雨だれ


白粋翼


 

 

 

望み薄の願いを叶えようとした

しかし

それはやはり不可能で

 

ただ

己に無駄という言葉をつきつけた

それを信じたくなくて

私は何もかもを放棄した

 

結局 

私に残ったものは

どうにもならない空虚な心だった 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラプソティー

 

 

いつでも戸惑うように奏でられるそれは

端から見ると とても不格好で

そして 不安が残る味がする

 

悲しい結末を控えているはずのそれは

陽気に歌い

そして 何かから解き放たれたように

弾んでは 逃げるように遠のいていく

 

矛盾した両面を抱えながら

狂ったように歌っている

 

それを聴くたびに

自分の曖昧さが浮き彫りになったような気がして

……僕は嫌になる

 

 

 

 

月光

 

 

野放しにされた猫は

洋風の廃屋へと足を運び

一人の男と出会った

 

雲からのそりと顔を出した三日月

 揺れる 引き裂かれたカーテン

 

孤独なコンサート

ここは 彼だけの舞台…

 

 

猫はじっとその様子を見て

彼と目が合うと

興味をなくしたように

去っていった

 

 

 

ため息

 

 

ごうごうと吹きすさぶ嵐の中

あなたは言ったよね

 

僕たちが大人になって

おじいさんやおばあさんになったら

一体 何が大切になるのだろう

 

私はその答えを吐き捨てた

…貫き通す体裁よ

 

あなたは笑って首を振った

…忘れてしまう過去かな

 

 

思い出すたび

あなたの姿がモノクロになっていく…

 

 

 

 

  

  

  

 

英雄

 

 

昔 ここには英雄がいた

 我々はその人物の功績だけを知っていて

 

その下で働いていた

縁の下の力持ちを知らない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

  亜麻色の髪の乙女

 

 

 麗しき 君のためならば

 僕は命なんか惜しくないね

 ああ でも

 君はきれいすぎて

 眩しすぎるぐらいだよ

 

 だから お願い

 命は惜しくないけれど

 『今』の僕から光を奪わないで

 

 どうか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

革命

 

 

焦っているというのに

臆病で強がりな君は

そんな表情をうまく消すことができなくて

 

向こう扉を開けば

何が始まり

何が終わるのだろうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青ナイル 白ナイル

 

 

手をつないで どこまでもずっと行こう

そう約束したよね

巡り会わなければよかった

巡り会わなければよかった

 

私と僕はいつも一緒だった

でも

「僕」は消えてしまった

「僕」というものはなくなった

 

あとは私だけが残った

私は最後まで「僕」に言えなかった

ねぇ どうして人は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

固定観念

 

 

君が もし他人を操ろうと考えるのならば

まずそのゆがんだ考えを捨ててしまえ

 

自分で何事もやろうと思うな

自分の性質を卑下するな

 

それを「できない」とほざくのなら

君は一生負け犬だ

 

 

 

 

 

 

 

別れ

 

 

会うは別れの始め

その言葉の通り 

会うということは いつも別れが待っている

 

別れるというものは悲しいものだ

あなたは 大切な人を亡くした時に

涙を流すのだろうか

 

別れ

人に会えば必ずやってくるもの

悲しみも苦しみも みんな

溢れかえってしまって

あなたは 涙を流すのだろうか

 

会うということは喜び

別れということは悲しみ

それは 仕方のないことなのだろうか

 

 

 

 

 
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