2018/03/22 14:53


桜のつぼみ、もう、割れそうです。

合格発表も終わり、新しい季節へ世界が動いていますね。　


●此元和津也『セトウツミ』全８巻、入りました。

マンガです。

司書の先生も一気読み、爆笑と感動の傑作。


ドラマや映画にもなったこのマンガ、

ほんとうの読みどころは最終巻８巻です。


なんと哲学の野矢先生(東大)が絶賛の書評を書いています。

ネタバレにならないように部分的に引用します。


    「男子高校生セトとウツミが河原に腰かけてしゃべる。

    基本、それだけのマンガである。……


    セトはとりあえず「普通の」高校生に見える。

    ウツミはとりあえずかなり賢いクールな高校生に見える。……


    しかし基本的に彼らは放課後という――大人になった私たちが失ってしまったあの――時間に腰掛けて無駄話をする。

    私は、彼らの会話のリズムと小ネタを楽しみながら、

    巻を追うごとにその世界にはまっていった。

    ウツミはたんなるクールな秀才ではない。……


    彼が心の扉を半分ほど開けられる唯一の相手、それがセトなのだ。……


    それまで一風変わったギャグマンガだと思っていたら、最終巻で、……


    そして、あまりにも水際立ったラストシーン。

    私は、マンガという表現の枠が広がったのを感じた。

    このラストの素晴らしさについて、誰かと語り合いたくなる。

    河原に腰かけて。


    私にはもう放課後という時間はないけれど。」


あなたもきっと淀川の河原でだれかとしゃべりたくなる。

めっちゃ、大阪弁やし。


●新しい文庫シリーズ、入りました。

名作、定番、人気作の文庫版、

古くなっていたもの、新たに文庫版が出版されたものなど、

文庫をまとめて配架しました。

現在カウンター前に仮置きしています。


やっぱ、文庫は手軽だし、旅のお供にもどうぞ。


●3/23は返せるし借りられます(10冊オッケー)。

まだまだ春休み！



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