英国のボビンレース

 

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Bedfordshire Lace(ベドフォードシャーレース)

 

 

 

ベドフォードシャーを中心としたイーストミッドランド地方で織られていたレースです。この地方では、バックスポイントレースが織られていましたが、19世紀の産業革命により生産されるようになった機械レースに競合するために、チュールの部分をプレイトやタリーに変え、より早く織るためにデザインされました。デザインはイタリアのマルティーズレースの影響を強く受けています。

(designed by Barbara M Underwood “Introducing Traditional Bedfordshire Lace”)

 

Bucks Point Lace(バックスポイントレース)

 

 

バッキンガムシャーを中心としたイーストミッドランド地方で織られていたレースです。チュールレースの一種で、模様の縁には太い飾り糸(gimp:ギンプ)が使用されています。模様は幾何学的ではなく、とても繊細なレースです。

(designed by Pamela Nottingham “Bucks Point Lace Making”)

Honiton Lace(ホニトンレース)

 

 

デボンシャーのホニトンという町で、レースの取引が行われていたことから、その名前が付けられたレースです。他のイギリスのレースとは異なり、モチーフを1つづつ織り、それをつなげて大きなものを作ります。使用するボビンの形も、他のレースとは異なります。

(designed by Susanne Thompson “Honiton Lace”)

Torchon Lace(トーションレース)

 

 

トーションという名前は、フランス語の「布巾」などを意味する言葉からきています。シンプルで、早く安く織れることから、農民など下層階級のレースとされていました。幾何学的なデザインで理解しやすいので、レースを初めて織る人には最適のレースです。

(designed by Pamela Nottingham “The Technique of Torchon Lace”)

 

 

 

イギリスで一般的に使用されているボビンは、イーストミッドランド型と呼ばれ、大変細く、糸を引く重さを加えるために底にはビーズを付けています。ビーズはボビンが転がることを防ぐ役目も果たしています。大変美しく、装飾性もあり、ヨーロッパ大陸の国々で使用されているものとは異なります。大陸のものは、ボビンそのものが太いか、底部だけが太くなっていてとてもシンプルです。またレースの織り方にも特徴があります。ハンカチなどを織る時、大陸では時計回りに織るようですが、イギリスでは反時計回りに織ります。興味深いですね。

 

 

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