カイズを釣ろうとした日
2018年 5月の日記
(それぞれの写真をクリックすると大きく表示されます。)
2018年05月24日
2018年05月12日
2018年05月04日
前回の余勢を駆って、今日は秋田県男鹿半島に長男と2人で出掛けるんでシュ。
愛犬の世話があるので長男には1時間ほど早めに来てもらう。それでも午後10時半には準備が終わり、すぐに出発する。
今回も鳴子、鬼首経由で昭和男鹿半島ICまで進む。道の駅てんのうで仮眠を取り、太田釣具店でエサを購入し加茂漁港まで進む。
漁港に着いたが駐車場は満員御礼の状況だ。何か釣り大会が開催されるとのことである。すきまに何とか車を入り込ませ、船を待つ。
少しして船が戻ってきたので乗り込む。港を出たがどうも釣り場が無いらしい。近くの小さな島に降ろされた。港を出てすぐの島だ。
文句は言わずに早速準備を始める。水温は13度くらいだ。前もってポイントにマキエを入れておく。準備を終え投入する。
さお1本半以上の深さなので、1号のドングリウキを長男から借りている。ウキを無くさないように慎重に扱う。
1投目からウキに反応が出て手のひらサイズのウミタナゴが来た。良い雰囲気になってきた。続いて2投目は小型のウスメバルだ。
しかし、その後は食いが止まってしまった。付けエサがほとんどそのままで戻ってくる。始めて間もないので、状況がつかめない。
脇でやっている長男も同じようなものだ。目の前に右から左への潮目が出来ているので、それに乗せて何度も流してみる。
たまにウミタナゴやウスメバルが来るだけで一向に大物の気配は無い。ここで朝食とする。同じ船で来た人が右隣の島に乗っている。
あの人も無理やり降ろされたのだろうか。その先の小われ島にも2人の釣り人が居る。左隣の先端にも一人居る。食後又始める。
少し風が出てきた。飛ばすのには支障が無いが、ラインが膨らんでしまう。さお先を水面近くに持っていき、膨らみを押さえる。
少しして長男が声を掛けてきた。振り返ると右隣の島の人が本命を掛けたようだ。それを見て気合が入る。しかし状況は変わらない。
釣り場が狭いので移動も出来ない。疲れてきたので少し休憩とする。再開したが、風が向かい風になり仕掛けが岸近くに寄ってくる。
気を付けて慎重にしているつもりだが根掛かりを起こしてしまった。高切れでウキが流されていく。あせったが回収を試みる。
タモは無理なのでウキ取りを準備したが、流れが速く隣の島の近くまで流された。あきらめてもう1個のドングリウキを拝借する。
気を取り直し再開する。11時ころになり釣り大会の参加者が戻り始めた。3艘の渡船が釣り大会の釣り人を満杯にして戻っていく。
風は少し収まっているが今度は暑い。少しして右隣の島の釣り人が2匹目を掛けたようだ。そのほかの人には来ていないのにすごい。
そんなに離れていない島なのに悔しさが込み上げてくる。左隣の先端を見ると釣り人の姿は無い。がけを上って帰る最中だ。
やがて1時を回り残り30分だ。何も来ないまま終了の時間を迎えた。2時過ぎに迎えの船がやってきたのでそれに乗り港に戻る。
駐車場の車の数は早朝の3分の1ぐらいだ。大会の参加者たちはみな帰ってしまったようだ。清算を済ませ疲れた体で帰途に就く。
せっかく片道5時間近く掛けて行ったのに、釣り場が無い状況には参ってしまった。仕方がない、次回に期待しよう。
|
・・・我々が乗った無名島の釣り場の写真です。 これまでの渡船の中で一番近い島です。・・・ |
|
・・・右隣の島の写真です。 本命を2枚上げたようです。その奥の島が小われ島です。・・・ |
|
・・・そして左隣の先端部分の写真です。 陸続きの場所なので、釣り人はがけを上って戻っていったようです。・・・ |
風は弱く波も静かで釣りには適しているようなので、今日は前回のリベンジを兼ねて新北防波堤に長男と2人で出掛けるんでシュ。
5時半出発の6時渡船とする。菖蒲田浜漁港船だまりに着き渡船名簿を見ると、湊浜緑地公園前のテトラ群に3人ほど渡っている。
少しして船が戻ってきたのでそれに乗り込む。船はまず沖防波堤に向かい、2箇所で釣り人を降ろした後、新北防波堤に到着した。
前回バラした場所が空いていたので、長男が入る。荷物を降ろし準備を始める。私はテトラのつなぎの良い場所を探して歩く。
中程に適当な場所を見つけたので、そこに陣取り早速始める。水温は12度強だ。さお1本から始めるがすぐに根掛かりを起こす。
浅くして続ける。間もなく中型のフグが来た。良い雰囲気だ。脇にフカセ釣りの若者が入ってきた。際近くを丁寧に探っている。
やがて潮の流れが緩み、又根掛かりを起こした。更に浅くする。そうこうしているうちに1時間ほど経過したが何も来ない。
そして、気が緩んだのか際の近くで3度目の根掛かりを起こした。今回は高切れで仕掛け全てを無くしてしまった。意気消沈だ。
少し休憩し、長男の様子を見に行く。向かう途中で、長男のさおがしなっているのが見えた。すぐに駆け寄ると本命だと言う。
「タモを持ってきてくれ。」と言うが戻るにしても遠すぎる。長男のタモを組み立てていると、隣の若者がタモを貸してくれた。
無事に取り込むことが出来、お礼を言ってお返しする。俄然やる気が出てきたので、至急自分の場所へ戻り又始める。
しかし何度流してみても根掛かりだけだ。嫌気が差してきたので内側の堤防でやってみたが、根掛かりこそ無いものの何も来ない。
エサさえ無くならないのだ。しばらくして長男がやって来て52センチも釣り上げたと言う。無理を承知で長男の近くでやってみる。
しばらくして、際近くに差し掛かった時、ウキの流れが止まった。静かに聞いてみる。底の方へゴンゴンと引いていく。きたぁーー。
久しぶりに本命の手ごたえだ。2度3度のやり取りの後、急に軽くなってしまった。嫌な予感が頭をよぎる、又やってしまった。
本当に付いていない。仕掛けを回収してみると、ハリスが傷付いて途中で切れている。テトラに付着している貝で切れたようだ。
気を取り直し、残り1時間くらいだが、もしもを期待して続ける。30分ほどして又ウキが止まった。今度は気を付けてアワセる。
1回ガツンと来た後、すぐに軽くなってしまった。またもやバラしたようだ。仕掛けを見てみるとハリだけが無くなっている。
本当に付いてない。残り時間がないのでここで終了とする。時間ギリギリまで粘っている人も居るが、釣果を自慢している人も居る。
後片付けを済ませてから、長男にせかされ写真を撮る。見事な2匹だ。持って帰っても仕方ないので、写真撮影後リリースする。
長男は非常に満足げだが、私はがっくりだ。せっかく掛けた魚まで逃がしてしまうのだからどうしようもない。
まあ、気分を変えて次回に期待することにしよう。それにしても“非常に非常に”悔しい。
|
・・・本日の長男の釣果写真です。 52センチと46センチとの事ですが、自慢げな顔には少々腹が立ちますね。・・・ |
何とか天気が持ちそうなので、連休で帰省している東京在住の息子と長男との3人で釣りに出掛けるんでシュ。
初め湊浜緑地公園前のテトラ群を考えたが、あの狭い場所に3人入るのはとても無理なので新北防波堤にする。
かなり長い間渡船していないので緊張する。6時ころ出船の船に乗る予定だが既に大勢の人が渡船している。
新北防波堤に上がるとちょうどカイズが上がっている。気合が入る。テトラ側は怖いので、反対側のコンクリートの堤防で始める。
水温は12度だ。親子連れ2人が右手に入る。ここのポイントはかなり深い。さお2本半近くある。
最初は棒ウキで始めたが、なじみが遅いので1号のドングリウキに変えて続ける。脇の親子連れがサバを掛けたようだ。
慌てふためいている。結局ハリ外れで逃げたようだ。私にはチビメバルが来た。続いてドンコだ。ここまで来てドンコとは情けない。
テトラ側は好調なようで、40センチ強のカイズを数匹ぶら下げて歩いている。やがて雨が降ってきた。次第に強くなってくる。
風も出てきた。防寒着がびしょびしょだ。近くの人は風の弱い場所に避難した。それでも続ける。東京の息子がテトラ側に移動する。
どうも東京とは勝手が違うようだ。長男のさおがしなっている。本命か。だが右に左に走り回っている。どうやらサバのようだ。
大型のサバなのでタモですくう。ついに長男もテトラ側へ移動した。ここで朝食兼昼食とする。雨は小降りになり風も弱まっている。
しばらくして2人とも戻ってきた。足場が高いので、掛けた後の取り込みが難しいと言う。やがてお昼を回り残り1時間半だ。
最後の挑戦に長男は赤灯台付近に行った。少ししてさおがしなっているのが見えた。見ていても、余り緊張感が伝わってこない。
東京の息子とサバでも掛けたようだと話していると、長男が興奮しながら戻ってきた。どうやら本命だったようだ。
サバの引きと違い、底の方へゴンゴンと引いたと言う。時間が無いのでもう挑戦が出来ないと悔しがっている。後片付けを始める。
東京の息子も片付け始めたので、私も後片付けを始める。周囲では、あちこちでカイズをぶら下げた人が誇らしげに歩いている。
船が着く前に血抜きをしている人も居る。結局長男のバラシが唯一の救いだ。東京の息子はドングリウキを3個ほど失ったと言う。
非常に高くついた釣りになってしまった。2時を回り沖防波堤経由で迎えの船がやって来た。皆さん、それぞれに満足げな様子だ。
我々だけは足取りも重く帰途に就く。まことに残念だ。本日の新北防波堤は、我々を除いては絶好調だった。
表紙に戻る