第32話 :「ロト6を当てる俺の持論」
<update/2002/03/17>
ちょいと長いが、読めばその気になるって。
「ロト6」は、皆さんご存知であろう。
1〜43までの任意の数字を6個選び、全て当たれば、
数千万〜場合によっちゃぁ数億円の配当金が貰えるというやつだ。
まぁこの6個の数字がピッタリ当たるなんてェ事は、
まず有り得ないだろうと言う事で俺は今まで、たまにしか
この「ロト6」は買っていなかった。
しかし、俺はこの週末思い立ってしまった。
「ロト6を当ててやる」ってね。
ただ闇雲に数字を選んで買うよりは、それなりの
「分析」っちゅう事をやらにゃいかん。
まぁ、あちらこちらで、その手のサイトやコラムがあるので、
「今更?」とか言われようが、
俺は、一切そういった物は見ずに、
俺なりに真面目に結論を出してみる事にした。
で、じゃぁまず何をするかといえば、当然、
過去の「出目数字の抽出確率」だ。
そう、「どんな数字が多く抽出されているのか」を
検証せにゃぁお話にならない。
俺は、第1回目のH.12.10.5〜最近の第75回H.14.3.14までの
75回分の出目数字(当たりの本数字6個+ボーナス数字1個の計7個)、
全525個の数字を俺なりのやり方で、夜なべをしてエクセルに入力し、
俺なりに、あくまで俺なりにデータ分析を始めた。
そして俺は、6個の数字を選ぶ際の
4つのポイントを弾き出した。
検証。
下の表を見ていただこう。これは過去75回分全部の数字の
出現回数を多い順にまとめた表である。
出現回数 |
抽出数字 |
出現回数 |
抽出数字 |
出現回数 |
抽出数字 |
出現回数 |
抽出数字 |
18回 |
25 |
13回 |
15 |
12回 |
43 |
9回 |
32 |
17回 |
13 |
16 |
11回 |
4 |
8回 |
6 |
|
28 |
23 |
7 |
24 |
||||
15回 |
11 |
31 |
17 |
7回 |
29 |
||
37 |
33 |
34 |
|
|
|||
41 |
12回 |
3 |
39 |
|
|
||
42 |
8 |
10回 |
1 |
|
|
||
14回 |
2 |
9 |
5 |
|
|
||
20 |
14 |
12 |
|
|
|||
27 |
19 |
26 |
|
|
|||
30 |
21 |
36 |
|
|
|||
35 |
22 |
9回 |
10 |
|
|
||
40 |
38 |
18 |
|
|
となる。
それじゃぁ、出現回数が多い数字を順に6個買えばいいのか?
と思う方もいるかもしれないが、
いやいや、そんな単純じゃないんだな。
ここで問題となるのが、当選数字の選出方法。
いいかい、普通のジャンボ宝くじなんかは、
「0〜9」までが均等に順番に書かれた円盤状のものを廻して
弓矢を当てている。
ところが、この「ロト6」というのは、ビンゴゲーム大会に使うような、
球体状の物の中に1〜43までの数字が書かれた玉が
入っており、ビンゴゲームよろしく1個ずつ玉が出てくる。
でだ、ここでちょっと確率の話をしましょう。
皆さんが良く耳にする「視聴率15%」とかいうもの。
あれは、「調査エリア内の15%の世帯の人たちが見ていた」
という意味だ。
しかし調査エリア内には何百万世帯が存在するわけで、
その世帯、全部に聞いてみているのではない。
エリア内の任意の世帯(これが意外に少なく千とか二千世帯)を
ランダムに抽出し、その世帯の人たちの視聴率を調査しているだけだ。
例えば、千世帯のうち15%がその番組を見ていた。
だからエリア内の何百万世帯の15%が見ていたであろう。
という憶測が成り立っているのだ。
この少数で調査した事は、全体にも同じ比率で成立するという事を
実証した実験がある。
色のついたピンポン球1000個がある。内訳は
赤400個、青300個、黄200個、黒100個。
4:3:2:1の割合だ。
で、この1000個のピンポン球の中から任意の球を100個取り出す。
これを100回繰り返し、それぞれ何色がいくつ入っていたかを記録し、
平均化すると、見事に4:3:2:1の比率になるのだ。
つまり1000個の内4割が赤だったら、
100個取ってもそのうち4割の確率で赤なのだ。
2割しか黄がなけりゃ、2割の確率でしか黄はないのだ。
中に入っている数がそれぞれ違うからこういうことになる。
この事を良く覚えておいて欲しい。
で、話を戻すが、
「ロト6」は、
「球体状の物の中に1〜43までの数字が書かれた玉が入っている」
つまり1〜43までの数字が書かれた43個の球が、
1個ずつ均等に入っているのだよな。
じゃぁ、今までの75回分の出現数字は、1〜43までの数字が
それぞれほぼ均等の確率で出現しなきゃおかしいという事になる。
しかし、しかしだ、上の表では、
明らかに出現回数が突出している数字と
明らかに出現回数が少ない数字がある。
例えば、
18回も出ている「25」に対し7回しか出ていない「29」
2.5倍以上の出現率だ。
別に「25番」だけ2個入っているわけではないのに。
これは、明らかに
確率として不自然だ。
しかし、間違いなく「出やすい数字」と「出にくい数字」は
確実に存在する。
何が原因かはわからない。
球の形が製造した時点で他と微妙に違うとか、
ちょっと傷があるとかの何らかの不可抗力の理由で、
確率のバランスが崩れているのだと俺は仮定して、
ポイント1 「上の表の出目出現回数表の 出現回数が多い数字の中から、 6個の数字を選べ!」 |
次に、俺はエクセルに75回分のそれぞれの回ごとの
当選本数字6個を(ボーナス数字は除く)を打ち込んでいて気付いた。
当選本数字6個の中に「連続する番号」が多く存在しているのだ。
例えば[1−10−20−21−39−43]
とかね。
その回数実に75回の当選結果中、
36回の当選結果に、この連番が存在するのだ。
確率に直すと、48.0%だ。
で同じ回に「2セット」この連番が存在する事もあり、
それも1回と計算すると、
75回の当選結果中、
44セットの連番が存在している!
58.7%だ!
そこで、
ポイント2 「6個の数字の中に連番の数字を 1セット必ず入れろ!。」 |
ねっ、結構真面目にやってるでしょ。
なかなか「ほぉう」とか感心してきてない?
で、まだまだ俺の分析は続く。
次は、一番小さい数字に着目。
6個の当選結果の数字には、同じ数字は存在しないわけで、
当選結果の6個の数字の中の一番小さい数字は、どの数字が
多いのかというのを調べた結果面白い事が解った。
12回 |
10回 |
7回 |
6回 |
4回 |
3回 |
2回 |
1回 |
0回 |
|||||||||||
2 |
1 |
3 |
4 |
7 |
11 |
5 |
6 |
8 |
10 |
14 |
9 |
16 |
12 |
13 |
15 |
18 |
20 |
17 |
19 |
何が解ったのかと言うと、
「21」以上の数字から6個の当選番号が決まった事は無い。
つまり「21−25−28−32−38−42」
とかね。
で、
ポイント3 「6個の数字の中の、 一番小さい数字は20以下にしろ!」 |
当然、一番大きい数字にも着目。
すると、
12回 |
11回 |
10回 |
8回 |
7回 |
4回 |
3回 |
2回 |
1回 |
|||||
41 |
42 |
43 |
39 |
40 |
38 |
35 |
37 |
31 |
30 |
25 |
36 |
26 |
20 |
とこうなる。
で、
ポイント4 「6個の数字の中の、 一番大きい数字は39以上にしろ!」 |
どうよ、
俺のポイント。
ちょっとは、その気になってきたかい?
で、まとめには入ろう。
まずはポイントをもう一度おさらいしてみよう。
●「上の表の出目出現回数表の出現回数が多い数字の中から、 6個の数字を選べ!」 ●「6個の数字の中に連番の数字を1セット必ず入れろ!。」 ●「6個の数字の中の、一番小さい数字は20以下にしろ!」 ●「6個の数字の中の、一番大きい数字は39以上にしろ!」 |
これをもとに「出目出現回数表」や列記した表を参考に
俺は6個の数字を選んだ。
そう、「ロト6が当たる数字」
俺が選んだのは、
[02][13][25][26][37][39] |
[02][13][25][26][37][40] |
[02][13][25][26][37][41] |
[02][13][25][26][37][42] |
[02][13][25][26][37][43] |
<理由1>
一番小さい数字は、出目率・一番小さい数字率トップの[2]
<理由2>
一番大きい数字は、出目率・一番大きい数字の上位の数字
<理由3>
連番数字は出目率の中で、セットと成り得る確率の高い数字
<理由3>
他の数字は、出目率の高いもの。
1枚200円だから、確率を上げるために、1番違いの39〜43を
その他は固定で5タイプ1000円を買う。
この同じ数字を毎週買えば、
あなたも億万長者になれる!
確率が高いと思う・・・。
どうよ、結構説得力あった?
あなたも買ってみたくなった?
なれそうな気がしてきたかい?
もしも、あなたが、この俺の持論をもとに、
購入した「ロト6」が当たった場合、
俺に対しての謝礼は、あなたの誠意を信じます。
待ってるで。
さぁみんなで幸せになろう!
しかぁ〜し、
そこで俺からの最後の持論のアドバイス。
「必ず毎回同じ数字を買い続ける事」
なぜなら、確率が上がるからである。
何百万分の一かは知らないが、あなたの買った組み合わせは、
その何百万分の一の中に、確率からいえば必ずある組み合わせだ。
毎回同じ組み合わせを買えば確率が上がるのは何故か。
こう言う事だ。
俺は「ナンバーズ4」のストーレートを毎回同じ数字で買っている。
例えば「3573」「3269」「3699」「3848「0408」」
という5タイプの数字。
この数字一つがストレートで来る確率は、1/10,000だ。
でも5タイプ買えば、どれか当たる確立は1/2,000
そう、2,000回に1回は当たるのだ。
最初に外れたとしよう。
でも次も同じ数字を買うと今度は、
2,000回に1回は当たるのに外れたのだから、
あと1,999回やれば1回は当たるはずで、
確率は、
1/1999になる。
次は
1/1998
この繰り返しだ。
つまりどんどん確率が高くなるのだ。
で、
2,000回の1回目に当たっても、
2,000回の2,000回目に当たっても
確率は、1/2,000なんだよね。
問題は、
2,000回やるうちの何回目に当たるかだ。
あなたが買い続けていた数字を、
「当たらないから変えて見ようかな」と思い、
変えてしまった時に、
そいつはやって来る。
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