当院の分娩・妊婦健診の特色

◎当院の分娩

当院は自然分娩を原則としています。

無痛分娩などを否定するつもりはありませんが、
「長い時間をかけて洗練された生命の仕組みには無駄がない」と考えています。

陣痛は辛いことも多く、とても不安に感じる方もいらっしゃるかも知れません。
しかし分娩進行中に「陣痛は自分を苦しめる敵ではなく、赤ちゃんを産み出してあげるための身体の精一杯の頑張りなんだ」
と思い到ってポジティブに陣痛を乗り越え、出産された方々のたくましい表情を見ると
過剰な医療介在は避けた方がいいと痛感します。

もちろん全てを自然任せにするわけではなく、最終的には母子の安全が最優先ですので、
分娩経過をよくみて必要十分な医学的介助をすることもあります。

また当院は分娩数に比べて助産師数が多く、分娩中はより親身に付添うことができ、
分娩後も哺乳や育児の相談に丁寧に対応できることも特色です。



◎当院の妊婦健診

当院では特に早期早産(22週0日〜31週6日)を減らすことを悲願として妊婦健診をしています。

早期早産児は、新生児医療が進歩した今でも死亡率や後遺症率が格段に高く、
もし早期早産に到った場合、妊娠当初にご夫婦が思い描いていた生活と全く違うものになってしまうこともあります。

当院では一人でも多く早期早産を未然に防ぎたいと考え、
開院以来、毎回内診して子宮口やおりものをチェックし
子宮収縮抑制剤投与や生活指導、膣炎治療などに注力し、
かなりの数の早産を未然に防ぐことができたと自負しています。

もちろんまだ現代医学では完全に防ぐことはできないため、産科医療の進歩を取り入れつつ
「早産を減らす産婦人科」としてこれからも真摯に健診をいたします。



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