勧請し奉る 南無平等大慧一乗妙法蓮華経 南無久遠実成大恩教主釈迦牟尼佛 南無末法之大導師高祖日蓮大菩薩 護世護法之天神地祇 日本国内大小之神祇 法華経中守護之諸天善神 別しては 祈祷本尊行者擁護南無鬼子母大善神十羅刹女 當山ご守護を賜る所天善神 宗門歴代之先師 殊には 経王瓶水無漏相承修法之先師 当山第二十六世大荒行元正傳師高木日亮上人等、祈祷勲功の先哲、當山開山圓心院日忍上人以来七百年如法弘通の先師等、証知照鑑の御寶前に於て沙門日誠、恭しく一乘円頓の法筵を張り、以て平成十九年度日蓮宗大荒行堂第三行成満帰山の式典に擬し奉る。 
 
 興覚寺は七百年前に創建したと伝わる。昨年平成十九年は興覚寺開創正当七百年という壮大な歴史の節目を迎えるに当たる。 我、今この興覚寺の歴史を背負い、又その布教責務の重大さに日々苦悶するも、七百年記念事業を発願し、仏様日蓮大聖人のお導きを頂き、檀信徒各位の協力のもと、山門、檀信徒会館、境内地、塀、参拝者駐車場、墓地の整備等、すべてを完遂し、お寺の発展にお力を受けしご恩に報いるべく、決意し、住職として檀信徒各々のすべてを背負い、お寺を無住職にし、今度日蓮宗大荒行堂に身を投じる。 
 
 思い返してみると 昨年秋十一月一日 日蓮大聖人祈祷守護善神、鬼子母大善神が現れた聖地、正中山法華経寺日蓮宗大荒行堂加行所に、三百日を目ざし、身と命を捧げる決意を以て入行致しました。それ以来、暇と眠りを絶ち、耐え難きを耐え、懺悔の法を修し、一切娑婆との交わりを断絶すること壱百日、二時間の睡眠後、暁の空なる午前三時は、闇深ければ、凍った月影を水面に写す水盤の前に合掌して跪き、筑波おろしの寒風強く身の塵を払い、日に七度の水行、六根を浄め、口に唱える水行肝文は暁の闇を目覚まし、肩に当て頭上に砕け散る水の雫は、空の星に入りみだれ、簀の子に落ち凍り付き、肌の熱を奪い取り、アカギレの溝に染みこんでゆく。
 
 朝五時、夕方五時の白粥をすすっては飢えを凌ぎ、昼と夜、すべてに於いて気を研ぎ澄まし常に精進し、足の甲に突き刺さる荒筵に座り、読経三昧に入っては喉が破れるほどの経巻を唱えて心を清浄に、「佛の教えの根本は真実の経を信じきる」を以て源点となすとの訓戒を守り、過酷なとりきめの日課を修練す。
 
 しかし乍ら懈怠心が頭をもたげ、寒さと睡眠不足による妄想に犯される。それは興覚寺ご本尊への慈しみ、檀信徒の顔、握手した手のぬくもり、お寺を守る幼子の顔。涙がにじみお経の声がつまる。先輩僧より強く叱咤され我に返るも、その疲労は計り知れず又睡魔と妄想が襲う。しかし行が進むにつれその功徳霊気が身を包み、精神の安定、落ち着きにて、その鍛錬に支障が出る事が無くなる。そして遂に諸天善神の来臨を頂き、第参行えびす大黒相承の秘密秘伝の奥義を感得するに至る。 
 
 縁ある故、本日此に関係各聖の御臨席の下、随喜法楽、合掌し、大荒行参百日の大念力を以て、一心に秘妙五段修法加持を修し、本堂内の人々と共に、無事帰山の奉告の式典を営み、以て佛様日蓮大聖人の溢れる恩に対し、深く感謝するとともに、今日以後益々法華経の教えが拡大し、世間が安泰に、慈愛に満ちた国が出来上がる日蓮大聖人の願いに基づいて、今回感得したえびす大黒相承祈祷秘法を縁ある人、又縁無き人にも与え、各家の再建、社会の福祉に寄与し、この度の大荒行三百日の苦修成満に当り、堺のお題目道場興覚寺を支える檀信徒各家が、息災延命所願成就を祈り願う事は勿論、絶え間なくここまで来た各家のお仏壇勧請、先祖への敬意、供養の本分を尽くし、仏様日蓮大聖人の御慈悲、御恩に報いる為感謝の誠を捧げ奉る。
 
 伏して願わくは 興覚寺が益々興隆し、沢山の人々が心の洗濯に訪れ、この美しいご本尊を目の前に、生きる喜びをかみしめ、先祖を祀れる有り難さを知り、信仰によって家の安全が保たれている事、その感謝の言葉をお題目に代え、十分足りている事を知り欲を少なくして、日々の勤行を怠らず家門繁栄を願い奉る。どうかこの三百日修行の功徳、仏様、日蓮大聖人、興覚寺ご守護の善神、本日参列の善男子善女人各々の所縁吉祥、年中安泰、一切の障り無き様にとお守り下さいますよう。 
 
 沙門某、修法するところ霊験顕著にして成就し、お題目の布教に邁進し、生かされる不思議の意味はお題目をするという事に、人々が気づき、理解することができ得ますように布教活動に専念することを誓い、御守護をお願い申し上げ奉る者也。 

 

 檀信徒並びに有縁の各位、お釈迦様や日蓮大聖人はどこか遠くに居られるのではありません。しっかりとつぎの事を自覚してください。私たちがお題目を一心に信じようと努め、心から唱えようとする所はいずれも修行の道場です。このお題目が本当に信じられ、唱えられ、行われている所こそ、すべての仏様が悟りをお開きになっている場所なのです。 私達がお題目を唱え、お題目の心をもって生きようとしている所が、実はすべての仏様が教えを説かれている処なのです。そしてお題目がいきわたっている処が、仏様が安住しておられる所なのです。 つまり仏様のおられる本当の世界とは、お題目が広まり、お題目の教えが行われている、この今の世界以外にはないのです。 くれぐれもお題目の信心肝要なり。

南無妙法蓮華経
 
  維時平成二十年二月十一日
 圓光山 興覚寺 第二十九世伝燈沙門
 日蓮宗大荒行参行 堺東えびす大黒神 相承感得皆伝
                     顕徳院南條日誠  敬白

平成19年10月28日(日)
住職日蓮宗大荒行
第三行入行
出発式
十時法要
十一時祈念撮影
十一時半おとき(壮行会)





 
    行ってきます。どうかお寺を頼みます。どうか皆お元気で・・・・






















当寺開創700年
再行成満時誓うところ
記念事業
(山門建立・隣土地購入・檀信徒会館建築・塀改修・墓地整備)完遂御礼
自身懺悔滅罪

平成20年2月10日
興覚寺住職
日蓮宗大荒行堂
苦修錬行第参行無事成満!


当山住職平成19年11月1日より平成20年2月10日まで大本山法華経寺内日蓮宗大荒行堂へ入行
2月11日お寺へ帰って参りました。

産経新聞ニュース


七百遠忌「大荒行」写真集より
 

 
睡眠時間一日二時間半。一日二回の白粥。日に七回の水行。あとは読経三昧。
長くつらい苦修練行壱百日が終わり・・・






懐かしき自坊へ・・・


帰山式(きざんしき)



雲一つ無い快晴の中行列




五十名での「おねり」




200名を超す檀信徒・近隣住人のお出迎え  清徳門前にて帰山開眼




本堂に上がる前に水行し六根を清める




顔青白くやせ細った身体に浄水を浴びせる




御宝前修法




興覚寺仏祖三寶への帰山奉告文です。

「帰山式奉告文」






























































































大衆法楽加持祈祷






帰山の挨拶御礼言上




檀信徒会館での祝宴








佛天の御加護、お釈迦様、お題目、日蓮大聖人、鬼子母尊神、えびす大黒天神、
興覚寺御宝前勧請の諸天善神、興覚寺歴代有縁諸上人、
その他大勢の方々、皆様の無事御祈念力により、
小生未熟の身ではありますが、
日蓮宗大荒行第三行苦修錬行一百日の行を無事終える事が出来ました。
皆様への感謝の意はつくし難く、
ただただ伏して皆様の御安泰を祈る事にて恩返しを致したく存じます。



86sあった体重は72sに・・・

お題目の力はすごいです。
どんな試練にも、どんな苦境にも、
何事にも打ち勝つ勇気と、とらわれた心をほぐしてくれます。
お題目という良薬は、あなたの目の前にあります。
どうかあなたの手でつかんで、飲んで下さい。
簡単な事です。
日々の感謝の気持ちの表現を
お題目に言い換えればよいのです。
どうか日々お題目を忘れずに。

ありがとうございました。
南無妙法蓮華経。



絶大なるご支援にて
興覚寺開創700年祭記念事業
住職大荒行堂第三行入行
そして無事成満をもって
すべて滞りなく完遂終了致しました。
本当に有り難う御座いました。