題名: 『広辞苑』第七版が届きました☆
件名: 『広辞苑』第七版が届きました☆
日時: 2018年1月16日 14:40

新刊『広辞苑』第七版が届きました。



「新広辞苑、「LGBT」の説明に誤り 岩波、修正を検討」

という記事が出ていました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00000058-asahi-soci




確かめましたが、

早速訂正されていました



――というわけはなく、

「多数派とは異なる性的指向をもつ人々」

と定義されていました。



「LGB」は好きになる性を表す「性的指向」の概念。

「T」は自分は男か女かといった自己認識を表す「性自認」の概念。

https://kotobank.jp/word/LGBT-192043


http://www.unic.or.jp/activities/humanrights/discrimination/lgbt/




詳しくは、次の本を。

(図書館にあるLGBT関連図書)

『教育とLGBTIをつなぐ』(三成美保編著)(371/M15/1)

現在新刊コーナーにあります。



岩波の広報誌『図書』の最新号は、

『広辞苑』特集。

その中で、

哲学者の野矢茂樹さんが

定義は認識の変化によって変わるという文脈の中で、

こう書いていました。



「ついでにもうひとつ。

第六版の「恋愛」もよろしくない。

「男女が互いに相手をこいしたうこと」とある。

え、第七版でもそのまま?

まずいでしょう。」



たしかに。

でも、そのままでした(アララ)。



アラを見つけるほうはともかく、

辞書をつくるというのは、

たいへんなことですね。



今回は、

特別付録として、

『広辞苑をつくるひと』がついてきました。

イラストレーターや印刷所の方にも取材しています。

書き手は、

『舟を編む』(913/M80/5)の作家三浦しをんさん。

この本も配架します!



『広辞苑』には固有名も載っています。



北野関係では、

手塚治虫も森繁久弥も、

もちろん載っています。



「十三」も!



「じゅうそう【十三】

 大阪市淀川区の地名。

 阪急各線が分岐する鉄道交通の要衝。

 駅周辺は繁華街。」



だそうです(笑)



(「分岐」する、は、

 梅田側からの視点ですね。

 『広辞苑』は梅田中心主義(笑))



もうすぐ並びますから、

いろんなことばを調べに来て下さい!

------------------------------

◆本の森バックナンバー・web版蔵書検索

http://orange.zero.jp/hmasui.wing/hon/hon_index.htm