2001/10/05 TIサーキット走行会体験記


2001年10月5日念願のサーキットの走行会に行ってきました。
場所は、岡山のTIサーキットです。http://www.ti-circuit.co.jp/



TIサーキットでは月4〜5回サーキット主催の走行会(TI WEEKDAY POWERS)が催されています。走行会はベーシックコースとビギナーコースに分かれていて、今回私はもちろんビギナーコースに参加しました。(\13,000+計測¥2,000 ; 30分×2本)

サーキットまでは自宅から2時間半ほどで、受付は11時〜12時だったのですが余裕をもって7時に家を出発しました。ところが、高速道路(阪和道)にのったところ電光掲示板に「長原事故5km渋滞」と表示されていたがそれほど気にせず行ってみると現場のはるか手前からすでに渋滞、それも全然動いてない。結局東大阪の手前でドリフト系ローレルがグシャグシャになっていました。渋滞にはまってから脱出まで1時間15分もかかり、吹田ICを通過したのが9時15分、こりゃ余裕なしだなと思い ここからちょっとダッシュ!で中国自動車道 美作ICを出たのは10時10分、結局サーキットには10時50分に到着したのだ。

ピットへ行ってみると今回の走行会の枠には まだ3台ほどしか来ていませんでした。とりあえずテーピングを・・・11時になったのでゲートへ受付へ、ピットからゲートまでは遠いので車でゲートに行って帰ってきたら、オレの場所がダレかに・・・。まあ、まだ空きがあったのでそっちに黙って引っ越ししました。(気が弱いのだ)
11時30分を過ぎたころ車が揃いはじめました。今回は、ビギナースコースってことでサーキット走行が初めての人や、標準コースではタイム的に不安な人が対象ってことだったんですが、そこに並んでる車は、みんなオレ以上のチューニング内容・・・だと思う。こんなクラスになんでロールバー組んだヤツや、つなぎにレーシングシューズのヤツなんかおるの?BNR34なんかカーボンボンネットにF50ブレンボキットだ。この走行会は40台募集なのだが、今回は15台の参加だったが、その半分はGT−R(32と34半々)だったような・・・。オマケにSタイヤ装着率50%、その他はRE01かネオバ、オレのM7R級なんかダレも履いてないありさまだ。もうこれだけで、負けたな・・・って感じ。

その他の参加車
BNR34、BNR32、180SX、S13、MR2、プレリュード、MR−S、アルテッツァ、S2000、レガシーB4

スケジュールは、
11:00〜12:00 受付
12:15  ドラミ
14:05〜14:35 1回目走行
15:55〜16:25 2回目走行

結構余裕に見えるが、やってみると全然余裕がない・・・。ドラミではサーキット走行初めての人だけ別枠で1時間以上もあった。とても親切丁寧でよかったのだが、終わったら13:30になっていた。あわてて昼飯を食べにレストランへ、とりあえず日替わり定食のオムライスを食べたが、これがむちゃくちゃ量が多かった。多けりゃ残したらいいのに、やっぱ全部ゴッツアンです!食べ終わって、トイレに行って帰ってきて、空気圧を調整しらたらもう時間だった。

先日タイヤを左右組換えした時に、窒素を入れたのだが、窒素ってどれぐらい圧があがるのか全然想像がつかないので余計に迷ったが、どっちみちそんな事がわからないぐらい緊張するから、前後とも冷間で2.1にしました。
今回の一番の不安材料はこのタイヤで、内減りしたタイヤを左右入れ替えんですが、予想以上に偏磨耗していて、フロントタイヤは一番外側のブロックがほとんど無い状態だったのです。235のタイヤですが実質215ぐらいしか接地してないかも??? グリップ力よりサーキット舗装に耐え切れず薄い部分からバーストしないか心配なのでタイヤに負担をかけないような走りに徹しようと走る前は心に誓っていました。

いよいよ走行10分前に車に乗り込み、ヘルメットを被ろうとしたら、メットのフチゴムがビロロ〜ん と外れたやっぱり激安品は・・・。もう時間がなかったのでそのまま被りましたけどね。それより4点式シートベルトを締めたらさっき食べたオムライスが出そうになってきた。緊張と苦しさで吐きそうなままピットロードへ整列!ドキドキ!!!


いよいよ1回目の走行開始。
最初の1周はペースカーが先導慣熟走行、車は加重移動を使って、曲がればそれなりのスピードでも曲がれるがペースカーの先導走行でダラダラって曲がるとアンダー出て曲がれない。でも周りのマシンは、ハイグリップタイヤなので余裕みたいアセアセ・・・
一旦ピットロードに帰ってK手から再スタート!ドラミでも「タイヤやブレーキが暖まる3周まではムリせずに」と言われたが、再スタートをきっていきなりハイペース。いきなりのハイペースにシフトを忘れオーバーレブの連発だ。もう舞い上がってしまって、ヒール&トウもムチャクチャ!
スタートをきった瞬間に、遅いヤツと速いヤツに分かれました。遅いヤツらはなんぼなんでも遅すぎるぞ!ってスピードだ。(慣熟なのか本当に遅いのかわからん)オレは後ろの方からスタートしたので一通り遅いヤツらを抜くと、ず〜とコースはクリア状態だった。普通なら喜ぶべきところだが、初めてのサーキットでは、目標がないとライン取りが全然わからん?自分なりに走ってみるが、ラインはメチャクチャ!3周目までは数えていたが、その後周回数なんてわからんようになってきた。走行20分ぐらいで水温が93℃、油温115℃になってきたのでひとまずスロー走行・・・(ハザードを出して右側走行)、油温や水温よりもタイヤの方が根をあげぎみで滑り出したら止まらなくなってきていたのだ!とにかく1コーナーやヘアピンではドリフトぎみでオットット!最終コーナー出口でリアが滑り横を向いたりもしました。TIの最終コーナーの縁石を踏んだら、信じられないぐらいツルツルやん!すっ飛びそうになったのだ。特にBNR34とバトルしながら1コーナーに突っ込んだときは100km/h以上で真横に向いてしまい死ぬかと思いました。(イン側に突き刺さりそうになったが、ロックするまでカウンター当てて回避)
結局わけがわからずじまいのうちにチェッカーが振られて終了。チェッカーが振られてから、クーリングでスロー走行するのだが
ふとメーター見るとヘアピン以外は100キロ以上で曲がっている。それがユックリと感じるこのコース、やはりタダものではない・・・

タイムは最後の周回がベストラップだった(2分3秒103)

とりあえず心配していたフロントタイヤは気をつかっていた事もありあまり減ってなかったが、リアタイヤが予想外に磨耗していた。どうやらエンジンパワーについてこられないようである。なんせコーナーの立ち上がりで空回りしまくりなのだ。それにしても、タイヤの表面があんなにドロドロに溶けるなんて・・・。空気圧は2.1→2.5まで上がっていました。


あっという間に、2回目の走行へ
タイヤの空気圧は0.1下げました。時間が来たのでピットロードへ並ぶと4番目だった。2回目ともなると、かなり目が慣れてきたのと、待ち時間に、他の走行会のマシンを見てブレーキングポイントを押さえていたのでかなり突っ込むことができた。クリッピングをギリギリに取れるようになったせいで全体的にスピードが乗ってきて、アトウッドコーナーや裏ストレート、グランドスタンド前では1ヒート目は180km/hギリギリだったのが、軽くメーターを振り切っていました。コワ〜
1ヒート目FRは各コーナーではちょうど各ギアでレッドゾーン手前ってとこだったが速くなるとシフトアップするべきか迷うような回転数で
攻める事になってしまい、うまくリズムにのれない・・・。
7周目本日2番目のタイムを出してだんだん乗ってきたころアトウッドコーナーで180km/hオーバーからのブレーキングを奥にとりすぎて2速に落した瞬間グラベルへ突っ込んでしまった。真っ白けになるほど砂煙が・・・(車も真っ白ケ)。とりあえず縁へ出たぐらいだったので車が過ぎ去るのを待って 再スタート!ハズカしいヨ〜
「あ〜フロントバンパー割れてないかな〜」って考えながら自分をクールダウン・・・。
それでも、熱くなって前を行くBNR32を追いかけたりしてました。やっぱりGT−Rはなかなか抜けない・・・、ふと冷静に考えるとRE01やネオバを履いてるブーストアップ仕様のGT−R(32)相手に互角に走ってるって事は、かなり私のマシンって速いんとちゃうの?って事に気が付いたのだ。ストレートでもピッタリ食いついていけるのだ。実測280馬力程度だが、セッティングが決まってるのか中間加速が速いんでしょうね?このタイム、オレ腕よりがいいというよりショップのエンジンセッティングがいいのだ!
そうこうしてるうちに、10周目に本日のベストラップを記録

BEST:1分59秒829

これを記録したときにタイヤや油温が限界に、しかたなく2周ほどクールダウン時間から見てその後最後のアタックを狙いに行くつもりで
最終コーナーを死ぬ気で抜けてフル加速!ところが、チェッカーフラッグが振られてるじゃないの?オレの時計では1分前なのに、スタートが2分遅れだったから実質3分前なのになんでチェッカーやねん!とやりきれない幕切れになってしまいました。


<コースの感想>

結果的には、まあなんとか2分を切れたので満足かな。
全体的な感想だが、サーキットって思っているよりも安全だし、車がヤバクなってもクールダウン走行しててもみんなマナー良く抜いていくので安心でした。それにしても路面のグリップ力がものすごいです!200キロオーバーからフルブレーキングしてもほとんどロックしないので安心してブレーキを踏めました。
下記のタイム表はかなりムラがありますが、一人で参加した為あまり車に無理をかけると帰れなくなるので、かなりクーリングを多目に安全策をとったわけです。(実は車より自分の方がクールダウンしてたかもしれない・・・)

帰り支度も終わりトラブルもなく良かったなと思ったとたん、200キロからの過酷なブレーキングでディスクがひずんだのかブレーキ時にジャダーが、ああ、また金がいる・・・

TIのコース詳細はココを見てネ http://www.ti-circuit.co.jp/course.htm


TIME CHART

LAP Rank LapTime
1 23 3'53"103
2 19 2'31"332
3 16 2'16"466
4 10 2'10"718
5 9 2'10"494
6 7 2'05"874
7 18 2'30"933
8 8 2'08"353
9 15 2'14"563
10 20 2'37"965
11 3rd 2'03"119
12 24 ---
13 17 2'21"188
14 4th 2'03"756
15 13 2'13"690
16 11 2'11"187
17 14 2'13"711
18 2th 2'01"756
19 21 2'49"453
20 5th 2'04"445
21 6 2'05"089
22 BEST 1'59"829
23 22 2'54"384
24 12 2'12"667