題名: 2018本屋大賞は「かがみの孤城」

2018/04/13 17:40

2018本屋大賞は
辻村深月「かがみの孤城」に決まりました。
https://www.hontai.or.jp/


北野高校図書館には大賞作品も含め、
ノミネート作品がすべてあります。
(今、一冊以外すべて貸出中ですが…)


この大賞作品、
新聞のコラムでも取り上げられるなど、
話題です。

「居場所を探す中学生(記事の一部)」
https://www.asahi.com/articles/DA3S13448548.html?iref=tenseijingo_backnumber



居場所か――

コラムは、
「中学生たちが心穏やかに過ごせる多様な「城」を
この社会は提供できているのだろうか。」
と締めくくられています。


人は群れる。
群れることによって居場所を作り出そうとするからかもしれません。


しかし、
(ほんとうのことをいいますが)
群れることによって
居場所が現れることはありません。


高校生になって、
まず学ぶべきことは、
そのことかもしれない。


今あるこの自分が、
居場所そのものだということ、
今この瞬間、
ここに生きていることに気づくことが、
私たちをほんとうの穏やかさに導いてくれます。


ほんとうに対話できる存在は、
必ずいるし、
呼べば応えが返ってくる。


「先生、それってほんとうですね」


ある卒業生がしみじみ語ってくれました。

対話は群れることとは違う。


本の向こうにも対話の相手はいます。
そこにいるのは、もしかしたら、自分。
穏やかに、
ほんとうの居場所で微笑んでいる自分。


ハッとほんとうのことに気づき、
世界が転換する瞬間は、
必ずおとずれる。


群れることによって
居場所が現れることは、
――ありません。


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高校司書選ぶイチオシ本 1位は「かがみの孤城」(記事の一部)
https://www.asahi.com/articles/ASL2H524YL2HUTNB00W.html

(イチオシ本2017の順位 @BCDGII図書館にあり)
@かがみの孤城(ポプラ社)
A女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと(KADOKAWA)
Bバッタを倒しにアフリカへ(光文社)
C漫画 君たちはどう生きるか(マガジンハウス)
Dあるかしら書店(ポプラ社)
E学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで(文芸春秋)
FI Love Youの訳し方(雷鳥社)
Gもし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら(宝島社)
H新しい分かり方(中央公論新社)
Iか「」く「」し「」ご「」と「(新潮社)
Ii(ポプラ社)



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