「成道」
 沙門となった釈尊は宗教を遍歴されました。
「人生は快楽を追い求めるものだという教え」
「苦行によって体を痛めつけることによって悟りを得られるという教え」
「すべての存在は神の意志によって左右されるとする宗教」
「運命のすべてはすでに決定されているという宗教」などです。
 釈尊はこれらの宗教の中から真に人間の救いを見いだすことができず、
ガヤ城の郊外、菩提樹の下で深い瞑想に入られ、ついにあらゆる迷いと疑問を解決し、
人間として最高の境地を開かれました。
その境地はなにものにもとらわれない明るいもので、

◎どんな苦しみや悩みでも(苦諦)
◎仏となる糧であると受け止めて(集諦)
◎修行することに励むならば(道諦)
◎苦悩は滅して仏と成ることができる (滅諦)

の四諦に集約されています。
 どんな苦しみや悩みも、より高く深い境地へと導く、
み仏の思し召しであると受け止めることが釈尊の教えの根本です。