
 今日も夜の雨で日の出からしおれた状態。花弁もしみて元気がないが、玄関を開けて見に行くときの楽しみは一緒。一日で山のようになっていた花がらや黄色い葉もかさが減った。オキシペタラム・ブルースターはまだ瞬いている。大輪開花なし。椿、そろそろか。

 11.3出撃決定。といってもつい9.20に行ったばかりだし、実は競技は11.4から。でも気球はその辺飛んでるはず。そのまま種子島に足を延ばそうか。翌朝職場から電話かかってきて、「ごめん、今、中之下三差路」みたいな。久しぶりに端島を遠望するプランもいい。でもこの歳になってやっと、長崎日帰りはきついなと思うようになった。遅いか。ご飯待ってる織ち彦ちも怒るし(笑)

10.19 "The One"
 10時過ぎ、久しぶりに家の花壇に見つけた100%紫はすでにしおれていた。駐車場はまだ元気だが、盛りは過ぎた感じ。
 今日ついに、大輪の紫が一輪も咲かなかった。ピンクも少なくこれ以外は異形成。おかげで毎日季節の移ろいを感じさせてもらった。さようなら、2021年夏。

 先日京都で試運転していた200号が津和野に戻ってきた!いつ行こうか。

 さて、期間が短いので休みが合えば検討。イベントの有無は関係なし。開催期間に佐賀にいることで十分。千代雀酒造隣りの山王神社でネット配信を見るなんて粋。帰りに行橋地蔵に寄りたい。

10.18 "Angelia"
 ちょうどタワーの陰に咲く99%紫。早出のため7時前には家を出なければならず、わずか5分の出会い。"Angelia"の切ないメロディが浮かんだ。

10.17 "The Suit"
 1:04すでに開花し始めている。夜更かしたたって朝10時過ぎには日なたのものはもうしおれていた。
 椿のつぼみは開かず落ちまくり。開花時期になくなってしまうのでは。

16:00
 4年ぶりに恵下谷林道へ。事前リサーチで通れることを確認していたが、なんとそこへたどり着く以前の県71不明(あけず)峠前でこのありさま。30年もこんなことをしているので一目見た瞬間通れないと判断。それでも乗り越えて迂回路はないかとあがくがお手上げ。
 北の反対側、R433からのアプローチはもう日没に間に合わないためあきらめ、三王原〜大馬地〜丹原エリアへ。戸山の2本アンテナ周辺を軽く流す。丹原への途中太目の倒木で日没サスペンデッド。
 木小屋に寄って話を聞くと、8月の豪雨でふもとでも濁り水が出たらしい。
 夕日と月を堪能。秋の夜空は惑星たちがにぎやか。特に宵の明星とアンタレスのコラボがきれいだった。

22:00
 林道から帰ってマシンを乗り換え吉和周回へ。もちろん厳冬期装備。吉和ドライブイン跡に隣接するデイリーなかざわさんが新店舗建設中。楽しみ。
 ストーリーに九州の友人OhIkeさんの名前を見付け、何年かぶりにメール。くしくもこの場所、2010年下記ツアーで待ち合わせした場所。タケジーさん、めにまるさん、かおりん。何年も会ってないけど元気だろうか。

6.12 打梨~鱒留~土居駅~わん茶房'S~加計駅~吉水園~温井~オークガーデン~掛頭山
6.13 広島刑務所〜広島拘置所〜潜水艦〜ナガタニ展望台〜観音崎〜御手洗散策

 真冬到来!ルーティーン路肩温度計はついに6度。なんか表示切替の瞬間を連写した?
 帰宅後落ち着いた1:00。開き始めた白と月。

10.16 "At Your Best (You Are Love)"
「Tower of The Morning Glory 」
 駐車場自生。おそらくこの夏ピークかも。そよ風のようなわずかに白い斑が入った98%紫。鈴なりの白。中電街路灯さん引き続きお世話になります。
 いたるところに重なっている葉。めくってみるとなんと住人が。糞と一緒に暮らしているよう。他のをめくってみると、糞だけで空き家も多数。どうやって葉を曲げているのだろう。

10.15 "REVIVE"
 朝のファーストコンタクトからびりびりの花があってついに犯人が判明。こいつは角がないのでスズメガじゃない?駐車場自生なのでご自由に召し上がれ。

10.14 "Behind The Mask"
 恥ずかしながらGoogleデビューいたしました。

10.13 "SYMPHONIA"
 細々と咲き続けるネメシア。返り咲きキンギョソウ。英語ではスナップドラゴン(Snapdragon)と呼ぶらしい。多くのスマートフォンで採用されているチップと同じ名前。
 ちなみに彼岸花をモノクロで撮った写真以外はすべてスマートフォン、ASUS ZenFone 7 Proを使用。今まで花など撮ったこともなく、マクロ撮影のデータも持っていないが、これだけ撮れればコンパクトカメラの出番が減るのは仕方がない。めしべをポートレイトのキャッチライトに例えてピントを合わせるが、そこは携帯画面。PCにコピーして大きな画面で見るとボケていることも多々あり。
 今日の「Tower of The Morning Glory 」は4方向から。わりとおとなしめ。

10.11 "Into the Sky"
 夜勤明け院展を観に行っていたため、帰宅した11:00には白は萎れていた。駐車場の日の当たらない雑草の底の底でまだ生き残っていたバイカラー。代わりにこれでもかというくらい大きなピンクが日の光を浴びて風に揺られていた。椿は・・・、これでいちばんが開いたと言えるのか。おしべめしべは見えるが。

10.10 "TOWER OF THE SUN"
「Tower of The Morning Glory ! ! !」
 もうすごいの一言。駐車場自生の白が花壇を逆転。特にこの街灯に登ろうとするつるは圧巻。ポールには引っかかるところがないので、最初は巻き付いては自重で落ちるの繰り返し。勝手にこうなってるわけではなく、時折誘導しながら、土台にしたつるがつるに巻き付いてこの状態に。360度全方向に花開く。
 YouTubeで"TOWER OF THE SUN"を検索すると、愛知県にとんでもないものを発見。顔自体のインパクトは大阪を上回るのでは。
「芸術は爆発だ!」
 子どもだったのでよくわかってなかったが、岡本太郎自体が発想の爆発。とてつもない名言だったと今にして気付く。愛知県犬山。ぜったい行かないといけないやつだ。
 椿。花弁が薄いため日が当たるところは茶色くなって落ちる。写真のはずっと葉の陰になっているつぼみ。いちばん椿、開くのか?

10.8 "Empire in the Sky"
 虫食いももはやアート。透過光の葉脈はため池のある衛星写真と見間違える。3か月撮り続けてもまだ予想を裏切る華やかさ。それぞれ個性的で100%紫も主役になり切れず。千日紅開花。椿のつぼみはその後も膨らんでは開かず落ちる。小さいが真っ赤なルコウは色で対抗。

 特別展がいつもハマる奥田元宋・小由女美術館。「ホキ美術館名品展」へ。行く先々で名前を見るホキ美術館はもっとも行きたいミュージアムの一つ。写実絵画については賛否両論あるが、好きなものは仕方がない。水面とか、肌の質感とか、浮き上がる静脈まで。2メートル離れれば完全に写真。寄って目を凝らしてい見ればやはり絵。今は残念ながら、距離900kmに加えてコロナの彼方。
 見終わってもまだ17:00前。月下美人のめしべで思い出した太陽の塔へ。トイレで寄ったJR芸備線高駅にはトイレなし。向かいのホームにケイトウが咲いていた。ふと、先月久しぶりに話した高校の同級生の実家が近いことに気付いた。わずか数分で到着。かなりのどかなところ。
 太陽の塔がある美古登小学校。昭和45年度の卒業記念はまさに大阪万博開催の年。裏に黒い太陽はなかった。この春廃校とのこと。
 18:00。ここまでくると、といってもまだかなり遠い東城、香川飲食店でラーメンでも食べて帰ろうとさらに東へ。いくつもの秘境駅をやり過ごす。
 18:40。10/8〜9と臨時休業のオチ。

10.7 "Still Got The Blues"
 7.11から、一つも咲かなかった7.21をのぞく毎日写真を残していたあさがお。疲労が蓄積した今日、11時に起きると、白はすべてがしぼんでいた。残念というより儚さと瞬間のすばらしさを再認識。明日はどんな花が咲くだろう。
 みんなでブランチ。自分のがまだ残ってるのに人のに手を付けて怒られる彦ち

10.6 "Still Falling For You"
 気持ちがいいくらい食べられた葉。白の株に咲く2度目の100%紫。埋もれていて引き出す際に壊してしまった。天然のめしべカットモデル。駐車場自生も朝日を浴び満開。

10.4
 夕方から西平次を軽く流す。前回人ひとりしか通れなかった倒木が避けてある。ずりずりの砂利、ふかふか真砂、雨水溝と短いけどバリエーションにとんだ路面で面白い。
 憩は路肩が崩落して通行止め。水場は変わらず。

 H2に乗り換えてルーティーン周回。21:10、川角で何気なく月下美人に目をやるとボーっと白く浮かび上がるかたまりが。
「まさか!?」
 今季あきらめていた花に出会えた。「夜の女王」「ムーンライトシンデレラ」。二日後新月なのでさしずめ「ニュームーンシンデレラ」というところ。まだ開き始めのようで一旦離れて星空を見たあともう一度寄ってみよう。
 吉和デイリーにやっとホットドリンクが。展望台は少し雲はあるものの天の川が流れるクリアな空。しっかりと尾を引く流星らしい流星五つ。KAGAYA氏のSNSによると、東京では火球が流れたらしい。珍しく写真撮影の訪問者あり。
 チェリーゴルフクラブの定番路肩温度計は12度。直後のブラインドコーナー明けで猪の親子に出くわし肝を冷やす。スタートから予感がしてゆっくり走っててよかった。さらに減速。
 玖島を抜け1:35再び月下美人。
「美し過ぎる」
 予想通り4時間経過しさらに開いている。玄関わきに置いてあるため香りはそれほどでもなく、近づくと匂う程度。嗅いだことのない匂い。めしべが染色体のような形をしていて太陽の塔の一階を思い出した。おしべはバックダンサーみたい。隣にある別株にはすでに咲き終わった花がこうべを垂れている。
「今夜走りに出てよかった!」
 うちの月下美人にも期待。
 帰宅した2:47。駐車場自生あさがおがすでに開いている。少しずつ夜が長くなっている証し。儚さでは月下美人に負けてない。

10.3 "Nothing Lasts Forever"
 今日のトピックは間違いなくこれ。何を思ったか虫食いの穴にはまった紫。3枚目が無事解放後。20%+5%紫をはじめ、個性的なパープルラインがたくさん。数もすごい。最後は半のら3兄妹のお母さん。最近は単独行動が多い。虹彩の色は子どもたちと違うので父親からの遺伝。鼻にぶちがあってこれは完璧に母からの遺伝。黒ねこキキにも実は新月のように見えないぶちがあるのかも。

10.2 "ON YOUR MARK"
 朝玄関を開けた途端、「うわー」っと声が出た。たくさんの白だけでなくピンク、紫。花壇80%紫と駐車場16%紫はひときわ目立つ。4色のペンタス、キバナコスモスやキンギョソウ。まだ二つ咲いているブルースターまで。伸ばしたつるの先に咲いた花は、ほかの種類の株に巻き付いて、新種「椿あさがお」「オステオあさがお」誕生。いちばん白椿は、予想通り開くことなく茶色くなって落ちた。
 ちょうど写真を撮っているころ、たくさんのつばめが空を舞っていた。(紫あさがおのムービーの最後にも少しだけ登場)この時期南へ旅立つことは知っていたが、調べてみると、台湾、フィリピンから遠くはオーストラリアまで行くらしい。あんな小さな身体で数千キロ。すごい。

10.1 "Dreaming of Hope"
 きれいに咲いているものもある中あえて破れかぶれなやつ。二つとないシェイプ。白は駐車場自生と花壇で競って咲きまくっている。いちばん椿は予想通り開く前に枯れそう。枝の間につるを伸ばした椿紫が代役。
 最近FBに書いたものをこちらに転載することが多く、写真がないと話が見えない変な文に。上の"f"より。

9.28 "セクシャルバイオレットNo.1"
 久しぶりにクォーター。もう少し時間があれば開いたのに出勤時間。駐車場自生、明日はもっと増えそう。うちの花壇が織彦ならこちらは半のら3兄妹。生の息吹あり。椿がふくらみを増す。

9.27 "Tonight's Sky"
 駐車場自生。5:30に開き始めが日が昇って全開。月の真下に久しぶりのオリオン。黄色くなった葉を花がらと一緒に葉摘み。椿が今にも開きそう。

9.25 "Shine"
 駐車場、半自生の白。ご近所の芙蓉が空へ手を伸ばす。撮った写真には彩雲?ハロ?
 家の花壇は白が爆発。ピンク、紫、ルコウも負けていない。ペンタスも元気。白椿は今にも咲きそうだが去年のいちばんつぼみは咲くことなくそのまま茶色くなって落ちた。毎日どこかが違う日々の移ろい。

9.24 "Just Show Me How to Love You"
 椿トンネルの中のあさがお。宿主白椿も負けじとつぼみ準備中。取り込み中オンブバッタは人種を越えた愛。種は回収し、忘れたころに開いたオキシペタラム ブルースター一輪。今日はルコウの赤と大輪紫の競演が鮮やか。西洋白はパープルラインがたくさん。駐車場こぼれ種。日当たりが要因か極太のつるが足を引っ張り合い、見るたびにようすが違う。日に日に勢力を拡大中。今日の花は三つ。家の花壇と違って一切手入れなし。来年は何もしなくても咲きそう。あさがおテロリスト。

9.23 "エンドレスサマー"
 赤のルコウと白の西洋が主役に。特に白はパープルラインのものが明らかに増えている。また幻の紫に期待。ピンクと紫はほとんどがしわしわボロボロの異形成だが、整ったものがたくさん咲くより個性的。

 H2火入れ。展望台に到着し、木星に目を向けた途端星が流れた。得した気分。
 おととい、中秋の名月でもてはやされたのも今は昔。十七夜の月はひっそりと自分だけのものに。スマートフォンに夜景モードというのがあって、手持ち月あかりのみでバイクを撮ったら意外にも幻想的。
 天頂の夏の大三角形は6年前のちょうどこの時期、リハビリ病院の屋上から見続けた配置。夜空にはばたく白鳥はいつ見ても美しい。織っち彦っちも。
 定点路肩温度計は13℃。ナイトライダーは一足先に冬支度。

9.22 "Purple Rain"
 去年西洋白あさがおのたった50cmの枝に咲いた突然変異紫。今年その枝から採取した種を中心にまいたが、やっと出会えた。今朝のものすごい雷雨でほとんどの花が破れる中、大きな葉に守られ昼に発見。日なたなら雨が降らなくてもとっくに萎れていたはず。
 紫が咲いたら添えようと思っていたPrinceの"Purple Rain"。亡くなってもう5年。MJ、ホイットニー、そしてプリンス。みな薬物絡みの早すぎる死と、アメリカの闇。たった数時間しかないあさがおの儚さと重なる。先週隆盛を誇った白い曼殊沙華には滅びの美。小さなときから見守ったカマキリにも命の期限あり。万物まさに「盛者必衰の理をあらはす」。

"Thunder And Lightning"
 7:05、すごい雨と雷にtenki.jpを開くと、見覚えのある雨雲レーダーの形にパソコン内にある7年前の画面キャプチャーを探した。死者70人以上を出したあの「平成26年8月豪雨」に酷似した線状降水帯。でも比較してみると雨の強さも広さも全く違うし、なにより降り続いた時間が比べものにならない。避難を考えた夜を少しだけ思い出した。

9.21
 駐車場こぼれ種西洋白が雑草を巻き込みながら開花。

9.20
旧千代雀酒造。
『男はつらいよ ぼくの伯父さん』1989年(平成元年)12月27日公開。劇中に咲いていた彼岸花。32年後の同じ季節を歩く。
 このまま朽ち果てていくのかと心配していたが、台所には女性の姿があって、夕飯のいい匂いがただよってきた。

9.19
 彫刻村林道がとんでもないことになっているというので行ってみた。南原キャンプ場が災害通行止めとなっており、釣り堀周辺に車多数。もう30年近く通る道だがこんなにたくさんの車が止まっている光景は初めて見た。わざわざここでデイキャンプしなくても他にいくらでもあるだろうに。
 事前情報でかなり危険な状況が予想されたため、南原林道に入る前に友人に連絡。21:00まで連絡なければトラブルにあっている可能性が高いことを伝えた。こんな連絡何年ぶりだろう。
 南原は多少ガレていたが、土砂崩れという土砂崩れはここだけ。先人が倒木除去してくれておりクリア。下りでは道路が川になっていて、アスファルトがぼこぼこにめくれあがっていた。中倉峠から南方の集落を抜け、千代田ファーム手前、県69の三差路に出たところで予想外の展開に。道は完全に落ち、路肩のコンクリートだけが一本橋になっている。
「これは・・・」
 幅20cm、距離3m。平地なら何の問題もなくクリアできるが、谷側は崖下まで約3m、山側もえぐれて水が流れていて、左右どちらに落ちてもただ事じゃない。
「肝試しか。気合を入れてクリア!」
 とそんなアホな選択はせず、周囲を散策。崩落手前から側溝を越え、左の藪の中から資材置き場のような広場に出て、無事三差路に抜けることができた。
 彫刻村林道南側アプローチ。先週MD47初回点検時ドリームで大崩落との情報を得ていた場所。
「・・・」
 これは無理。いや少なくとも一人では無理。周囲にタイヤ痕多数。もし落ちて動けなくなっても明日祝日なので誰か来るかもしれないが、今の仕事状況から鑑み、絶対怪我をしてはいけない。早々撤退。
 そのまま帰るはずもなく、友人にとりあえずの無事を連絡。北側の彫刻村からアプローチ。その冒頭。
「久井の岩海ですか?!」
 土石流が数十メートルにわたって谷を分断、でかい岩がゴロゴロしてどこが道だったのかもわからない。周囲を散策。しかしここでも好きもののタイヤ痕多数。一か所どうしてもクリアしないといけないステアに石が詰めてある。そこにさらに石を詰め、難易度を下げて無事クリア。その後も路面の雨水溝は深くえぐれているし、越えても越えても崩落していてもう修行の様相。それでも南側で引き返した場所近くまでたどり着いたところで大規模崩落あり。タイヤ痕もここで止まっているし、日も落ちてきたので日没サスペンデッド、また次回。友人に無事を報告。
「何のために?」
 自問自答するが、答えは「そこに道があるから」とジョージ・マロリーの言葉を拝借するくらいしか思いつかない。今日に限っては道なくなってるし。30年前、ジムニーで行けなくなったその先へ行きたくてオフロードバイクに乗り始めた。今も変わらず。
 彫刻村林道。生活道じゃないしもうこのままかも。まあ好きもの集団がまたルート開拓するだろう。
 CRFMD47。ハイシートじゃなくローダウンを選んだ理由が見事にフィット。失速してスタックしても両足がつく。反面、倒木やロックセクションで下を打つのはしょうがなしというところ。
 ほぼ十三夜の月と木星土星。西には金星が輝いていて秋の空が賑やか。

9.19 "Listen to the Light"
 雨粒に濡れた花の方がきれいだと思っていたけど、透過光もなかなか。スマートフォンのカメラも捨てたもんじゃない。
「Listen to the Light」
 今は亡きZeno Rothの名曲がはまる。

9.18 "Together"
 今日けっこうな距離を走ったが、あぜ道や法面の彼岸花は赤ばかり。なぜ家にこの白があるのか不思議。
 すべてのつぼみが開いたがすでに萎れ始めたものあり。昨日がベスト。一度しかない21年夏が通り過ぎていく。

 ねこは鼻の幅やひげ周辺の大きさ、体格で性別をある程度判別できる。ひと回り大きくてプチもふなアゴブチは後ろ姿で野郎であることを確認。物事に動じずゆったりとしている。父親もそんな感じ。やはりハナブチとキキは女子のよう。特にハナブチは好奇心旺盛。そういえば彼らの父親。この間家のガレージの屋根からお隣の塀に飛び移る際、落ちかけて爆笑。連写できてたら岩合さんだったのに残念。

9.17 "知りたいこと、知りたくないこと"
 この秋初めて曼殊沙華=リコリスということを知った。まだ開いてないつぼみもあり満開は明日だろう。台風で散るかと思ったが、風が通り過ぎたあともかわりなし。
「花の記憶は残る」
 近所の園芸店店主の名言。母が施設に入るまで何の興味もなかった家の庭だが、正月の葉牡丹やチューリップ、弟がくれたと近所に自慢していたあじさいの記憶が鮮明に残っている。毎年同じ時期に咲くことで刷り込まれ、季節を移ろいを無意識に感じていたのだろう。
 ところがうちの彼岸花。これだけ派手な花なのに、3年以上前の記憶がない。球根だけに勝手に沸いてくるはずもなく、植えないと絶対咲かない。なぜ彼岸花、それも赤じゃなく白。真相を知りたいが、息子すら認識できなくなった母にとって、墓まで持っていく秘密なのかもしれない。立ち退き、仮住まい、再築。掘り起こして咲かせ続けるつもり。
 いつか自分もいなくなったあと、9月に花開く白いリコリス。道行く人が「なぜここに」と不思議がる様子を想像し、ほほが緩む。

9.15 "Teas'n, Pleas'n"
 ハナブチ、キキと戯れる。あわれスマートフォンはハナブチのサンドバッグに。どうやらサウスポーらしい。パンチが届かない距離を見切ったと思っていたら、予想を超えるスピードと、スナップを効かせたジャブがリーチ以上に伸びてくる。左手親指に一発食らって流血、テクニカルノックアウト負け。爪切りなど無縁の半ノラ3きょうだい。爪先はもう猛禽類状態で破壊力満点。運が悪ければバルトネラ-ヘンセレを盛られたり、マダニで周知されたSFTS(重症熱性血小板減少症候群)で死ぬことも。以前にも食らって出血したが、今のところ猫ひっかき病の兆候はなし。
 一度は去っていったキキがすぐに戻ってきて2ラウンド目開始。2対1の不利な戦いに。2匹とも均整の取れた身体つき。生後3日目から何不自由なく室内で過ごしているうちの織彦とは別物。どちらが幸せかは本人たちの性格によるところ。人間様は古いタープのポールで対抗。
 蓄積したねこ知識から推察し、ハナブチ、キキは女子の可能性が高い。一方ひと回り大きくプチもふのアゴブチは野郎か。

9.12
 彼岸花開きました。昨日つぼみだった五つ子が開花。部屋にいれば排除するハエも外では無駄な殺生は不要。そこは彼らのテリトリー。ハート形の西洋だけでなく、大輪の葉も巨大。冬の間埋め続けた織彦うんこ有機肥料が効いている。久しぶりのモンステラ紫。

 20:30、アレイからすこじま。砕氷船/南極観測船「しらせ」。今回は訓練航海で明日横須賀に帰るとのこと。「そうや」から数えて4代目。
 世界は今まさに映画「復活の日」。昭和基地を含む各国の南極観測基地では陽性者は出ていないのだろうか。

9.11
 彼岸花は明日開きそう。去年2か所に離れていたのを掘り出して一つに。しかし一本だけ逃れていたよう。コスモスとあさがおに囲まれた離れは居心地よさそう。

9.10 "Glory of Love"
 白が爆発して圧巻の今朝。ほのかなピンクを宿すプレーンのホワイト。紫ラインもたくさん。今日はハーフはなし。椿あさがおは三つ。
 天をつかもうとする曼殊沙華のいちばん花は明日かあさって。オンブバッタ、春からの付き合いのカマキリ。
 ガーデン・オブ・モーニング グローリー by ターケ・テューダー(笑)

9.9 "Only Love"
 天を衝く白彼岸花の成長は目を見張るばかり。一日で軽く10センチ以上。おそらく夜間の伸び率の方が高いと思うが、計算上仮に伸び率は平均、12センチ/日として計算すると、1時間に5mm。ほんと、凝視していたら伸びるのが見えるような気さえしてくる。来年花が終わった後掘り出して仮住まいに持っていく予定。
 今日も現れたハーフ。残念ながら開く前にしぼむパターン。早めに摘んで部屋に挿してみた。昨日花弁のスパイラルについて調べたときもう一つ面白い性質を知った。
「あさがおの開花は、朝日ではなく夜の長さ」
 なるほどうなずける。あと大輪と西洋は開花時期、時間帯も違う。
「白椿のトンネルにあさがおの花が咲いた」。椿自身も冬に備え、大きなつぼみをつけている。3年前一度切ってしまった赤椿が復活し、小さなつぼみが。それぞれの時間、それぞれの今。

9.8 "Purple Haze(1967)"
 きたーーー!!!この希少紫を待っていた。曼殊沙華はもう林に。
「Mendel's laws」
 メンデルの法則に習って、去年この不思議な白紫が咲いた50センチの間の種だけを採取して、今年主にまいたけど葉焼けや線が細くほとんどが枯死。結局今まで咲いているのは白、もしくは紫ライン入りだけ。今日やっと咲いたこのハーフはやはり突然変異?
 調べようにも直後の強い通り雨で午前中すぐに溶けてしまった。まさに瞬間のアート。高いところにあるので、あまりにも絡み合って根元を特定する気にもならず。秘密は詮索するなと言われているよう。

 このハーフを見て今気付いたのだが、あさがおの花弁はセンターから円周へ最短で伸びるのではなく、微妙にライフリングされている。つぼみがドリルのような渦巻なので当然と言えば当然。その向きが中心から外へ時計回りと捉えるか、もしくは外側から中心へ反時計回りと捉えるか。これってコリオリフォースの影響下なのか。台風と同じように、南半球のあさがおは逆向きなのだろうか。
 つるも必ず左巻き。内側と外側の成長ホルモンの濃度が違うらしい。そして必ず上に向かう。うちのあさがおも、ネットの上に到達した時点で摘心。以降生えた脇芽を朝晩横にまき替える作業を続けた。一日休むともう上にぐるぐるで、ほどいては巻き替えた。いったいどこにどんなセンサーを持っているのか。奥が深すぎる。

9.7
 白い彼岸花。眺めていたら伸びるのがわかるくらいの成長スピード。

9.5 "月下美人"
 彼岸花の芽きた!

 22:00過ぎ、月下美人の様子を見に川角へ。タクシー会社の向かいにある建物の玄関に大きな株が2本。パカッと割れて牙でも出てきそうな人食いつぼみがわんさか。家の株。ここまでするのにいったい何年かかるのだろう。想像もつかない。いつ咲くかわからないので毎日夜中に通いたい気分。
 夕方CRFのエンジンアンダーガードを取り付け。ちょっと試してみたくなり23:00も過ぎてから西平次林道へ。のっけからデカ猪に前を横切られセーフティモードに。それでも飛び石がカンカンとガードに当たってざまあみろという感じ。
 あの災害後。えぐれた雨水溝や倒木は想定内。ラインどりに迷う新しい溝をクリアしつつ峠を越えると、今度は想定を超える倒木の連続。それでも舗装路に出て一安心と思ったら、突如クリアできそうにない障害に行く手を阻まれる。
「えー、ここまで来て引き返す?!」
 通れるところはないかと倒木の裏に回ると、人ひとり通れる道が作ってある。
「ありがたい人がいるもんだ」
 無事クリアして憩の森に抜けた。ちょっと出のつもりがなかなかのアドベンチャーで得した気分。

9.2 "LAZER"
 CT125ハンターカブ。予想以上の乗り味に驚く。もともと年明け、市内ではほぼフルスロットル、エンジンぶっ壊れそうなSuperCubC90に限界を感じ、排気量アップを検討。カブ主であることは必然のためHONDAのサイトを開いた。
 当たり前の流れでカブ/クロスカブ110、C125をチェックすると。
「なにこれ?CT110?ハンターカブ?」
 そこで初めてCT125の存在を知った。検索するとたくさんヒット。20年に復刻し軒並み高い評価。ちょっとしたダートにも入れそうなのが最大の魅力。しかし、驚きの納車半年待ち・・・。
 あまりにも先のため一瞬躊躇。とりあえず行きつけのお店で聞いてみるがやはり9月。それも確約なし。ただこのマシンに決めるなら遅ければ遅いほど先に延びる。3.1付けで発注をかけた。自分が元気で、マシンが壊れなければ、20数年後、免許返納時最後に残るバイクという位置づけ。
 5月。不用意に入ったのうが入り口で16CRF250Lラジエーター損傷。ドリームでCTの話をすると、8月納車もありと。メンテナンスなど窓口が統一されるため都合よく、最初に発注をかけたお店に平謝りでキャンセル。5.30、21CRFと合わせてなんと新車2台を同時契約するという、おそらく人生最初で最後の大人買いとなった。
 その後21CRF250Lはすぐに納車。わずか120kmで飛び石によるクランクケースカバークラックでドック入りとなるが、現在アンダーガードも届き取り付け予定。こちらも想像以上に出来の良いマシン。そして8.29。
「CT125。通称ハンターカブ納車」
 第一印象は思ったより大きい。必須条件のキックペダル。セルスターターがあってもキックする。時計がないのが残念だが体内時計を研ぎ澄ますにはちょうどいい。モトブログ等で見かけるフロントステム周辺にマウントされた電子機器の光景は見ただけで嫌になる。太陽と月の方角を見て風のままに。無意識下で多重課題を要求されるライディング。これからは真剣に認知低下予防を考える年齢になった。
 バイクに乗り始めた時からルーティンの左ミラー取り外し。市内で信号先頭に出るとき、山でウッズセクションを走るとき必須。またがってまず灯火類と機能の確認。ODOメーター1km。昔の新車は数キロは進んでいたが最近は少なめ。CRFも1kmだった。アナログメーターと違って出荷時にクリアされるのかも。またがった瞬間足つき性が悪いのに驚いた。シート幅があるため、21CRFより高く感じる。
 走り出し。当然C90より力がある。チェンジペダルが軽い。4速70kmでまだ余裕あり加速もまずまず。特筆すべきはブレーキ。前後ドラムのC90はまったく止まらず、進む先の歩行者信号点滅を見て早めのブレーキングが必要だった。CTはフロントのみABSの前後ディスク。ブレーキングをかなり遅らせることができ、なおかつしっかり止まれるため、変わりそうな信号に間に合えば一気に数個先の交差点までたどり着ける。これには感動。CRFではABS作動確認済み。CTでも試してみる。
 初回給油。タンク容量5.3。検索するとなんと実測50km/L後半出るらしい。満タンで300kmは信じられない燃費だが、全開のC90と比較してエンジンに余裕があるため頷ける。普通に走れば月100km。3か月無給油とは嘘みたい。
 取り回し。ハンドルフルロックで車体をバンクさせればかなりの小回り。唯一気になった点が車両重量。C90は腕だけでリヤも持ち上げて方向転換することができたが、CTでは踏ん張りが必要。自宅での駐車では10cmほど段差を持ち上げる必要があるため、特に重さを感じる。
 ここから10日後続き。C90と比較して、加速、最高速、ブレーキングすべてにおいて

9.2 "What's Up"
 そぼ降る雨に四種あさがお非売品。早めの花がら摘み61。

8.31
 CubC90。別れはいつも切ない。

「みなさ〜ん。」
今日は〇〇チャン園芸から大変貴重なあさがお4段重ねのご紹介で〜す。
商品番号6番。
色は下から紫、ピンク、白、赤の1種類となっておりま〜す。
では、さっそく商品の方ご紹介させていただきますね。
今日いちばん大きな14pの大輪紫をベースに、形の良いピンクを重ね、
やっと開き始めた白をあしらっております。
白には紫のラインが1本だけ入っていて、良いアクセントになっていますね〜。
そしてトップには今日、この夏初めて咲いた真っ赤な一番ルコウアサガオを贅沢にセットしました。
まさに今日、この瞬間しかない特別な逸品です。
ディスプレイにはポルトガル、コスタノバのブルーグラスを使用して透き通るような海をイメージしていま〜す。
お好みに応じて、一つ一つセパレートで飾っていただくこともできま〜す。
お客様のセンスしだい、数時間の夢をお届けしま〜す。
「やっぱり〇〇ちゃん園芸ですね〜。」
「ありがとうございま〜す。」
さて、気になるお値段です。
今回とても貴重な一点もの。定価99,800円のところ。
ズバリ9,980円。
もうたくさんのオーダー入ってま〜す。お電話のかなり混みあって来てるみたいです。
「ちょっと待ってくださ〜い!」
今〇〇ちゃんからの提案で、今回だけ特別、鼻毛切りばさみをおつけして、
なんと!98円!!98円!!!
一輪あたり24.5円というお値打ち価格になっていま〜す。
あーっと、もうお買い上げ決まったようですね〜。
またの機会にお待ちしていまーす。

8.30
 今日も65開花。なにげに花がら摘みが苦痛になってきた。うち西洋白が10個。日中の気温はまだ高く、完全に開く前にしぼむが、大輪あさがおと違って一つの脇芽に3〜5個のつぼみがつくため爆発は時間の問題。
 あさがおの森に隠れてなかなか出会わなかったカマキリが久しぶりに姿を現した。十数倍に巨大化。
 いまだ一つもつぼみを付けなかったルコウアサガオがついに覚醒。明日いちばん赤開きそう。

8.29
 今日は暫定54もピンクと紫のバランス良く華やか。
・何を間違えたか7月から咲き始めたコスモスも、9月を前に季節相応、違和感がなくなってきた。
・昨日より一部の西洋白にパープルラインが入り始める。
・切り戻し過ぎて瀕死。再生と、ナメクジに食われる速度を競っていたペチュニア。ナメクジに勝って復活。
・オンブバッタは一皮むけて身体乾かし中。
・なじみのパティスリー"ananas"さんの庭から挿し穂をいただいた3種のアジサイ8本はすべて発根、絶賛発育中。
・自宅前のかつての賃貸駐車場。うちのこぼれ種から発芽した西洋白あさがおは、7月の草刈りですべて刈り取られた後復活。しかし周囲には巻き付く先がない。よもぎ、猫じゃらしなど自分より背の高い草を締めあげながら空へ。数少ない宿主に殺到し、絞め殺しては倒れ、皆の重みで倒れ、さながら太宰治「蜘蛛の糸」の様相を呈す。穂先は助けを求めるカンダタの咆哮か。花はいつ咲く?

 CT125ついに納車。免許返納時最後に残るマシンという位置づけ。これですべて新車購入。人生最強のラインナップ完成。

8.28
 暫定62最多更新も、このあと白が何個か開きそう。※帰宅してからの花がら実測で71個。さらに大台。

8.27 "新日本紀行"
「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。」
 昨日昼間、断末魔の叫びをあげ庭を漂っていたアゲハが今朝羽だけに。身体は"こねこ3きょうだい"に弄ばれたか、アリに持っていかれたか。椿トンネルの奥にひっそりと咲く大輪紫もけなげ。
 ざっと数えて55、最多(咲いた)更新。小さな庭にも、盛者必衰の理あり。※花がら摘んだら60の大台だった。
 先月から使っているアルスの剪定ばさみとチカマサの抗菌はさみ。工具、道具は支払った分だけ自分に戻ってくる。

 CT125週明けに準備中との報。すべて新車購入。人生最高の布陣完成間近。

8.26
 最多(咲いた)48個。

8.25 Dear #79, ~1989~
 東京での6年間。家が近く、もっともつるんでいた友のひとり。最強のDL、リキに捧ぐ。

8.24 "Tonight's Sky"

8.22
 花がらブーケをテーブルに飾ってみた。保育園の時に作ったピンクのペーパーのバラのよう。でも、アリが出てくる(笑)

8.21
 雨になれると花もちはいいし水滴はきれいだしまんざらでもない。今日はモンステラのようなきれいな虫食いのピンクが個性的。

8.18
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」
 一つとして同じ花なし。時の流れの中に浮かぶ半日のうたかた。良きこと悪しきことも一夜の夢。旅と人生と、またかくのごとし。

8.17
 水滴一つ一つに曇り空のリフレクション。このくらいで留まればうれしいのに。

8.16 "MLB at Field of Dreams"
 すごすぎる。久しぶりに鳥肌が立った。おじいさんになったレイ・キンセラ(=ケビン・コスナー)と、映画公開当時まだ生まれていなかった現役選手たち。自分も歳を取るはず。

8.14 "The Rain"
 傘さして花がら摘み。今の大雨もさることながら、向こう10日間すべて雨マーク。もう映画「天気の子」レベル。パンデミックといい、災害といい、異常発生して環境を破壊しまくる人間を淘汰しようとしている地球の意思ではないか。
 自然の猛威と美しさは紙一重。あさがおの葉を落ちていく雨粒のカスケードがきれいすぎる。

8.11 "この一瞬という永遠の中で"
8.10 6日前けっこう咲いていた吉和ひまわり。今日はもう満開と期待していってみると。
「嘘やろ!」
 よし"わ"がよし"あ"で大ショック。根元からぼっきりほぼ全滅。昨日直島の堤防の黄色草間かぼちゃが波に漂う映像にショックを受けたが、それに匹敵する衝撃。これからというときに・・・。
 気を取りなおして久しぶりにR488広見集落を目指す。調べると国道なのにもう10年通行止め。工事関係者に出会い、途中道が補修されて、路肩の白線もきれいに引きなおされている。ついに開通かと期待したが、先に進めばいつもの落石倒木多数。路面は苔むし、台風で飛んだ青い葉で覆われて最高にスリッピー。このまま谷に落ちたら白骨化するまで気付かれない。久しぶりに誰かに連絡しておこうかと真剣に考えた。きれいなアオスジアゲハの群れに何度も出会った。
 ここまで来たら欲が出て益田のレトロ自販機、後藤商店とオアシスに寄って191経由で帰宅。井仁から田之尻に出るところで100kgはあろうかという猪と接触しそうになり肝を冷やす。最近やたら出会うので注意して走っててよかった。
 納車すぐ124kmでドック入りしていた'21CRF MD47で初めての長距離走行。燃料使用量の精度が秀逸。燃料計は益田ですでに最後の目盛りになっていたが、燃料消費量計は5L。タンクが7.8Lなのでまだ3L近くあるはず。すでにあたりは暗く、これからの中国山地越えにかなり躊躇したが、データも取りたいし行けると判断して無給油。結局自宅までワンタンク240.1km。消費量6.1Lに対して実際の給油6.48L。まだ1L以上残っている。燃料計より消費量計の方を信頼してよさそう。いいデータが取れた。

8.10
 あさがお。7.11の一番ピンク以降7.21除く毎日開花。ここ数日は30個以上の大爆発。そして。
 8.4に初めてつぼみを付けた西洋白。昨日まで開くことなくドリルのまま萎れていたが、本日初めて開花。
 気温を全身で感じる植物の繊細さ。立秋を定めたいにしえ人のすごさ。砂漠化した庭を潤す雨の恵み。

8.9
 あさがお。台風の雨風受けても30以上。アスファルトを割って咲くユリの贈り物も。

8.7
 昨日の二階はMAX38度ジャスト。高温地域を疑似体験。あさがお。昨日の白は結局ドリル状態のまましおれた。今日もだろうね。

8.6 "Love Song"
 原爆の日と同時に93年に死んだ家族、ルナの命日。臆病でおだやかで、べっぴんさんだった。家にやってきたのは中3の時。当時はまだ宇宙に傾倒していなかったが、ルナ(=月の女神)と名付けたのが今へとつながっている。織彦もほんとうに手がかからず、いたずらもなく、人懐っこいやつら。
 あさがおは全部写真に撮るには大変になってきた。白は今日も咲く前にしおれるのか。

8.4
 あさがおピンクのみ12。西洋あさがお一番白開花!でも完全に開く前にしおれてしまった。去年もそうだったので気温下がり待ち。

 ここのところ毎日現れる「半のら三兄弟」。「半のら」とはついにお隣さんが餌付けしてしまったから。うちでは「はなぶち」「あごぶち」「きき」と命名。実は今日が初めてのふれあい。あさがおのつるじゃらし効果あり。かわいいききパンチ。
 うちの織姫彦星は暑さでだれ気味。
 この後花の写真を撮っていると再び現れたはなぶち。こちらもファーストコンタクトと思いきや、噛むわ爪立てるわで流血。最後はシャーでかわいくないはなぶちパンチ。

 21:00。川角の月下美人は暗がりではオバケ。吉和ひまわりはかなり開いてきた。
 昼間、CRFエンジン回りの異常な暑さは誤算レベル。リッターバイク並みで膝を締めれば間違いなく水膨れになる。
 立秋まで3日。21:00県北の路肩温度計は20度。走ればもう肌寒い。吉和展望台で久しぶりの天の川。今日もISSを見送った。ペルセウス座流星群も間近。

8.2
 あさがおビッグバン!五輪マーク付き。動画二つ目のあり得ない筋力を持った反重力のつる。摘心せずどこまで伸びるか実験中。
 朝起きて庭に出るのが楽しみな反面、暑さで昼前にはしおれていくはかなさよ。一日一日が一期一会。来年は解体〜立ち退き〜引っ越しで育てないつもり。生まれた家での最後のあさがお。毎朝がセンチメンタル。

8.1 "アーユーレディー"
 CT125が8月末になるとの連絡あり。いよいよ。

8.1 "Tonight's Sky"

7.28 "People=Shit"
Nathan Jonas "Joey" Jordison 1975.4.26~2021.7.26
 いなくなることで失われるものが大きすぎるドラマー。命を削って叩いてる感じがしていた。

7.23 "Wachet auf,ruft uns die Stimme"
 この時期おなじみの記憶。本来なら観光客でにぎわう長崎グラバー邸。その喧騒をよそに、誰も訪れることなくひっそりとたたずんでいるのが坂本国際墓地にあるグラバーの墓。長崎は鎖国時代貿易を許された数少ない地であり、スペイン、ポルトガル、オランダ、ロシアなどいろいろな国の人たちが眠っている。添えられた一文が面白く周囲を徘徊していると、その一つに目が釘付けになった。
SYDNEY JOHN POWELL
BORN JULY 28 1922
DIED JULY 31 1922
 今年からさかのぼること99年前、たった4日間だけこの世に存在した命。名前から推測すると英米系。パウエル姓を調べるとやはりウェールズの発祥らしい。
 1922年は日本の元号で大正11年。なんと父とたった四つ違い。俄然親近感がわく。同年「江崎グリコ設立」。気になる人物の死去が、アーネスト・シャクルトン、大隈重信、森鴎外。サウスジョージア島に眠るシャクルトンがこの年とは。誕生が水木しげる、山下清、小野田寛郎、千石規子、瀬戸内寂聴、ペギー・リー、丹波哲郎、石井好子、内海桂子、別所毅彦、加藤治子。瀬戸内寂聴なんて存命だし錚々たる面々に親近感倍増。極めつけはフグ田サザエ。原作ではこの年の11月22日生まれ。相当なおばあさんだということが判明しても永遠の24歳。いや24歳も違和感大あり。
 シドニーも生きていいれば99歳。彼や彼の子孫が生まれていたら、少なからず周囲の歴史が変わっていた。もしかしたら日本史に影響を与える人物が現れていたかもしれない。彼の兄弟やその子孫は今どこに住んでいるのだろう。思いは尽きない。
 来年は生誕、没後100年。この4日間をねらって、縁もゆかりもない彼に花を手向けにいく旅も面白いかもしれない。

7.22 "A Change of Seasons"
 あさがお。おそらく去年の種で遺伝子異常を起こしている株が数本。花や葉の形がいびつだが、二つとない個性が面白かったりする。
 コスモスは3年目の種が先月から咲いている。なんと、もうつぼみがついている白椿。オキシペタラムはたくさんの種が弾け待ち。それぞれのタイミングでそれぞれの今を生きている。

7.19 "Swords & Tequila"
 神奈川で71年目に咲いたリュウゼツランの記事を読んだのが17日土曜日。調べてみると、全国各地の地方紙にけっこう載っている。そのすべてが半世紀単位で、人のライフタイムを無視した開花サイクルに興味がわいた。それもひと夏咲いた後枯れてしまうという。近くで咲いている場所は。
「尾道、福利物産。」
 記事によると、こちらも植えてから50年。あいにく週末は雨。月曜から水曜は仕事だが、尾道なら片道1時間かからない。月曜仕事を定時で切り上げ、H2のエンジンをスタートした。
 18:08五日市ICイン、18:58福山西ICアウト。藤井川の土手を下り、あっという間に現地に到着した。
「・・・」
 言葉にできない存在感。英名“century plant”(センチュリープラント)と呼ばれ、メキシコではテキーラの原料となるこの植物。そのいかつい葉から伸びる茎は6メートル以上。小さなアスパラから2か月足らずで一気に天を衝くらしい。そういえば、40年の昔、母校の小学校の中庭に植えてあったのを思い出した。もちろん花は見たことがない。
 この50年、そしてなぜ今年。一体どういう条件で咲こうと思うのだろう。葉はすでに枯れ始めている。葉の養分を花に回し、枯れていく。去年生まれたときから庭にあったもみじが枯れた。このリュウゼツランも同世代。喪失を憂う、そんな年齢になったことを感じずにはいられない。
「待てよ。」
 この花は今年枯れるが、来年またどこかで別の花が咲く。ひと夏に一つ、探してみるのも面白い。青空を貫く黄色い花を求めて。
 帰路、ちょうど20年前変死体を見つけた中国モーテルの前を通過したのも何かの縁。

7.17
 なんと!庭いじり中ハクビシン現る。

7.7 "Rewrite the Stars"
 七夕。織ち彦ちはなにも変わらず普段通り。
 ついに動き出した換地計画。まずは査定のための片付けから。

7.1 "Tonight's Sky"

6.28 "Avid"
 CRF修理出し。2万程度で済みそう。スマートフォンで撮った写真を拡大してみると、へこんだ場所近くのボルト脇にもクラックが入っており、これがクランクケース自体だったらと思うとぞっとする。鋳物を変形させるほどの飛び石にも驚く。ドレスアップのカスタムではなく最低限必要なパーツは取り付けなくては。もちろん今までもそうしてきたが、おとなしく乗らせてくれない楽しいマシン。
 '16 MD38は初年度こそ4,000km乗ったが、翌年は1,600。以降3年間は4桁にも届かなかった。実はトリッカーが毎年3,000走っていたという事実。目的に合っていたということか。林道を飛ばすより冒険。
 ちょうどレッカー中、久しぶりに瑞風が停車していた。治って戻ってきた際には旅に出ろと、勝手ポジティブ解釈で丸く収まった。

6.25 "If I Could I Would"
 毎年この時期山形が贈られてくる宝石(さくらんぼ)。クロダとはちょうど30年前、日本橋箱崎のIBM前にある運送屋のアルバイトで知り合った。冬にはやはり山形から蜜たっぷりのりんごも。いつもありがとう。

 New '21CRF MD47で鬼ヶ城へ。まだガード類つけてないし絶対こけられない走りが不可欠。
 ところが'16 MD38と違って軽いし重心は低いし、なにより2速3速のクロス具合が絶妙。おいしいところを使って自然とスロットルが開いてくる。
「コーン」
 フロントが巻き上げた石がこれまでの経験でも一二を争うほど激しくヒット。ものすごい勢いで跳ね返り谷の方に飛んで行った。標準でアンダーガードは付いてないし検討しないと。
 久しぶりの鬼ヶ城は新たな塔を建てるらしく状況が一変していた。ふと思い出して下回りを確認。
「え?」
 ジェネレーター側のクランクケースカバーがへこんでいる。ODOを見るとまだ2桁88kmなのに。
「マジですか」
 しかしこれも運。ガードを付けていてもカバーできる位置じゃない。Newマシンの素晴らしさと相殺されて微妙な気分で帰宅。念のためへこんだ部分を確認。
「え?」
 指にオイルが。
「マジですか」
 帰宅時ODO124kmでドック入り決定。さすがにこれは有償。3万は取られそう。前車MD38のラジエーター修理10万が嫌で乗り換えたのに結局修理。2件とも30年ダートを走って初めてのケースだがあり得る不運。いきなりの厄払いということで前向きに考えよう。

6.21 12:31:32 "Summer Solstice"

6.20 "Touchdown"
 16CRF MD38から21CRF MD47へ乗り換え。2週間前にお別れした元パートナーがまた置いてありもう一度さよなら。
 納車後すぐにダート。それもいきなりナイトラン。サイレンサーを変えたMD38とほぼ同じ重さながら明らかに軽い。乗車姿勢で膝が曲げられる足つき性はアタックツアーで絶大な効果が期待できる。シフトインジケーター、燃料計、タコメーターと今まで乗ってきたトレール車にはない機能も新鮮。面白いのがヘッドライトが照らす光の形がねこの顔のように見える。山中で転倒して帰れなくならないよう心のリミッターに役立ちそう。
 フルサイズ250オフは卒業しようかとも思ったけど、目からうろこの新しい遊び道具を手に入れたかも。
 H2に乗り換えての吉和は気温11度の別世界だった。

6.17 "Kickstart My Heart"
 21 CRF納車準備完了との連絡あり。人生最後の250になるかも。

5.29 "YES"
「織と彦」#24
 先日仕事から帰るとお隣さん。
「大変です」
 その先にはねこの鳴き声。車から子ねこ3匹が出てきたと。みると白黒2匹と黒猫1匹。母親は最近近所でうろついている白黒らしい。2匹は親そっくり。
 この母ねこ。普段からお隣さんの縁側で鳴いている姿をたびたび見かけていた。困っているお隣さんには、保護できないなら放っておくしかないこと、まだ寒い朝もあるのでねこバンバン(車の始動時ボンネットを叩くこと)の必要性を伝えた。お隣さんも年齢的に自分で育てることは難しい。
 それにしてもこの鳴き声。3年半前の織ち彦ちを思い出さずにはいられない。17年10月23日。台風の去った早朝彼らを見つけた。母親が来なければそれまでと3日放置したあと保護。今のところ人生並走中。今回の親子は母親に守られ、すでに人間を警戒する術を身につけている。織彦はまだまともに目も見えず、足元はおぼつかず、保温、授乳、排泄介助が必要だった。のらねこの行動範囲は意外と狭い。実は血縁関係あったりして。
 とてもおとなしく穏やかに育った彼ら。元々の性格に加え、社会化期と呼ばれる2~7週に意識して愛情を注いだ結果が実を結んだのだと思う。兄妹(姉弟?)2匹だったのも大きい。じゃれ合いの中で甘噛みの痛みを感じ、程度を覚えていった。いらずらなど皆無で、威嚇の「シャー」を聞くのは予防接種の時だけ。爪切りも何の抵抗もなし。
 今日で1315日。3歳半は人間でいうと約30歳。その差はどんどん縮まるが、20年生きたらこちらも70歳。なんとか彼らを見送って終わりたいところ。それにしても母ねこ。子を守る力強さにあふれている。

5.26 "Tonight's Sky"

5.24 "Hellfire Thunderbolt"
 KK、これやるならプリースト抜けなくてもよかろうに。
 CRF急転。修理見積約10万で修理はなくなった。そこで新型CRFにまたがり心揺れ動く。普通ならサスが長くオフ走破性の高いSを選択するが、シート高830mmのスタンダードがセロー並みの足つき性で膝曲げてべったり。ぶっちゃけもう20年以上、林道かっとびよりガレ場探検がメイン。今回のラジエーター損傷もこのマシンなら回避できたかも。あとハンターカブも7月には入る可能性ありと。
 3択。CRFのみ乗り換え。オフ250とC90はなくしてハンターカブに統一。もしくはCRFもハンターカブも乗り換え。今月のJAF MATEに載っていた松任谷正隆のコラムが「死ぬ前に乗るクルマ」。大いに共感するところあり。どうする。
 花が終わったオステオスペルマムを切り戻し挿し芽。来季オステオランド開園のつもり。

5.7 "カサナルキセキ"
 「カメジロー」を観た後Googleで久しぶりの沖縄。豊見城のお墓を見つけた後、照美荘を探すが見当たらない。
「どこだったっけ」
 思い当たる場所は更地。過去ビューを見て脈がとんだ。
「間違ってない」
 昨年8月から11月の間で取り壊されたよう。レビューを開くとつい昨日の書き込みで、「コロナの影響で昨年60年の歴史を閉じた」と。また一つ、大切な旅の1ページが記憶に変わってしまった。寂しすぎる。

5.5 "Marco Polo"
 自分に取って決して小さくはない決断を迫られる出来事発生。CRFのエンジンを回しておこうと昼前花みずきに電話するがお休みのよう。結局昼は家で食べ15:00ころananasへ。ところがこちらも売り切れ閉店。目的変更してのうが高原の取り付きまで行ってみることに。
 ここ数か月の情報で、建物の大部分が取り壊され、頂上台地のメガソーラーに変わったらしい。90年代中盤から何度も通った場所。最後は13年2月とごぶさただった。合理的なルートは西平次林道経由のためついでに憩の森。昨日からの雨で増水しており、修繕に適した状態。この時点で夜車で来てもいいと考えた。西平次では珍しくバイク3台を追い抜く。
 極楽寺山を抜け8年ぶりのアタック入り口。ガレ具合は依然と変わりなし、ただしほぼ川。実はここで迷った。ananas行って帰ってくるつもりだったため、装備はオンでプロテクターは付けていない。しかし目の前に極上のセクションが手招きしている。以前の記憶をたどると、数十メートル先の橋が落ちてる可能性が高い。そこまで見に行ってみようと欲が出た。ロックセクションに入ってラインを定めたまではよかったが、何でもない岩に乗り上げ失速。まるで初心者のようなミス。自分自身の転倒はまぬがれたがバイクが左側に倒れた。右の脛骨をしたたかに打ち付けて鈍痛を感じつつバイクを起こす。
「まずい!」
 どこに倒れても尖った岩だらけ。運悪く左側のシュラウド下部をハードヒットし、ラジエーターがつぶれている。クーラントがリークしたらもう自走は無理なのでロードサービス。青い水滴が数か所にあるが、持続する漏れはないよう。とりあえず周囲に落し物がないか確認し、ガレ場を退避して舗装路に戻って再度点検。自走できそう。ずっと下りなのでエンジンを切って県道まで出た。再始動してもう一度点検、クーラントの漏れもない。水温計に注意し、自宅を目指しながら考えた。
「250が必要か」
 ここ数年の走行距離は1,000km未満。ずっと感じていたことだがCRFは重すぎる。今の乗り方なら125が最適だが昔のような選択肢がない。だからちょっとだけオフも走れて近所も乗れるハンターカブがベスト。遠出はH2だし、スイフトスポーツも合わせると、250がなくても最強のラインナップであることは間違いない。CRFは今回の修理代に加えてバッテリーも寿命。ただ、250オフは人生の原点。完全に手放すのは片方の翼をもがれるような痛みを伴う。ハンターカブも9月に手に入れられるという保証はない。
 税金は明日にも届くだろうし、急いで考える必要はないか。治すか手放すか、他の案はないか。高騰したファミリーバイク特約と20等級の任意どちらが得か。またゆっくり考えよう。足の打撲がちょうどけっちんくらった位置。懐かしい痛み。

 と、今これを書いていてどうもリビングの窓の外が騒がしい。夕方近所のネコが大喧嘩してたから怪我でもしてふせっているのかと思いきや、なんとでかいタヌキが二頭。

5.3 "Enrai"
 この曲と出会って37年。FBに皆既月食のトピックをあげるのに迷わず思い出した。何気なく調べると、このメロディを生み出したピアニスト、和泉宏隆がつい先週なく亡くなっていたことを知る。
 数年前CDを買いなおしたが、気分は今もカセットテープB面のラスト。収録曲にマッチした秀逸なジャケット、言葉にできない切なさと相まって、過ぎ去った年月を想う。訳もなく涙してしまう曲の一つ。

5.2 "Tonight's Sky" "What's Up"
 おとめ座の「スピカ」はどちらかというと「スパイカ」に聞こえる。ベテルギウスもビートルジュース。
 月末皆既月食。晴れますように。

4.24 "N0VA"
 旧吉和ドライブインを回る周回コースは家を出てから帰るまでほぼ100kmの気分転換ルート。特に寒い時期の夜間、バス停向かいの自販機群は手を暖めるオアシスだった。それがおとといの周回で、ドライブイン含め跡形もなく消え去っている。レストランは閉店となって久しいが、在りし日の鮮烈な記憶。
 昼を食べながらみた長野オリンピック。ジャンプの原田が「船木〜」と祈るあの場面。少し前、井口のマクドナルドがなくなっていたのに衝撃を受けたが、いろいろな「リアル」が記憶となっていく寂しさ。
 スイフト。リコールが出たようだが現時点の情報によると該当しないよう。

4.21 "Honda CT125 Time to trail"
 書き残すのも億劫な最近。誰とも会わないバイク・車での日帰りツアーはこの時期だからこそフィットするはず。本日ファイザーワクチン1回目終了。
 醍醐以降のトピック。DD51がけん引する「やまぐち」は貴婦人に負けず劣らず素晴らしい。11年ぶりに観た"THE PACIFIC"はまた違った見方ができた。スマートフォンをファーウェイからZENFONE 7 Proに変え発送待ち。そしてハンターカブ。
 国内正規ルートでは納車8月9月予定でそれも確定ではないとのこと。考え始めたのは通勤に再利用し始めたC90のパワー不足から。その後のリサーチでかなりの人気とコロナの影響から納車待ち数か月を知る。通勤だけならカブ125も選択肢に入るが、最後に残るツールとしてプチオフ性能は絶対除外できない。今日ショップから並行輸入車の提案あり。違いはタンデムステップの有無とヒートシールドくらい。元々正規、並行ともタイ生産。スイフトスポーツもジムニーの納期問題を発端とする良い出会いだった。入荷次第ではあるが検討してみる価値はあるか。現地タイのプロ―モーション動画はまさにそう使いたいんだと痛いところをつかれる。
 アニメ「スーパーカブ」も追い打ち。夜道雪演じるJKが通学でカブに乗り始め、まだ見ぬ世界へ飛び出していくストーリー。水曜日更新でリアルタイム配信中。ヒロインの原付免許取得日なんて令和3年4月26日。「まだ来てないじゃん」みたいな。
 4月26日で思い出すのは09年10Rに乗り始めた日。H2に乗り出してちょうど2年、いまだ比較してしまう瞬間がよくある。ライムグリーンにまたがって走り続けた日々。よく回してよく傾けた。当然だがツアラーのH2には欠けている感覚。特に毎日カブに乗っていると、「フルスロットル」の楽しさを強く感じる。実のところ6Rあたりで回して乗る方が面白いのではないかと調べたりもしたが、自損するのが関の山。「年相応におとなしく乗れ」と自分に言い聞かせる。

4.18 "テントローブギ"
 家の日向一等地、ペチュニアランドのてんとう虫。すぐそばのブロック塀にはたくさんの抜け殻。セミを思わせるが2か月程度生きるそう。中には羽化直後に絶命した者も。思い出すのは電波人間タックル。愛車ハスラーがテントローという名前なのを今知った。

3.30 "Still Got The Blues"
 自分が見えないものは信じない。もちろん神仏も。果てしなく広がり続ける宇宙の中で、人類数千年の歴史など瞬きの一瞬でしかなく、有機物一個体があがめる神や仏は単なる白昼夢かもしれない。山中奥深くに朽ち果てる神社と出会い、神は人の中でしか生きられないと確信する。
 3年ぶりに醍醐桜へ向かった。いつもながらスタートは14時近く。まず津山城鶴山公園へ。コンパクトに上へと広がる立体的箱庭は、自分的には近県ベストだと思う。散り始めの染井吉野にあと何回出会えるか、自分のライフタイムを意識する瞬間。美しさと儚さが同居する。
 お約束のホルモンうどんを食べて醍醐桜へ。日は落ち真っ暗。大渋滞はもう解消されていたが、まだ駐車場はいっぱいだった。バイクを止めて歩き出し、遠くにライトアップされた桜が見え始めたとき、宇宙論はあえなく崩壊する。
「なにか宿っている」
 桜のそばに行くには墓の前を通っていく。観光地化されて久しいが、地元の人たちの日常の場であることを強く意識させる。
「醍醐桜」
 樹齢数百年と言われるエドヒガン。神の存在を認めたくない自分と、目の前で圧倒的神々しさを放つ大樹。どうでもいいパラドックスに苦笑しているうち、時間が止まった。すごい光景に出会ったとき起こる無心の状態。高揚感を伴う交感神経と、副交感神経が絶妙のバランスで拮抗した状態。
「寒い」
 時折吹く強い風に我に返った。出るとき20度越え。津山最低気温3度の予想。バイクで出るには温度管理の難しい季節。春装備で出て帰りはレインウェアで対処するつもりだった。
 写真を撮りながら、風に揺れる枝にたびたび心を奪われる。そういえば、かつて醍醐桜の種は、国際宇宙ステーションの日本のモジュール「きぼう」に滞在した。親株は何百年にも渡って地元を人たちを見守り、子孫はISSから地球を見下ろした。
「ただ者ではない」
 気付くとこの寒さの中、もう1時間半もたっている。あと少し待てばほぼ満月、月齢16の月が登ってくるはずだが。
「また来ます」
 もう一つ会いたい桜がいる。一晩ここで過ごしたい衝動を抑えながら、エンジンをスタートさせた。
「岩井畝の大桜」
 醍醐から十数分のところにあるアズマヒガン。誰もいない駐車場にバイクを止める。
「醍醐が陽ならここは陰」
 醍醐の喧騒をよそに、悟りを開いた仙人のよう。谷沿いの少し狭い空間で、道の向かいに民家が一軒。障子の向こうにうっすらと灯りがともっている。圧巻は根元の水仙。大仏の台座の蓮の花のように、大樹を支えている。
 明日は仕事。それを知ってか知らずか21時ちょうどにライトアップが消灯した。
「またいつか」
 空を見上げると、明るい十六夜(いざよい)の月が、暗い夜道を照らし始めていた。

3.23 "Give Me The Simple Life"
「地植えしておけば大丈夫」
 鉢から庭に植え替えていた多年草が2月の霜で全滅。地植え神話はもろくも崩壊した。行きつけの園芸店では春の花が満開。もう花壇に植えても問題ないが。
 あさがお王国を作ろうとした去年、2階ベランダに日2回、10Lの水やりに苦労した。今年もあさがおは育てるが花壇だけに限定。
「花壇とは」
 もちろん何か植えてないと寂しいが、実のところ花を愛でる機会は限られる。余裕のない朝の水やり、夕方帰った時、休日の草取り。せっかくきれいな花を植えても少しもったいない気が。
「もっとも目につく場所」
 寝るとき以外すべての時間を過ごすリビング。そうなると当然鉢植え。常に水切れを把握でき、窓際はほぼ日向。さっそく4株、翌週5株を買ってリビングの窓際へ。
「花と、音楽と、ワインのある食卓」
 仕事から帰り、その日の気分で一鉢をダイニングテーブルへ移す。常時ストックしている小さな月、ボルドー「ラ・プティ・リュンヌ」をグラスに注ぎ、カーメン・マクレエを聴きながら、エジソン電球の暖かく柔らかい光に照らされる日替わり鉢植え。
「なぜこれに気付かなかったのか」
 鉢にもこだわって昨日植え替え。朝食では朝日の透過光に斜め下から見上げる花壇では見られない光景。さて、今夜はどの花を食卓に飾ろう。

3.22 "Tonight's Sky"

3.21 "Beyond"
 憩の森。水場を修理し始めたのが14年3月から。しかしここ数年は見に行くだけで修理はしておらず、2月の積雪時に訪れた際には枯れていた。ところが今回驚きの光景が。
「修理してある」
 さらに驚いたことに、上の貯水槽へ注ぐ流れの直前に杉の葉を置き、ごみが流れ込まないようにしてある。これまでの修理でも杉の葉フィルターを使用し、その前に3重の砂防ダムを作って貯水槽に土砂が流れ込むのを防いでいた。この7年の間何度か手が加えられていたことはあったが、杉フィルターを施す人間がいたとは。
 本格的に治したいが、水量が必要な強い雨の深夜、レインウェアを着てスコップを持つ姿はほぼ死体を埋めに来た犯人と化す。まだ水は冷たいしまたにしよう。

3.1 "Tonight's Sky"
 ハンターカブ発注。受注自体は4月からで早くて6月納車。確保できなければ年末も。急いで欲しい訳でもないので気長に待とう。最近カブに乗ることが増え、常にフルスロットルでしんどそう。さらにそのスピードからドラムでは止まらない。ハンターは前後ディスクでフロントABSと心強い。アンダーガードも付いていてちょっとしたダートにも入れる。Dio、モンキーに始まりハンターカブに終わる。結局はHONDAだった。
 ハンターカブを手に入れることによってちょっとした楽しみが。所有するすべての車両が新車購入となり、表紙の数値のODOとRiDEがイコールに。
 最後に残るバイクになる予感。歳を重ね、いろいろな人生をを見るにつけ、明日の健康が薄氷の上にあることを痛感する。バイクに乗っていても、危険な場面にあうのは小排気量のことが多い。
「このハンターカブは20年前新車で買ったんだよ」
 70を越えた自分がまだ見ぬハンターと一緒であることを願う。

2.26 "Rock My Nights Away"
 いよいよ区画整理が動き出した。生まれて50年以上過ごした家と町が消えてなくなる。建て替え後健康でいられるならあと20~30年。できればこの家で終えたかったが、礎石に柱を立てただけの戦前の母屋に不安があるのは確か。一人で片付け、取り壊し、仮住まい、新築と考えただけでうつになりそうだがやるしかない。
 母の看取りがどうなるかは不確定要素だが、家でみるのは不可能と考えた方が良い。ポイントは駐車場、織彦部屋、1階。H2を乗り潰したらW800、SWIFTはJIMNYへ。250フルサイズオフは卒業してなんちゃってオフも走れるハンターカブ。今日問い合わせしてみると、4月受注で早ければ6月、だめならまた半年後。最後に残るのはJIMNYとカブになるはず。最初もJIMNYとモンキーだったから元に戻る感じ。車は外の屋根付きガレージにするとして、バイクは屋内にスペースを取りたい。
 織彦は生後3日目から室内飼い。そうなると寿命20年ともいわれており、こちらが付き合えない可能性も否定できない。老々介護で先に送れるよううまくタイミングが会えばいいが。壁にねこタワー状の棚もありか。
 一人のため当初は平屋も考えたが、今より15%狭くなるため無理がある。現在の母屋が平屋のため、2階を作ると容積率は今より上がる。ただ高齢になると1階のみで生活することを考慮する必要がある。デザインはどうでもいいので建蔽率ぎりぎりのキューブの建屋にし、間仕切りは最小限にして広い部屋に。冷暖房効率も考えて季節で変更のできるパーテーションを検討。屋内に入れたバイクをオブジェ的に置けるようレイアウト。2階は耐震の許す限り窓面積を広くしたい。生まれたときから開けた南側にお隣ができるのが不安。

2.23 "星瞬"
 ここ1週間、自分のYouTube、Facebook、Twitterを埋め尽くしているトピック。
"Perseverance Rover"
https://youtu.be/GUqsH5y1j1M
https://youtu.be/4czjS9h4Fpg
 2012年から今も旅を続けるCuriosityに続くNASAの火星探査機。何がすごいかって、わずか11分の遅れで届くランディングのライブ映像はリアルSF映画。
・パラシュートオープン
・ヒートシールド分離
・クレーンとローバー分離
・ローバー着陸と同時にクレーン分離
 映画「カプリコン・1」じゃないけど実はCGなんじゃないかと疑うほど。遥か彼方のお隣さんにこんなにソフトに着陸できる驚き。Curiosity(好奇心)とPerseverance(忍耐)。2台の現在位置は確認していないが、いつか出会ってお互いの映像を撮り合うなんてないのだろうか。良い旅を!

2.20 "A Place In Your Heart"
 前日の雪中アタックから海へ。目的はETCマイレージ集め。10円で1ポイント。ポイントには2年の期限があり、3月中に還元しなければ消滅する。毎月20日に加算されるため、2月中に走らないと3月のポイントにならない。NEXCOは放っておいても勝手に貯まるが、採算の違う本四高速の3月期限が800点。あと200点で1000円の走行が付く。
「200ポイントを取りに行くツアー」
 普通に考えれば実に馬鹿げたツアー。1000円の無料走行を得るため200点=2000円分走る。そのために家からそれ以上の高速代とガソリンを使って行くとても採算のあわない旅。
「実はどうでもいいこと。走る理由が欲しいだけ」
 16:19五日市ICイン。気温二桁、暖かいが風が強い。17:24しまなみ向島本線ICイン。最後に走ったのは19年6月香我美駅無人島長平の碑と、土讃線新改駅を訪ねた旅以来1年半ぶり。生口橋から生名と岩城を結ぶ海峡に橋を架けているのが見える。完成すれば弓削、佐島、生名、岩城がつながるが、結局のところ本土とは離れたまま。家を出る前にLINEしていた神奈川のケンジよりバイクを入れた写真のリクエスト。瀬戸田PA手前で夕日が沈みそうになり慌てて入るが、あっという間に伯方島に消えてしまった。西側の海岸線に降りればまだチャンスはありそう。
 17:47伯方島ICアウト。
「990円!」
 なんと、そのまま往復すれば目的の2000円走行に20円足りない。IC降りてすぐの港で予想通り夕日が復活。あと5分遅ければ間に合わなかっただろう。車で来て写真を撮っている人が一人。
 さて、昨日は夜勤明けにもかかわらず雪中アタックに出向き、今日は遅く起きたためお昼はまだ。感染リスクを考えるとお店には入りたくないところだが、客観的に考えるとこちらが感染源と考える方が正しい。とはいえもう島の黄昏、混んでるとは思えない。伯方の塩ラーメン「さんわ」を訪ねた。
 入った時は女性客が一人いたが、すぐに貸し切りとなった。7年ぶりに訪れた「さんわ」は以前あった場所の向かいに建て替わっており、外にはなぜかカナディアンカヌーが吊られていた。
 お店の前の道路は一方通行だが二輪は除外。本来ならそのまま帰路につくところ、ふと長嶋茂雄を見たくなり港方向へ。真っ暗な駐車場に、オアシスのような船待合所がほんのりとした灯りを放っている。コーヒーでも飲もうとドアを開けた途端、早口のおばあさんが何か言っている。どうやら今治行きの船の時間を聞いてきているらしい。最終はまだあるのか。
「あった。7時15分のがあるよ」
 船があるかどうかもわからず待っているとは。ずっと誰かの悪口を言っているが、どことなくコミカルなおばあさん。左足が悪く、右手で杖を突きながら待合所を出て行った。誰もいない静かな港に、おばあさんが足を引きずる音だけが徐々に小さくなっていった。
「ミスター健在」
 待合所の壁には、現役監督時代のポスターが今も貼ってあった。コーヒーを飲み終わったところでおばあさんを追う。海にでも落ちたら大変、帰るのは彼女が船に乗るのを見届けてからでも遅くはない。浮き桟橋まで降りて船を待っていた。
「今治の港から近いん」
「タクシーで帰る」
「何時にこっちきたん」
「8時ごろかの」
「〇〇がたばこをやめる言うたのにやめんのんじゃ」
 質問に対して見当違いな答えを返してくることもあるが、憎めないキャラクター。さんざん悪口を聞いた後は、どうでもいい話をした。
「大三島の生まれじゃけ」
「大三島のどこ」
「大山祇の近くよ」
「じゃあ町中じゃね」
 自分の旅が円熟期に入っているのを感じる。北海道から沖縄まで、旅先で出会う多くの人と、その人が住む町のローカルな話題について話すことができる。船が港に入ってきた。
「ばいばい」
「ありがとのー。」
 船員に見守られながら乗船していくおばあさんを見送る。
「一期一会をありがとう」
 今日ここに来なかったらなかった出会い、もう一生出会うことのないおばあさん。足気を付けて、元気で。
 19:43伯方島ICイン。このまま向島に行けば20円足りない。
 20:00因島南ICアウト、630円。因島北から向島本線への料金を調べる。370円。(実は1990円。どういう計算をしたかここで2000円越えたと錯覚し、それに気付いたのがこれを書いている今。)
 20:32向島本線ICアウト。尾道大橋を渡ったところで逃げはじめたロードスターと戯れる。わずか256kgの車体にラムエア加圧時210psのマックスパワーを誇るH2 SX。まくことができる国産車はごく一部。自在に車間をコントロールして余裕があることをアピール。福山方面に直進のためお別れ。気を付けて。
 もうこの時間高速のメリットは少なく、一般道のバイパスを乗り継いで帰宅。織彦に夕飯をやり、ETCマイレージサービスを開く。
「へ」
 今日利用して来月付くはずの本四高速ポイントが1014になっている。なぜ。
「あー」
 1月の世界平和大観音像の明石海峡大橋。今日伯方へ行く必要はまったくなかった。そして、実は1990円で計算上10円不足していた。あがったり下がったりのどうでもいいこと。でも、港でのやり取りがすでにかけがえのない旅の記憶。
「おばあさん、こちらの認知機能も同じ」

2.14 "Go"
 先日CRF転倒時の取り回しがあまりにも重く、サイレンサー交換で4kgの軽量化。車庫からの取りまわしてすでに実感あり。しかし残念なことに排気がじかにナンバーステーに当たる。20kmの走行テストですでに溶け始めており、フェンダーレスキット注文。カスタムがカスタムを呼んでいる感じだが、また若干の軽量化とリヤ周辺のすっきり感は向上しそう。
 軽くはなったが音が大き過ぎるうえ中低速がスカスカに。フェンダー取り替えの際消音ブロック取り付け予定。

2.12 "Spain"
Chick Corea 1941.6.12~2021.2.9

2.11 "I'll wake up"
 彫刻村アタックでの出来事。まだ足を踏み入れたことのない一室に古いカレンダー。
「1983」
 なんと往年のデニムメーカー「BOBSON」。帰宅し「今は亡き〜」と書こうと念のため調べてみると。
「健在!」
 紆余曲折を経て創業家の自己資本に戻っているらしい。
 20歳から30年以上「levi's 501」を履いているが、この社会情勢の中、国内資本への還元が望ましい。国産ブランド「BIG JOHN」にも興味がある。(EDWINは理由なく好きじゃない)ただ値段。1本で輸入「501」が2本買える。そういえば以前「デニムの聖地」倉敷をうろうろしたとき、とんでもない値段ばかりでがっかりして帰った覚えがある。元々は作業服のジーンズ。出して1万未満が妥当。地産地消には思い切りが必要か。落ち着けば倉敷デニムツアーもあり。
 南原~彫刻村アタックはCRFに乗り始めて4年、おそらく初めての転倒。それも谷落ち2回含む3回。2回目は谷側に逆さになりエスケープで乳酸産生、腕に力が入らなくなった。人はベストな自分の記憶で動く。自分がなまり切っていると自覚するには良い学習機会。

2.7 "What's Up"

1.26 "Tonight's Sky"

1.24 "Broken Highway"
1月16日「世界平和大観音像」
 12:30。雨は赤穂辺りまで逃げたよう。これならもう追いつかない。
 結局広島ICから高速に乗ったのが13:58。走っている途中、あの日からちょうど26年目ということに気が付いた。
 巨大な像は淡路東浦ICからも確認できた。到着はすでに暗いという自分らしさ。像左手の急登を登ろうとしたら途中で未舗装になり失速、リヤが滑って300kg近いH2がずり始めるという今までにないピンチ。さらに道幅はほぼバイクと同じ。車体を山側に傾け小刻みに切り返して事なきを得たが、無駄に時間を使って写真を撮るための光を失ってしまった。滞在時間15分。おそらく今年中に解体され、永久に消え去ると思うと後悔はない。もちろんトイレと給油以外誰とも関わらず。
 帰宅後の2匹。淡路まで半日で650km走って帰ってきたとは夢にも思うまい。

1.17 "Nonsite"
安野 光雅 1926.3.20~2020.12.24
 つい先週、安野光雅美術館のサイトを覗き、「もういい歳だろう」と思ったばかり。影響を受けた人たちが次々と亡くなって喪失感が尋常じゃない。

1.16 "Gabriel's Oboe~The Falls"
 おめでとう

1.13 "dawn"
 6年前徳島からプラネタリウムに向かう際寄ろうとして叶わなかった世界平和大観音像。ついに取り壊しが本格化とのこと。この低温が明ければ決行。憩の森やレトロ自販機もちょうどその頃から。

1.11 "Real"
 Pretty MaidsのRonnie Atkinsも昨年暮れ肺がんステージ4公表。また嫌なニュースを聞くことになるのだろうか。

1.10 "春泥棒"

1.4 "Children of Bodom"
Alexi Laiho 1979.4.8~2020.12.
 年明け早々鳥肌の立つ訃報。昨日聴いたばかりなのに。

1.1 "Can'tcha Say(You Believe In Me)/Still In Love"