第18話 :「意味を持ってしまう外国人の名前」

<update/2001/10/20>

 

 

まず、この話を書く前に断っておきたい事がある。

決して、馬鹿にして書いているのではありません。

ただちょっと驚いただけなのである。

 

 

人の名前というのは、意味を持っています。

例えば「健」という字が付けば健康を願い、

「幸」であれば幸せを願い、

「一」は、長男・長女、「子」は女性。とかね。

 

しかし外国人の名前というとそうはいかない。

意味はサッパリである。

勿論、その人の母国では日本人と同じように

何かの意味を持っているのだろうけど、

違う国の人にはわからないのである。

 

日本人にとって、「アメリカ人」「韓国人」「中国人」の

名前というのは、ある程度馴染みがあるので、

聞いてもそんなに違和感はないだろう。

 

チャーリーさん、マイクさん、金さん、張さん等々、

良く耳にする名前である。

 

 また、あまり馴染みの無い国の人の名前を聞いても

普通は、どうって事はない。

ただ、「読みづらい」とか「言い難い」とかは

あるけれども、「そういう名前なんだ」と思うだけだ。

 

例えば「ビン・ラーディン」なんて名前聞いても

「そういう名前なんだ」と思うだけでしょ。

 

 

 

ところが、である。

 

 

自分の国では、素晴らしい名前であっても

異国の人がその名前を聞くと、その異国内では、

 

言葉として違った意味を持ってしまう事がある。

 

 

例えば、ユーゴスラビアのサッカー選手で

「ストイコビッチ」という人がいる。

 

 

「ビッチ」である。

 

 

この人がアメリカに行くと

自分の名前を言った途端、

殺されかねない命がけの名前になってしまうのだ。

 

まぁ発音として、そう聞こえるかどうかは別にして

要は、自国では素晴らしい名前であっても

異国の人にとっては、違った意味で捉えられてしまう事が

起こりうるという事である。

 

 

 

先日、家の近くのセブンイレブンに

行った時に、「俺的」に起ってしまったのである。

 

一通りの買い物を終えレジへ行った時に

その衝撃的な出会いがあったのである。

 

 

 

「いらっしゃりまて」

金を払おうとしているのにいきなり「まて」である。

 

「・・・俺は犬かよ。」(1人突っ込み状態)

 

 

その日本語の発音と見た目で多分、

中国か韓国の留学生といった感じのバイト青年である。

(でも、異国の地でバイトやってレジ打ちを任されて、

出来るなんて、たいしたもんだと思うよ。)

 

 

そこのセブンイレブンでバイトしてる人たちは、

自分の名前が書いてある名札をしているのだ。

(他のコンビにでも大体そうだと思うが・・・)

 

そのレジのバイト青年も名札をしていたのだが、

彼の名札を見て「俺的」に笑ってしまったのだ。

 

彼の名札には、平仮名でデカデカと

こう名前が書かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「た ん」

 

 

なぜ平仮名で?

どういう字を書くかはわからないが、

 

「坦」とか「嘆」とか「単」とか漢字で書いて

その上に平仮名でルビでも振れば良いものを、

よりによって、平仮名で書いているのである。

 

可哀相過ぎます。

 

 

 

わかんねぇよ、そこの店主のセンスが。

 

因みにそのセブンイレブンは、いまだに、

朝7時開店−夜11時閉店である。

 

 

 

 

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