西伊豆 達磨山からみた富士


西伊豆の「深海魚とタカアシガニの町」戸田(へだ)を東から見下ろす山、達磨山(だるまやま)。
伊豆の天城山系には万二郎山、万三郎山がありますが、実はこの達磨山の別名が万太郎山。
かつては天狗三兄弟(万太郎・万二郎・万三郎)の棲家だったとか。
982mの山頂からは、富士山だけでなく天城や箱根、愛鷹、遠く静岡焼津方面まで360度のパノラマ絶景が見られます。


戸田の町から見た達磨山

画面ほぼ中央のピークが達磨山。
50万年ほど前は達磨火山と呼ばれる大火山がでしたが、カルデラ陥没したり浸食されたりで
今は外輪山の一部しか残っていません。戸田の町はカルデラ陥没した内部にあたります。
箱根に例えると、この図は仙石原から周囲の外輪山を見上げているようなものです。

戸田峠や達磨山レストハウスなどに駐車して山頂へ。登山道はとても整備されています。


達磨山山頂に向かう道からの写真です。左下に戸田(へだ)の町、右側に富士山が見えます。

達磨山山頂から見た富士。


もう少し大きく写します(笑)

金冠山(アンテナのある山)越しに見た、駿河湾・愛鷹山系・富士山。


たまにはこんな構図も。

第1宝永火口と宝永山も少し見えています。画面右下の愛鷹山系のピークは越前岳。
越前岳のページへ


「富嶽百景」のページですが、達磨山山頂からは他の景色もよく見えるので番外編。
まずは箱根側

画面最右上のやや低めの2コブが箱根の二子山、その左にある2コブは高い方が神山・低い方が駒ヶ岳。
駿河湾に浮かぶメロンパンのような島は淡島です。
淡島の奥側にある低山の連なりは、私が愛する「沼津アルプス」。

戸田の町もよく見えます(このページの一番上の写真と対になります)。

ついでに天城山系も。

この山を越えて下田方面に行くのが「天城越え」。
一番高いピークが万三郎岳、その左隣のピークが万二郎岳。
画面左側の丸みを帯びたきれいな山は遠笠山(とおかさやま)。


番外の番外になりますが、遠笠山からみえる伊東市が面白いので出してみます。

最前のコブのような山が矢筈山(やはずやま)、その右斜め前の薄緑のおもちゃのような山が大室山、
画面最奥の小さなコブが、ツツジで有名な小室山(小室山の相模湾側には日本有数のゴルフコースの川奈)。
矢筈山と小室山の間にある湖が一碧湖(いっぺきこ)昔の火口に水が貯まってできたマール地形です。
この狭い地域に火山跡が密集しています。
伊豆東部火山群


冬の風景も出してみます。

やっぱり緑の方がきれいですかね。

((おまけ))天城山系で本当によく出会う鹿達

君たち、人に慣れ過ぎや。


冬でもいます

こんなに寒い中、野生動物は大変ですね。


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