1981年1月7日 撮影時刻 露出不明(30秒位?)
ニコン50mmF1.8開放、固定撮影、フジカラーFU-400
山口県平生町にて
オーストラリアのブラッドフィルド氏が前年の12月17日に5等級で発見。年明けの1月4日から宵の西空、
3−4等の肉眼彗星となって見えてくるとの予報が出されました。
年が明けて1981年は元旦から6日までは晴れながらも西空だけに雲がかかるという状態が続き、
歯ぎしり状態。今なら車で雲を避けて移動も出来るでしょうが、当時は高校生。移動手段はチャリンコしかありません。
それでも双眼鏡を首に掛け町内を走りまわりましたが、狭い町内をいくら移動したところで雲が切れる訳も無く、
まあ、無駄な努力でした。
結局、長い尾を伸ばしたこの彗星を見たのは“最後の冬休みの最後の日”1月7日の宵のことでした。
それでも、まだ明るい双眼鏡の視野の中に尾を伸ばした彗星が飛び込んできた時の感動は今でも覚えています。
画面右隅の明るい星がわし座のアルタイル。彗星は3.5等ほどでしょうか?