1.サービスを落としきれていない場合
|
|
/usr/local/apache/bin/apachectl stop
でうまくサービスを落とせない場合、killコマンドで強制的に落とすことも考える。
ps afx | less
で httpd または httpsd の pid を調べて、(例:pid=21449)
kill -kill 21449
とする。
kill -Q 21449
というような "-Q" というのもあるらしいが情報不足でよくわからない。
kill コマンドで強制終了した場合、“2.古いpidファイルが残っていないか”の対処も行ってサービスを再起動する。
|
|
2.古いpidファイルが残っていないか
|
|
サービスは落ちているのにまだサービスが生きているかのようなメッセージで起動できない場合、古いpidファイルが残っていることが原因であることがある。
(パス例)
http |
/usr/local/apache/logs/httpd.pid |
https |
/usr/local/apachessl/logs/httpsd.pid |
というようなファイルが存在しているかどうか確認する。
サービスが起動していない状態でも、このファイルがあるとシステムはサービスが起動していると勘違いして、サービスを起動してくれないのでファイルを削除する。
それからサービスを起動しなおしてみると(コレが原因の場合)起動できるようになっている。
サービスのプロセスを強制終了などした場合によく発生する状況である。
|
|
3.ログファイルが巨大化しすぎている場合
|
|
(パス例)
http |
/usr/local/apache/logs/access_log
/usr/local/apache/logs/error_log
|
https |
/usr/local/apachessl/logs/httpsd_error_log
/usr/local/apachessl/logs/httpsd_access_log
|
のファイルサイズを確認する。(実ファイルパスは環境次第)
数MBくらいどうということは無いが、数十MB、数百MBとなるにつれてアクセス自体が重くなってきているはず。
GB(ギガバイト)とかまでのサイズになってたらそれが原因で止まっている可能性は高い。
特に、再起動しても起動が出来ていない(又はすぐに止まってしまう)状況では疑わしいものの一つ。
HDD性能(読み書き速度)やメモリサイズ等の環境により、どのくらいのサイズでどのくらいの影響が出るのかは全然違ってくる。
要はちゃんとログローテートをかけておけということですね。
|
|
4.ネットワークカードがオフになっている場合
|
|
(パス例)
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1
等のファイルにネットワークカードの設定が記述されている。
2つあり、両方動作している場合は大概WEB(グローバル)とLANではないかと。
それらのファイルの中には
IPADDR=222.222.22.222
とか
IPADDR=192.168.1.22
とか書いてあるので、その情報を元にどのネットワークカードをオンにするのか調べる。
上記例でWEB側ネットワークカードをオンにしたい場合は“IPADDR=222.222.22.222”と書いてある方を選ぶ。
例では eth0 が対象とする。
場合によっては非常に危険なので注意!
|
※切断するネットワークカード以外から接続していることを確認すること!!
※接続しているネットワークカードをオフにしたらサーバにアクセスできなくなる!!
※二系統以上の回線で繋がっているサーバにのみ行ってよい!!!
|
|
/usr/local/apache/bin/apachectl stop
/etc/sysconfig/network-scripts/ifdown eth0
/etc/sysconfig/network-scripts/ifup eth0
/usr/local/apache/bin/apachectl startssl
|
※切断するネットワークカード以外から接続していることを確認すること!!
※接続しているネットワークカードをオフにしたらサーバにアクセスできなくなる!!
※二系統以上の回線で繋がっているサーバにのみ行ってよい!!!
|
ちなみにリモートでアクセスしているのでなければネットワークカードを切っても別に問題ない。
また、リモートでもオフとオンのコマンドを同時に(コピペで)入力すれば実際に接続が切れる前に両コマンドを送れるのでうまくいくこともある。ただし、うまくいかなくても全くおかしくないので最悪の場合の対処として考えておくべき。
ネットワークカードのオン/オフ切り替え後から有効になるまでは多少のラグがある(数秒〜十数秒くらい?)。
|
|