知の剛腕
2018/04/18 7:58
つつじが咲き始めました。
このあと気温も上がっていくようです。
新入生の図書館探検のとき、
希望者が一階と地下の書庫を〈探検〉しました。
「でっかい本やなー」
「明治の本やでー」
「手塚治虫の全集やて。全部読みたいな」
「あ、知ってるこの作家。全部読もかな」
「探してた本が目に入ったんですけど、
借りていいですか?」
というから、何かとみると、
「東京裁判の記録」。
長大な判決文の日本語訳がすべて載っている本です。
「ドキュメンタリー・ドラマを見てから、
原典を探してたんです」
高校一年生畏るべし。
「知の剛腕」という言葉が浮かびました。
一浪して志望校に合格した卒業生がいってました。
「中高一貫の私学出身の友達ができたんですけど、
かれらはいろんなことを本当に深く知っている。
理系のやつでも、歴史や哲学の本をがんがん読んでいるんです。
めっちゃ刺激されました――」
「知の剛腕」が切実に求められる時代です。
全集を読破したい。
原典に当たりたい。
遠慮せずにやってごらん!
書庫は、知の地下茎、かな。
いつでもどうぞ。
※貸出期限が過ぎた本、返しましょう。
督促が来る前に!
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