サラワク・コラム
〜サラワクで考えたこと・感じたこと・気づいたこと と 写真〜


【 4 2009.12.07 】 「映画館が減っていく」
映画館が減っていく
マレーシアのみならず、レクリエーションの筆頭に上げられるのは映画鑑賞である。インドでは年間800を超える映画が製作され、どんな地方に言っても映画館があり、新作が封切られるときは長蛇の列ができる。しかし最近、様子が変ってきた。ビデオCDの普及である。日本ではぼちぼちDVDが普及してきたが、多くのメディアはVHSビデオである。しかしアジアではVCDが主流である。ハリウッド映画のみらなず、最近流行の韓流映画、インド映画、日本のアニメなどほとんどがVCD化され店頭に並ぶ。ほとんどが海賊版で、中には公開前の作品が、映画館にビデオカメラを持ち込んで撮影されたものがVCDになって店頭に並ぶ。その値段も3枚で300円くらいという低価格である。それぞれの家庭にはVCDプレーヤーがあり、みんな楽しんでいる。こんな流れの中、映画館で映画を楽しむということをする人が少なくなり、映画館はつぶれていく。シブにもたくさんの映画館があったが、ほとんどつぶれてしまった。その建物はそのまま別の用途に使われているが、この映画館は雑貨やにまぎれて、VCDを売る店が入居している。「母屋」をとられてしまった。



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