件名: 【本の森メルマガ】選ぶ根拠
日時: 2017年10月12日 7:35

遠足、体育大会。
秋の行事が続きます。
三年生にとっては、
これがいよいよ最後の行事かな。

世間は選挙一色になってきました。
授業中も選挙カーからの声が。

三年生の中には、
投票権を手にしている人もいるでしょう。
投票に行きますか？
それとも、その日、模試？

行くとしても、
どうやって選べばよいのでしょう。
今は投票権のない人も、ちょっと考えてみてください。

まずは、新聞を読む。
市民の政治への参加は、新聞の発達と共に進んできました。
新聞は、人々を市民にするためのメディアだったといってもいい。
今もなお、新聞にはその力があります。

ほんとうは、
一つの新聞だけではなく、
いくつかの新聞を読み比べるのが理想です。
図書館にも新聞があります。
（入ってすぐの左手）
ぜひ、手にとって〈眺めて〉ください。

新聞の強みは、
〈眺められる〉ことにあります。
新聞は一種の〈マップ〉です。
意見の根拠や現実性を比べて・考える。
活字はこういった思考に適しています。

一方、
ネットという媒体も有効です。
インターネット選挙運動も解禁になりました。
（総務省）
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo10_index.html

みなさんにはこちらのほうがなじみがあるかもしれません。

ある候補者の発言をじっくり聞いたり、読んだり、
以前の発言や、発言の整合性をたしかめたりするのには、
パワーを発揮します。

それぞれの特徴をうまく利用して、
考える根拠を見いだしましょう。


いろんな人が暮らす社会全体を、
そして、
いろんな人が生きてきた過去
生きていく未来を、
見渡し、考えようとする態度が必要です。

この社会でともに暮らす人すべてに
選挙権があるわけではありません。
意義ある一票を投じてくださいね。


（参考サイト）
●ボートマッチ
立候補者と同じ設問に答え、
自分と立候補者の考えの一致度を
知ることができる。
https://vote.mainichi.jp/48shu/

●街頭演説動画丸見えマップ
（満18歳未満は投稿できない）
https://charity-japan.com/event/6754


（図書館にある関連本の一部）

『「18歳選挙権」で社会はどう変わるか』（林大介）
『あした選挙へ行くまえに』（池上彰）
『18歳からの選挙Ｑ＆Ａ』（全国民主主義教育研究会）
『18歳選挙世代は日本を変えるか』（原田曜平）
『18歳選挙権ガイドブック』川上和久



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