第71話:「究極の裏技教えます。Part2」
<update/2005/04/10>
断っておくが、見つかったら限りなく逮捕の可能性、大ですので。
唐突だが、貴殿に恋人はいますか?
仮にだが、貴殿は愛する「恋人」がいて「独り暮らし」、
学生だろうがサラリーマンだろうが、いいのだが、
でも、「車」を持っていなかったとしよう。
日々、恋人との愛を深めていく中、
ふと何気なく、愛する彼女からこんな言葉が発せられたとしよう。
「友達のぉ〜、カレスィ〜とかぁ〜、
海とかぁ、車でぇ、ドライブとか行ってんのぉ〜。
チョォ〜うらやましくない?
あたしもぉ、
ちょぉ〜イキテェ。」
とかさ。
どんなにアホみたいな彼女でも、
おっと失礼、可愛い彼女から、こんなリクエストされたら、
彼氏としては、そんな我侭も聞いてやりたいじゃない。
しかしだ、君には「車」を持っていないという現実がある。
で、どうするかだ。
選択肢は3つ。
1)「うっせーばぁーか。車持ってねぇ〜んだからしょうがねぇだろ」と、 同じテンションで突っぱねる。 |
2)「友達」に車を借りる。 |
3)「レンタカー」を借りる。 |
どれにするかは、
基本的に彼女の夢を叶えてあげるという方向性で書くので、
消去法でいこう。
って事で、愛する恋人に対してまず(1)の発言は、無し。
次に(2)は、これは有り得る話だが、家族または、
社用車など特定多数が使用する事を前提として、
それなりの保険契約をしてる車なら別だが、
友人同士という、非常にファジーな関係で、車を貸し借りして、
万が一事故を起こした場合の保険等々の事を考えると、
貸した側も借りた側も痛手をこうむる事になるので、
基本的なモラルに反する友人同士の車の貸し借りは止めた方が良い。
で、残るのは(3)。
これが、正解である。
「レンタカー」
これならば、貸す側は「不特定多数」に貸す事を前提としているので、
借り手側と貸し手側にキッチリと契約がかわされて、車を借りる事が出来る。
しかし、事故ろうものなら、
それ相応の社会的制裁を担う事となるのでくれぐれも安全運転で。
やったね!
後は、免許証とお金さえ払えば、
これで、君は、愛する彼女の夢である「ドライブ」を
晴れて叶えてあげる事が出来るのじゃん!
とか思うだろ?普通は。
無理だね。
何故かって?
それは、「レンタカー」だから。
君が彼女に言う。
「レンタカー借りたから、ドライブ行こうぜ。」
彼女が君に言う。
「はぁあ?レンタカーぁ?
チョダサ!
テンション下がりまくりぃ。
いかねぇ〜、チョ〜いかねぇ〜〜。」
って。
そんな貴殿に朗報です。
究極の裏技教えます。
いいかぁ、ここで言う、「レンタカーを借りてドライブに行く事」が
ダサいと勘違いしちゃぁいけない。
お互いに、車を持っていない事は認識してるんだし、
あえて行くならレンタカーを借りるしかない事は理解できるだろう。
車で目的地まで行くという行為であるドライブ自体は、
「マイカー」であろうが「レンタカー」であろうが、
ドライブと言う「目的」は、満たされているわけである。
じゃぁ、なぜ「レンタカー」の場合がダサいのか。
「第三者の目」
そう、自分たち以外の第三者から、
「レンタカーに乗っている」と言うのが
バレルのがダサいのだ。
普段、道を走っている車なんて、見た目はどれも同じ「車」で、
レンタカーかどうかなんてわからねぇ。
けれども、ナンバープレート見りゃすぐ解る。
そう、矢印のところが、
「わ」
になっているのは、「レンタカー」なのだ。
なので、知ってる人が見れば直ぐに、
「レンタカー」だとバレてしまうのである、
これが、第三者から知られて、
ダサい事になる。
「だからよぉ、しょうがねぇ〜じゃん。」
とか諦めるのは、まだ早いぜ。
車持ってネェから
レンタカー借りたさ。
でも、レンタカーってばれるよな。
でも、俺がレンタカーって、バレないようにする、
裏技を伝授してやろう。
まずは、
近所の文房具屋行って、
ナンバープレートの文字とほぼ同じ色の、
深緑色のマジック(極太)1本買って来い。
「わ」ナンバーが「わ」に見えなきゃ良いんだろ?
だからこうしろよ。
?
パッと見、わかんねぇ〜って。
遠め、わかんねえぇ〜って。
ましてや夜だったら、
なお更、わかんねぇ〜って。
断っておくが、日本の警察、そんなに甘くないので悪しからず。
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