カイズを釣ろうとした日
2018年 8月の日記
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2018年08月05日
長く続いている猛暑も前線の南下により一段落しそうなので、今日は長男と2人で水浜方面へ出掛けるんでシュ。
午後から雨が降る予報なので早朝から午前中一杯の予定である。家を出てオキアミを買い入れ、鳴瀬奥松島ICまで一般道を進む。
三陸自動車道を鳴瀬奥松島ICから河北ICまで利用する。そして北上川沿いを雄勝町方面に向かい、水浜漁港船だまりを目指す。
水浜では堤防の中ほどに釣り人2人が座りながらやっている。雰囲気的にちょっと期待出来ないので、直ちに隣の分浜漁港に向かう。
浜には既に5人の先客が居る。フカセ釣りと投げ釣り、ジギング釣りがそれぞれ一人だ。2人連れの若者たちはウキ釣りをしている。
早速準備を始める。水温は26度だ。仕掛けを作っていると3匹の野良猫がやって来た。そばで釣れるのを待っているようだ。
人なつこい1匹が擦り寄ってくる。それに答えるべく、すぐに釣り始める。少ししてマメサバが来たのでその猫にくれてやる。
もう1匹も欲しそうにこっちを見ている。次に来たマメサバをやるとくわえてどこかへ行ってしまった。残りの1匹は離れたままだ。
2匹の猫の親のようで、用心深くてそばにやって来ない。子供の2匹は腹一杯になったのか、親猫の近くに寄ってきて寝転んでいる。
しばらくそのままにしておいたが、なかなか離れないので親にも釣れたマメサバを投げてやると、用心深くくわえて去っていった。
本格的に始めることにしよう。岸壁の近くを無数の小魚が群れを成して泳ぎ回っている。まるでカタクチイワシのナブラ状態だ。
大型の魚は居ないようだ。しばらく我慢してやっていたが、小型のサバやメバルしか来ないので場所を変えることにする。
湾向きでやっていたのだが、今度は沖向きでやってみることにする。内湾側はさお1本半くらいだが、沖側は2本以上あるようだ。
先端近くでやっていた投げ釣りの人が帰った。めぼしい釣果は無いようだ。少しして小型のメバルが来た。続いてマメメバルだ。
マメメバルが続く。内湾側のようなマメサバは来ないが小物しか来ない。ついにリュウグウハゼが来た。本命の可能性はゼロである。
ここで遅い朝食とする。フカセ釣りの人とジギング釣りの人も帰ってしまったようだ。食後、堤防の先端に場所を変えてみる。
光の乱反射で真っ正面はウキが見えにくいので、左手に向かって投げ入れる。ここでもマメメバルが来た。マメメバルが続く。
さお2本以上の深さなのに底でしか食ってこないのだ。しばらくして、長男が手のひらより一回り大きなメジナを持ってやって来た。
聞くと底の方に大きな陰が見えるとのことである。誘われるままに早速さおを持って向かう。堤防の付け根付近の浅場だ。
じっくり見てみると海面近くにはマメタナゴ、そして中層には一回り大きな魚の群れがマキエをついばんでいる。
更に底近くでは見るからに大物とおぼしき数匹がゆうゆうと泳いでいる。海面と中層を突破しないと底にはたどり着けないと言う。
試しにやってみる。ハリスが長いのでオキアミは中層で無くなり、空ハリだ。長男はポツポツと釣っているが、私には何も来ない。
空ハリが続き、段々嫌になってきたので前の場所に戻る。少しして、軽トラックでやって来た漁師が大声で何か騒いでいる。
どうやら野良猫を呼んでいるようだ。すぐに野良猫たちが近寄っていく。あの軽トラックの人が野良猫たちの面倒をみているようだ。
その漁師からの食べ物を食い終わると、野良猫たちは又居なくなった。再開したがマメメバルすら来なくなってしまった。
風が吹いている時は良いのだが、弱まるとかなり蒸し暑い。やがて12時半を回りそろそろ終了の時間だ。後片付けを始める。
長男もやめて戻ってきた。そのころから急に風が強くなってきた。野良猫たちは風を避け、建物の陰でたたずんでいる。
帰りは来た道を戻ることにしよう。野良猫に別れを告げ帰途に就く。
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