カイズを釣ろうとした日

八木山動物園のトラ君



2010年12月の日記

(それぞれの写真をクリックすると大きく表示されます。)



2010年12月28日
2010年12月21日
2010年12月19日
2010年12月10日
2010年12月05日


2010年12月28日


最高気温が9度と比較的暖かく風も弱そうなので、今日も湊浜緑地公園付近へ出掛けるんでシュ。
駐車場には今日も10台くらいの車が止まっている。荷物を持って釣り場へと向かう。釣り人は少ないようだ。

砂浜にカレイ狙いの釣り人が一人居るが、沖のテトラ群には誰も乗っていない。
低い防波堤の中間ごろに探り釣りの人が一人と、一番先端に落とし込み釣りと思われる人が一人居る。高い防波堤には誰も居ない。

顔見知りのフカセ釣り師A氏とその奥さんが散歩がてら様子を見に来ていた。久しぶりなのであいさつを交わす。
彼の話によると、仙台新港の高松埠頭で釣れているうちはなかなかここまでやって来ないだろうとのことである。

別れて釣り場へ着くといつもの場所近くに先客が居る。そこで少し左手に陣取ることとする。流水にも一人居る。早速準備を始める。
工場からは煙が出ていて、水温は14度と若干高めだ。木っ端グレの姿は見えない。野良猫の“目クチャ”がやって来たが何も無い。

仕方がないのでテトラの際にマキエをまいて、それに集まってきた数匹の木っ端グレに的を絞る。まるでエサ係りだ。
少しして、やっと木っ端グレが釣れてきたのでそれを猫にくれてやる。そこへ右手でやっていた先客が声を掛けてきた。

先月メールを頂いた『 下手の横好き 』さんとのことである。一通りあいさつをかわした後、釣果を尋ねると1枚来たと言う。
早速お願いして写真を撮らせて頂く。45センチくらいの丸々と太った立派なカイズだ。さすがは『 下手の横好き 』さん!。

お礼を言って自分の場所に戻る。彼は帰るようだ。気持ちは高ぶってきたが何せ何も来ない。1時を回ったが全く何も来ない。
テトラ際で釣った木っ端グレ2匹だけだ。休憩し昼食とする。北防波堤の灯台付近に一人と、流水付近に3人の釣り人しか居ない。

流水付近では数匹のボラが跳ねている。戻って又始める。相変わらず何も来ない。水温は高めなのに少しおかしい気がしてきた。
しばらくしてウキが半分ほど沈んでボラが来た。45センチくらいのボラだ。少しして2匹目が来た。これも同じサイズのボラだ。

そして3回目の引きだ。初めはボラかと思ったが、途中から底に突っ込み始めた。きたぁーー。ボラと違いなかなか姿を現さない。
やっとのことで姿が見えてきたが、又反転して潜っていく。ギラリと銀色に光るカイズの横腹は、いつ見てもぞくぞくする。

タモに収まったのは35センチくらいの元気なカイズさんでシュ。何箇月ぶりになるのだろうか、かなりうれしい。
“目クチャ”にやる訳にはいかないので、慎重にストリンガーにつなぎ更に続ける。少しして、又もやウキが沈み強い引きを感じた。

きたぁーー。ゴンゴン言っている。確実にカイズの引きだ。上がってきたのは又もや35センチくらいのカイズさんでシュ。
どうもその付近に集まっているような感じだ。更にもう1匹がヒットした。この魚は前の引きとは比べものにならないくらい強い。

まずい、潜水艦だ。強烈な引きでさおがのされる。じっと我慢してラインを抑える。次の瞬間、目の前にウキが飛んできた。
バラしてしまったようだ。ハリはそのまま付いているので、ハリが外れたみたいだ。非常に残念!!。気を取り直して続ける。

しばらくして18センチくらいのチンチンが来た。大型の魚は居なくなってしまったのか。そばに居る別な野良猫にくれてやる。
そして4時近くになり、そろそろやめようかと思っていたところへ、ウキに反応が出た。すかさずアワセる。きたぁーー。

これも又カイズ独特の引きだ。上がってきたのはこれ又35センチくらいの良型のカイズさんでシュ。
ストリンガーにつないだが、既に4時を回っている。ほかに釣り人は一人しか居ない。何かあるとまずいのでこれで終了とする。

最後の一人もやめたみたいだ。年の暮れの押し詰まった時期に3.5匹も釣れて大変うれしい。
大晦日用の魚として持ち帰ることにする。来年の年明け早々にもう一度挑戦してみよう。

それではみなさん、良いお年をお迎え下さい。かなりイヤミなやつだ。

カイズさん 1 ・・・最近、魚の写真がほとんど無かったので『 下手の横好き 』さんのクロダイを拝借しました。
『 下手の横好き 』さんは数少ない読者の一人です。・・・
カイズさん 2 ・・・写真での借用が功を奏したのか、その後3枚のカイズさんを手に入れることが出来ました。
一番最後に来た35センチのカイズさんの写真です。・・・
カイズさん 3 ・・・2番目に来た37センチのカイズさんの写真です。・・・
カイズさん 4 ・・・一番初めに来た33センチのカイズさんの写真です。・・・
カイズさん 5 ・・・大晦日用に持ち帰った3枚のカイズさんたちです。
知り合いの人におすそ分けしようと思っています。・・・


2010年12月21日


少し寒そうだが風は弱いようなので、今日も湊浜緑地公園付近へ出掛けるんでシュ。
公園の駐車場には10台くらいの車が止まっている。釣り場へと向かう。途中、砂浜にカレイ狙いの人が一人居る。

沖のテトラ群には誰も居ない。低い防波堤に一人、高い防波堤にも一人釣り人が居る。いつもの場所には、流水に一人居るだけだ。
北防波堤の赤灯台付近には、探り釣りの人が5人ほど見える。早速始める。工場は動いておらず、水温は12度しかない。

野良猫の“目クチャ”がやって来た。しかし1時間ほど何の反応も無い。あきらめ顔だが、それでもじっと待っている。
オキアミはたまにボロボロになって戻ってくるが、水面近くには何も見えない。少しして、やっと木っ端グレの姿が見え始めた。

そして1匹目の木っ端グレが来た。“目クチャ”にくれてやる。更にチビフグも来た。先日とは違いかなりの数の木っ端グレが居る。
しばらくして、根掛かりとは違う何か強い手ごたえを感じたが、すっぽ抜けのように軽くなってしまった。残念だが仕方がない。

ここでちょっと休憩し昼食とする。釣り人は北防波堤の赤灯台付近に3人居るだけになってしまった。
流水付近でボラの飛び跳ねる姿が見える。これを見るのは今年初めてかも知れない。ウミネコが小型のボラを捕まえて持っていった。

食後又始めるが一面木っ端グレだらけだ。どこへ投げても木っ端グレの波紋が出る。先日とはえらい違いだ。空ハリの回数が増えた。
低い水温に慣れてきたのだろうか。あきらめの境地に入ってしまった。際近くで木っ端グレを釣り、野良猫たちに食わせてやる。

やがて4時近くになり、灯台に明かりがともり始めたので本日は終了とする。一日を通して風は弱かったが寒さは結構きつかった。
木っ端グレがうるさい間はどうしようもないようだ。


2010年12月19日


悪天候が続いていたが、久しぶりに風は弱いとの予報なので、今日も湊浜緑地公園付近へ出掛けるんでシュ。
日曜日にもかかわらず駐車している車は意外に少ない。荷物を持って釣り場へと急ぐ。砂浜にはカレイ狙いの人が3人ほど居る。

沖のテトラ群に落とし込み釣りと思われる人が2人、低い防波堤とその先の高い防波堤の上に探り釣りの人がそれぞれ一人ずつ居る。
いつもの場所は空いている。流水に一人と右手遠方にもう一人居る。北防波堤の赤灯台付近にも10人くらいの釣り人の姿が見える。

早速始める。水温は11.5度しかない。近くの工場の煙突から煙は全く出ていない。動いていないようだ。
すぐに野良猫の“目クチャ”が鳴きながらやって来た。食べ物をしきりにせがむが、まだ釣れていない。全く反応の無い状況が続く。

かなり長い時間マキエをまいているのだが、木っ端グレは水面近くまで浮き上がってこないのだ。
たまにオキアミが無くなるので底の方で食べているのだろうが、ウキに反応はほとんど出ない。

結構寒いが、風は弱いので釣りに支障は無い。2時間近く頑張ったが全く何も釣れてこない。気分を変えるため休憩し昼食とする。
“目クチャ”も付いてきたのでおにぎりを少し分けてやる。釣り人は少し増えているようだ。フカセ釣りの人は2人くらい居る。

食後戻って又始める。相変わらず反応は無い。少ししてウキが半分ほど沈んだ。すかさずアワセる。若干手ごたえが良い。
上がってきたのは25センチを少し超えるウミタナゴだ。すぐに写真に収め、その後リリースする。

“目クチャ”にやろうかとも思ったが、少し抵抗があったのでそのまま逃がしてやる。恨めしそうに見ている。続けるが何も来ない。
あれだけ群れていた木っ端グレの集団が居なくなったのだ。しばらくしてウキが押さえ込まれ、チンチンが来た。3匹ほど続く。

マキエの下に集まっているようだ。あまりに騒ぐのでチンチンをやると、その場で食べ始めた。その後もたまにチンチンは来る。
途中でウキがスパッと沈んだが、それは木っ端グレの引きのようだ。木っ端グレはなかなかハリ掛かりしないがチンチンは別だ。

やがてウミウが現れ捕食し始めた。そのせいでしばらくの間、ウキに反応が無くなった。15分ほどしてやっと反応が出てきた。
3時を回り水面近くまで木っ端グレが上がってきた。それでも魚の数は極端に少ない。マキエをついばんですぐ潜っていってしまう。

これからはこのような釣りが続くのだろう。灯台に明かりがともり始めたのでここで終了とする。
結局ウミタナゴ1枚と7匹のチンチンしか釣れなかった。これからの時期はじっくりと狙わないとなかなか釣れないだろう。

ウミタナゴさん ・・・久しぶりに中型ウミタナゴさんの写真です。
26センチくらいありました。・・・


2010年12月10日


かなり気温は低いようだが風は弱いとの予報なので、今日も湊浜緑地公園付近へ出掛けるんでシュ。
工場の煙突からは煙が出ている。浜の駐車場には10台を越える車が止まっている。早速荷物を持って釣り場へと向かう。

砂浜、沖のテトラ群、そして低い防波堤にも誰も居ない。かろうじて高い防波堤の上に2人居るだけだ。
近くの松ヶ浜漁港船だまりにも2人の姿しか見えない。いつもの場所に着いたが、流水に一人居るだけでその周囲には誰も居ない。

非常に釣り人が少なくなってきた。準備を始める。水温は14度で周辺と変わらないようだ。
今日は誰も先客が居ないので、野良猫の“目クチャ”が目ざとく見つけ、すぐにやって来た。

しつこく付きまとい食べ物をせがむが、まだ釣りをしていないのでやる物が無い。無視して始める。しばらくの間魚の姿は見えない。
少しして30センチ弱のアイナメが来た。底の方の水温は更に低いようだ。あまりにせがまれるので“目クチャ”にくれてやる。

少しずつマメグレが増えてきた。木っ端グレも混ざっている。そして木っ端グレが釣れてきた。すでに5匹の野良猫が集まっている。
まるでエサ係りだ。たまにくれてやりながら続ける。マメフグも来た。木っ端グレの層を突破した時にマメグレが来るようだ。

大物の気配は全く無い。ここで少し休憩し昼食とする。既に流心の釣り人は帰ってしまったようだ。
残っているのは、北防波堤の赤灯台付近の3人の探り釣りの人たちだけだ。南防波堤には数人の姿しか見えない。戻って又始める。

木っ端グレが消えたのかと思ったら、何とウミウが捕食中だ。ウミウが2匹居るので、しばらくの間何の反応も無くなった。
その後少しずつマキエに群がり始め、やがて前の通り真っ黒な状態になってしまった。相変わらず野良猫5匹はそばを離れない。

“目クチャ”とその子供は足元にうずくまって寝ている。木っ端グレとマメフグしか来ない。アイナメは最初の1匹だけだ。
疲れてきたので腰掛けて続ける。木っ端グレも少しずつ減ってきているようだ。灯台側の釣り人も一人になってしまった。

日もだいぶ傾いてきて、灯台に明かりがともり始めたので本日は終了とする。
何となくこのままで終わってしまいそうな雰囲気だ。


2010年12月 5日


季節外れの暖かさが続くので、今日も湊浜緑地公園付近へ出掛けるんでシュ。
日課である愛犬の散歩に出掛けようとした時、長男から連絡が入り、昼から釣りに行かないかとのことできゅうきょ決まったのだ。

犬の散歩を早めに切り上げ釣りの準備をしていると、長男が来たのですぐに出発する。オキアミや食料などを購入し浜へと向かう。
浜の駐車場はほとんど満車の状況だ。今日もかなりの混雑が予想される。荷物を持って釣り場へと急ぐ。

砂浜にはカレイ狙いの人が一人居る。沖のテトラ群には誰も乗っていないようだ。そして低い防波堤の上には一人釣り人が居る。
その先の高い防波堤の上には誰も居ない。いつもの場所には2人の先客が入っている。奥の方へと進み、空いている所に陣取る。

昨年は釣り上げたことのある場所だ。早速準備を始める。工場から煙は出ていない。水温は15度と低めだ。
右手にも左手にもフカセ釣りの人が居る。しばらくは何の反応も無かったが、やがて木っ端グレが集まってきた。

木っ端グレが釣れ始めた。数匹釣れた後マメフグも来た。底近くでじっとしていたのか、体がかなり冷たい。木っ端グレが続く。
しばらくしてチンチンが来た。木っ端グレの引きとは少し違うのですぐに分かる。しかしその後は又木っ端グレだけだ。

2時近くになり、ここで休憩し昼食とする。釣り人は半分くらいに減っている。だが左右のフカセ釣りの人たちはまだ頑張っている。
投げ釣りの人たちはほとんど帰ったみたいだ。北防波堤の灯台付近には5、6人の落とし込み釣りの人たちが居る。戻って又始める。

ここの場所は木っ端グレが少な目なので、近くにマキエをまいても何とか釣りになる。木っ端グレ、マメフグ、チビフグが続く。
潮の流れが止まりかけたころ、2匹目のチンチンが来た。そして3匹目が続く。これは少し大きくて、18センチ近くある。

しかしその後は木っ端グレに変わってしまった。日が大きく傾き黄色みを帯びてきて、いかにも夕方という雰囲気だ。
夕なぎで風も無く水面も穏やかでまるで鏡みたいだ。4匹目のチンチンが来た。しかし引き潮のため根掛かりを起こしてしまった。

ハリを付け替えて続けるが又根掛かりだ。底潮が手前に寄せているようだ。水平線近くまで日が傾いてきたので、ここで終了とする。
長男も戻ってきた。木っ端グレのほかはアイナメ、メバル、タナゴが来たとのことである。チンチンは来なかったようだ。

それにしても大型の魚はどこへ行ってしまったのだろうか。暗くなる前に帰ることにしよう。



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