コホーテク彗星
C/1973 E1 (Kohoutek)=1973f

この画像は福永泰俊氏に提供して頂きました。

1974年01月10日
18h21m〜5sec,18h25m〜10sec 2枚コンポジット
Nikomat FTN 50mm F1.4→F2.8、Tri-X 
パンドール 20℃ 14min
太華山にて

コホーテク彗星は1973年3月7日にチェコの天文学者、ルボシュ・コホーテクによって発見された彗星です。
発見当初から彗星自体が大きく、近日点距離も 0.1424 AUと小さいため、マイナス等級の大彗星になると期待されていました。
が、残念なことに近日点通過後は最大2等級止まりとなり、これ以降は期待はずれの彗星の代名詞となってしまいました。
そうは言っても1974年1月上旬には、この写真のように夕暮れ西空に長い尾を伸ばした姿が美しく眺められています。
そして、この彗星こそ私が初めて見た彗星です。

上の写真、右下のひときわ明るい星は金星、その左上には木星が輝いています。この2星を目印に肉眼で眺めました。


1974年01月12日
19h13m 〜 2min Nikomat FTN 50mm F1.4→F2.8、コニパンSS
パンドール 20℃ 13min
自作赤道儀手動追尾
太華山にて